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27

Apr

【葬送のフリーレン】デンケンが愛される理由を徹底検証! アニメ1期以降もかっこいいシーン満載【ネタバレ】


(画像引用 : アニメ『葬送のフリーレン』公式サイト https://frieren-anime.jp/

大人気アニメ『葬送のフリーレン』より、一級魔法使い試験を盛り上げたおじいちゃん魔法使いのデンケンを大特集!
彼が多くのフリーレンファンに愛されている理由を徹底検証。声優情報や名言などもまとめて紹介します!

デンケン キャラクター概要


(画像引用 : アニメ『葬送のフリーレン』公式サイト https://frieren-anime.jp/

一級魔法使い選抜試験に参加した二級魔法使い(試験に合格し一級魔法使いに昇進)。
この時点で年齢は77~78歳。
北側諸国の宮廷魔法使いとして長らく実績を積んできた人類最高峰の魔法の使い手です。

ボリュームたっぷりに伸ばした顎髭と湾曲した口髭、オールバックの髪、太い眉毛と全体的に毛量が多い爺様。
左目に片眼鏡を掛け、宮廷魔法使いらしく普段はローブを着用しています。

平民出身の叩き上げの軍人で、20代半ばで貴族出身の妻レクテューレを亡くし独り身となってからは故郷の北部高原を離れ、権力争いに勝ち抜き現在は国をも動かせる地位に上り詰めました。
経歴から「権力欲の権化」「老獪な人物」と評される事があるものの、実際には権力への執着はそれほど強くはなく権力闘争にも内心ウンザリしていた模様。
その際に自分より優れた魔法使いが失脚していく様を幾度も見届けていた為、魔法使いに必要なのは実力以上に人心掌握術との持論を抱いています。

性格はかなり慎重で、自分の命も他者も大事にするタイプ。
一方で目的の為ならどのような無茶でも実行する熱い心を持っており、その意志の強さで何度も危機を乗り越えてきました。
また非常に面倒見が良く、若い世代に対しては小言を言いながらも親切に接しており、時に甘やかす事も。

主な使用魔法は「竜巻を起こす魔法(ヴァルドゴーゼ)」「風を業火に変える魔法(ダオスドルグ)」「裁きの光を放つ魔法(カタストラーヴィア)」など。
大技を駆使し広範囲攻撃で畳みかけ、敵の魔力切れを狙うオールドスタイルな戦法を得意としています。
また豊富な経験と鋭い洞察力に裏打ちされた分析力から、集団戦において作戦の立案と指揮を担う事も出来ます。

担当声優は斉藤次郎(さいとう じろう)さん。

ケンユウオフィスに所属している男性声優。
1999年に声優デビュー。洋画吹き替えを中心に活動し、アニメ・ゲームにも数多く出演。主に脇役で各作品を支えています。
代表作は公孫龍(キングダム)、レオル(HUNTER×HUNTER)、オオロンブス(僕のヒーローアカデミア)、テオ・マガト(進撃の巨人)、ベルトウェイ(バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ)など。

魅力があり余っているギャップおじいさん


(画像引用 : アニメ『葬送のフリーレン』公式サイト https://frieren-anime.jp/

2022年に行われた『葬送のフリーレン』第1回公式人気投票において最も健闘したキャラと言えば、間違いなくこのデンケンでしょう。
断頭台のアウラ、ザイン、ハイター、ユーベルらを抑え堂々の7位にランクイン。
『葬送のフリーレン』を読んだ事がなかった人にしてみれば、このご立派お髭のおじいちゃんがどうしてここまで人気キャラなのか理解に苦しんでいたかもしれません。

しかしアニメ化によって多くの人が彼の魅力を知る機会を得ます。
以降は本作の名物キャラの1人として、デンケンの名は日本中に知れ渡る事になりました。

彼の魅力の根源となっているのはギャップです。
そのギャップが生み出すのは意外性だけでなく、時に笑いを、時に微笑ましい空気を提供してくれます。

デンケンが本作に登場したのは第37話(アニメでは第18話)。
その際に「血みどろの権力争いに勝ち抜き、宮廷魔法使いの座に就いた海千山千の老獪さを持つデンケン二級魔法使い」と試験官から評され、そのビジュアルもあって老練で嫌らしいタイプ(噛ませ犬)という印象を抱く人が多かったかと思います。
実際、一次試験でフリーレンと戦った際にはそのイメージのままでした。

しかしフリーレンに敗北後の彼は、想像の斜め上を行き始めます。
一次試験の期限が迫る中、魔力切れで魔法も使えなくなってしまった彼が採った選択は、合格条件である隕鉄鳥(シュティレ)の肉体言語による強奪。
既に不合格が確定していたパーティに対し、魔法使いでありながら殴り合いを挑むという信じ難い行動に出ました。

しかも見事勝利。
二次試験でも仲間に協力を呼びかけるという、合理的ながら一流魔法使いにしては堅実すぎる戦略を訴え、想像とは少し違う人間像を見せました。

そして、それ以上に意外だったのが一次試験でパーティとなったリヒター、ラオフェンとの関係です。
口の悪いリヒターからは何度も嫌味を言われますが、怒るでもなく寧ろ若い頃の自分と重ね穏やかに接し、彼が二次試験で落ちた際にはわざわざ店を訪れ慰めの言葉までかけていました。
更にラオフェンに至ってはまるで本当の孫のように接し、その微笑ましい光景に多くの読者・視聴者は目尻を下げました。

ラオフェンとの関係は特にアニメファンの心を掴んだようで、第二回人気投票ではラオフェンの順位が40位→19位と大幅アップ。
1キャラ1人1票のみ集計Ver.では13位に入りました。
デンケンは12位と少し下がりましたが、恐らく彼は自分の事よりラオフェンの飛躍を喜んでいる事でしょう。

