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27

Dec

【ゾンビランドサガ】源さくらの魅力と謎に迫る! 噂の「どやんすボディ」とは? #ゾンビランドサガ

サガロックで見せた涙の意味

出展 : ©ゾンビランドサガ製作委員会 : TVアニメ「ゾンビランドサガ」公式サイト

7話でフランシュシュが見せたサガロックでのパフォーマンスは、最終回のライブと同等かそれ以上に盛り上がりを見せ、『ゾンビランドサガ』における代表的な名場面の一つとなりました。
アイドルアニメ史上においても、ここまでバズったライブシーンはそう多くはないでしょう。

そのライブの最後を飾ったのは、さくらが流した涙でした。

6~7話は純子と愛のアイドル観の違い、すなわち昭和と平成のアイドルの違いをテーマとしたエピソードで、サガロックのステージもその2人がトラウマや苦手を克服し最高のパフォーマンスを見せる姿がメインに描かれていたため、さくらはどちらかというと脇のポジション
それだけに、「目覚めRETURNER」を歌い終えた後にさくらが1人だけ顔を押さえて号泣する姿は意外でした。

彼女は何故、泣いていたのでしょう。

ライブが無事に終わり、たくさんの観客から拍手喝采を受け、感極まって涙した……と考えるのが最も妥当ではあります。

さくらにとって、このライブまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。
初ライブはさくら以外の全員が意識なきゾンビの状態で行うことになり、メンバーが目覚めて以降も幾度となく巽から無理難題をふっかけられ、終始綱渡り状態。
アイドル経験者の愛や純子から「ゾンビがアイドルなんてできるわけない」「アイドルは即席では無理」と言われながらも、誰より率先して練習し、メンバーみんなに声をかけ続け、鈍臭いながらも懸命にフランシュシュをまとめていました。

そういった苦労が、大舞台であるサガロックでのライブという最高の形で報われたのですから、胸がいっぱいになるのは当然です。

ただ、さくらが見せた涙は単にライブを成功させることができた達成感だけではないように感じられます。

フランシュシュのメンバーは時代やジャンルこそバラバラながら、その道のエキスパートばかり。
志半ばだったとはいえアイドルになって頂点を極めた純子や愛、子役として全てのチャンネルでゴールデンの主役を張ったリリィ、レディースチームで九州制覇を実現させたサキ、花魁として新選組の前身集団である壬生浪士組をもてなしていたゆうぎり……と、生前の生活が一切明かされていないたえを除き、どのメンバーも大きなことを成し遂げています。
それに対し、さくらは生前に大舞台の経験がなく、「アイドルになりたい」という新たに芽生えた夢にはチャレンジさえできず死んでしまいました。

病的なほどの「持っとらん」属性持ちである彼女は、努力に見合った成果を挙げた経験が全くなく、成功体験の欠如は顕著。
だからこそ、成功を味わったことに人一倍感動したのかもしれません。

7話の時点では生前の記憶がなかったため、アイドルになりたいという夢が叶って思わず嬉し泣きした……という解釈は難しいでしょう。
ただ、生前の記憶が頭の中にはなくても、心のどこかに何も成し得ないまま絶命した無念や「報われたい」という想いが残滓としてあったのだとしたら、その小さい記憶の欠片が涙となって溢れ出たのかも知れません。

もしそうなら、あの場面のさくらの涙はとても切なく、そして美しい涙ではないでしょうか。

プロフィール秘匿の謎

出展 : ©ゾンビランドサガ製作委員会 : TVアニメ「ゾンビランドサガ」公式サイト

アイドルアニメである『ゾンビランドサガ』は、各メインキャラについて詳細まで公式サイトで明らかにしています。
しかし、何故かさくらだけは「2008年没」以外の全ての情報が伏せられていました。
主人公のプロフィールだけが隠されているというのは、かなり異例です。

しかもさくらの場合、フランシュシュの誰よりも早く(というかアニメ史上最短で)死亡シーンが流れたキャラ。
にもかかわらずプロフィール上では死因さえも長らく伏せられていたため、視聴者の間では「本当は違う死に方だったんじゃ?」「まさか夢オチ?」などと様々な憶測が飛び交いました。

結局、11話の放送後にさくらのプロフィールは全て公開されましたが、その中に意外性のある情報はなく、何故秘匿されていたのかは不明なまま最終回が終了。
数多くの謎を残している『ゾンビランドサガ』ですが、この「さくらのプロフィール秘匿」もその中の1つと言えます。

一応、趣味の欄の「アイアンフリルのおっかけ」に関しては、11話で明らかになったさくらの生前のエピソードに関連してくる事項なので、11話放送まで隠されていた必然性はあります。
ただし、さくらの趣味には他にも「お菓子作り」と「パズルゲーム」がありますし、「アイアンフリルのおっかけ」を隠したければこの一文だけを表記から外せばいいだけの話で、プロフィール全体を伏せていた理由にはなりません。

公開プロフィールと作中でのさくらの記憶を連動させ、記憶が蘇ったタイミングでプロフィール公開……という流れだったのかもしれませんが、さくらの記憶が蘇ったのは11話ではなく10話のラストなので、公開のタイミングは10話終了後の方が自然です。
あえてさくらのみプロフィールを隠すことで視聴者に想像の余地を与え、終盤を盛り上げようとしたと解釈することも可能ですが、根拠は全くないので想像の域を出ません。

つまり、謎です。

今後、境監督のインタビューなどで明らかにされることを期待しましょう!

まとめ

終盤のネガティブなさくらはそれまでの彼女とは全然違っていて、特に最終回で他のメンバーが「さくらのここが立派!」な会話で盛り上がった直後に見せた、あのゾクゾクするような冷え切った目は凄かったですね。
直前のたえの感動的な行動や、直後のゆうぎりのビンタも含め、いろんな意味で名シーンでした。
アイドルになるという夢を叶えたさくらが今後どんな成長を見せるのか、ぜひ見てみたいですよね!

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