一級魔法使い試験編以降も活躍


(画像引用 : Amazon)

一級魔法使い試験編で予想以上の大活躍を見せたデンケンですが、彼の出番はここで終わりではありません。
寧ろここからが本番
作中屈指の人気を誇る黄金郷のマハト編において、デンケンは実質的な主人公とも言えるポジションを担う事になります。

黄金郷のマハト編はその名の通り、魔王軍の最高幹部である七崩賢の1人・黄金郷のマハトが登場。
七崩賢と言えば断頭台のアウラですが、マハトはそのアウラよりも上の実力を持ち、七崩賢の中でも最強。
実はフリーレンが負けた事がある11人の魔法使いの内の1人で、魔王が滅びた今も死んではおらず結界に閉じ込められている状態です。

一級試験の際にデンケンがラオフェンに語っていた故郷、北部高原の奥地こそがその黄金郷。
マハトの「万物を黄金に変える魔法(ディーアゴルゼ)」によって黄金に変えられてしまった悲運の城砦都市ヴァイゼの北にある村で、彼は妻のレクテューレと暮らしていました。

しかしそのレクテューレが若くして亡くなったあと、デンケンは一度も故郷に帰っていませんでした。
当時はまだ黄金郷に呑み込まれていなかったのに、職責や立場を理由に足を運ぶのを躊躇っていたのです。

本人はそんな自分を「薄情」と自嘲し、妻との関係も出世のための政略結婚だと語っていましたが、そこはギャップが売りのデンケン。
本心は全く違っていたようで、元々身体が弱かった彼女を治療するため遮二無二出世を急ぎ、間に合わなかった罪悪感と無力感から富や権力に対しても興味を失い現在に至ります。

そんなデンケンが一級魔法使いになった事で故郷に帰る事が出来るようになり、そこで因縁のある相手マハトと事を構えるのが黄金郷のマハト編。
フリーレン一行も一級魔法使いレルネンからの依頼でデンケンと合流し、共にこの最大の難敵と対峙します。

黄金郷のマハト編は原作コミックス9~11巻にわたって描かれた長編で、その全ての巻の表紙にデンケンが描かれています。
この事からも、デンケンがこのエピソードにおけるメインキャラだと示されています。

デンケンの魅力はこのエピソードを抜きにして語る事は出来ません。
いずれアニメ化されるのは確実ですが、その前に原作を読んでデンケンへの理解を深めるのも一興、彼のようにひたすら粘りアニメ化まで待つのもまた一興です。

デンケンのかっこいい名言・迷言集

(画像引用 : 『葬送のフリーレン』公式X https://twitter.com/FRIEREN_PR

その豊富な経験から、若い世代に向けて数多くの金言を残しているデンケン。
そんな彼の名言・迷言をまとめました!
なお、一級魔法使い選抜試験編(60話)までの範囲からの選出です。

たった三時間寝かし付けるだけ。ガキの御守りくらいできるだろう。

一次試験終でフリーレンチームと戦闘になった際、ラヴィーネ&カンネに対し殺意を見せるリヒターを窘めるように言ったセリフ。
冷酷かと思いきや自分だけでなく他者、それも敵チームの命をも大事にするその姿勢は意外でした。
彼にとって若い世代の子供たちは才能や能力の有無に関係なく、決して粗末に扱うべきではない存在なのでしょう。

魔法というものは探し求めているときが一番楽しい。それだけだ。

隕鉄鳥を巡りフリーレンと戦う事になった際に言い放った、ゼーリエから一つだけ望んだ魔法を授けられるという一級魔法使いの特権を全否定した理由。
これにはフリーレンも全面的に賛同し、「いいね。魔法使いはこうでなくちゃ。」と満足そうに微笑んでいました。

こういうとき宮廷魔法使いならどうすると思う? 最後まで醜く足掻くんだ。

フリーレン一行に敗れ、全員魔力切れと打ち手なしの状況で、リヒターとラオフェンに対し説いた言葉。
ただ、これは宮廷魔法使いと言うよりはデンケン自身の生き様で、それはこの後の黄金郷のマハト編における最重要キーワードになります。

殴り合いじゃぁぁぁぁッ!!!!

最後まで醜く足掻くという前述のセリフを証明するかのように、隕鉄鳥を確保しながら敗退が確定しているパーティに向かって肉弾戦を挑む際の掛け声。
この直前の「腹を括れ。男だろうが。」も合わせ、老獪な魔法使いという当初のイメージを見事に破壊したセリフとなりました。
同時に、デンケンというキャラの魅力を知らしめた名言でもあります。

野菜も食べんといかんぞ。

一次試験終了後ラオフェンと共にリヒターのもとを訪れ、50年前に妻と共に入った店で一緒に食事中、ラオフェンに向かって言ったセリフ。
リヒターの「完全にお爺ちゃんじゃねーか…」というツッコミが全てを物語っていますね。

魔法が楽しいものだったと久々に思い出せた。

一級試験終了後、フリーレンとの戦いを回想し弟子のフェルンに言伝を頼んだ際のセリフ。
直後、勇者一行のフリーレンに憧れ魔法使いになった事を述懐した事も含め、彼にとってフリーレンとの戦いが如何に有意義だったかがよくわかるシーンです。

まとめ

ビジュアルと設定だけを見た時には、まさかこんなイカしたキャラになるとは夢にも思いませんでした。
主人公のフリーレンが淡白な性格なので作品全体が穏やかなイメージを持たれがちですが、実は濃いキャラが多くデンケンはその筆頭とも言えます。

2期もしくは劇場版が発表されれば更に人気上昇する事間違いなし!
早くをアニメでマハト編を観たいですね!

 

 

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