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Dec

【ゾンビランドサガ】水野愛が平成のアイドルらしさを感じさせる7つの理由 #ゾンビランドサガ

出展 : ©ゾンビランドサガ製作委員会 : TVアニメ「ゾンビランドサガ」公式サイト

『ゾンビランドサガ』フランシュシュのメンバーで、かつてトップアイドルグループのセンターだった水野愛についてまとめました!
彼女の特徴や魅力、そして「平成のアイドル」らしさを感じさせる要素を徹底的に検証します!

水野愛(みずの あい)キャラクター概要

出展 : ©ゾンビランドサガ製作委員会 : TVアニメ「ゾンビランドサガ」公式サイト

『ゾンビランドサガ』のメインキャラクターの1人で、アイドルグループ「フランシュシュ」のゾンビ3号。
1992年3月7日生誕、2008年8月4日没(享年16歳)。
身長160cm、体重42kg、スリーサイズは81(B)/56/80。

髪型はショートで、黄色い花型の髪留めを複数散りばめており、ライブの時はその数が大幅に増えます。
普段の服装はブレザー型の制服で、就寝時には青ストライプのパジャマを着用。

生前は国民的人気を誇るアイドルユニット「アイアンフリル」不動のセンターとして活躍していた平成のトップアイドル
佐賀の鳥栖スタジアムで野外ライブを行っていた最中、落雷の直撃を受けてしまい黒焦げになって死亡するというショッキングな人生の終焉を迎えました。

彼女の死に様は伝説となり、アイアンフリルはその後も「悲運を乗り越えたアイドルグループ」としてトップグループの座を保持。
一方、愛はゾンビとなって巽幸太郎(たつみ こうたろう)の結成したゾンビアイドルグループ「フランシュシュ」のメンバーとして活動することになります。

勝ち気な性格で、物事をハッキリ言うタイプ
巽の強引で場当たり的な発言に対しても動じることなく反論し、暴力的なツッコミにも臆さず反撃するほど。
しかし恐がりな一面もあり、死因である雷やそれを想起させるカメラのフラッシュなどにはかなり過敏な反応を示していました。(第7話「けれどゾンビメンタル SAGA」で克服)

生前にもアイドルとして活動していた経験から、アイドルの厳しさや困難さを人一倍把握しており、当初は急造な上にゾンビの集まりであるフランシュシュに対して否定的でしたが、アイドル活動に意欲を燃やす源さくら(みなもと さくら)の説得などもあり、もう一度トップアイドルになろうと気持ちを切り替え、日々厳しいレッスンを行っています。

フランシュシュ内では基本的に常識人のポジション。
自分と同じく急造グループに懐疑的だった元昭和アイドルの紺野純子(こんの じゅんこ)と行動を共にする機会が多く、6話「だってセンチメンタル SAGA」では昭和と平成のアイドル観の違いから激しく対立したものの、のちに和解しました。

アニメの担当声優は種田梨沙(たねだ りさ)

グループのセンターとしての矜持

出展 : ©ゾンビランドサガ製作委員会 : TVアニメ「ゾンビランドサガ」公式サイト

平成アイドルと昭和アイドルの大きな違いは、その編成にあります。

昭和時代のアイドルは基本的に少人数の編成で、多くても3名
特に1980年代前半はソロアイドルが隆盛を極め、1人で活動するアイドルが圧倒的多数を占めていました。

それに対し、平成のアイドルは大人数のグループが主流。
愛の所属していたアイアンフリルも5人編成でした。

また、それによってセンターポジションの見られ方も昭和と平成では微妙に異なります。

昭和の時代にもセンターという概念は存在していました。
グループの顔として中央に陣取り、その存在自体がグループの人気に直結するという役割も同じです。
しかし、昭和の頃はあくまで「一番人気のポジション」だったのに対し、平成におけるセンターは「大人数を束ねる座長」のようなポジションとなり、内外問わず注目を集める存在になりました。

愛は日本で最高峰のアイドルグループでセンターを務めた人間。
ファンからも、ファン以外の人からも、そしてグループのメンバーからも、羨望と同時に厳しい視線を向けられていたことでしょう。
彼女の勝ち気な性格は、そんな環境に負けないために作られていったのかもしれません。

努力でみんなを引っ張る

出展 : ©ゾンビランドサガ製作委員会 : TVアニメ「ゾンビランドサガ」公式サイト

平成と昭和では、努力に対する捉えられ方も大分異なります。

かつて週刊少年ジャンプが「友情・努力・勝利」を三大原則に掲げていたように、昭和において努力とは立派なもの、尊いものとして一般人の間では定着していました。
努力すれば褒められる、努力している姿を見せれば評価される……そういう時代だったのです。

そのため、努力する姿を見せるのが一種の宣伝にもなりましたが、それはあくまで一般的なケース。
トップアイドルの場合は凡人と同一視されてしまうことに繋がるためタブーとされ、努力する姿を誰にも見せないことが美徳とされていました。

一方、平成においては昭和時代の努力賛美の反動もあってか、一転して努力という言葉に苦手意識を覚える人が増えていきます。
「努力できるのも才能の1つ」というシニカルな言い回しも生まれるなど、努力するのが当たり前という時代ではなくなったのです。
そのため、努力を見せることがタブーとされていた時代とは打って変わって、メンバーを努力で引っ張るというリーダー像が確立されたのです。

平成のトップアイドルである愛も当然、努力する姿を隠すという考えはありません
フランシュシュでは首がもげるほど過酷なレッスンをしている姿を他のメンバーに見せることでプロ意識の高さ、アイドルの厳しさを示していました。

アイドル経験者としての責任感

出展 : ©ゾンビランドサガ製作委員会 : TVアニメ「ゾンビランドサガ」公式サイト

ネットとスマホの普及によって、YouTubeのような動画共有サービスやTikTokなどの動画共有アプリの活用が生活の一部になった人はたくさんいます。
こういった情勢において、アイドルにとって最大の武器となるのはダンスや振り付けです。

自分たちの踊る姿をテレビやネット動画を通じて見てもらい、それを真似したファンや一般人の動画が発信され、世界中に広がっていく。
それが現代におけるアイドルの理想的なブレイクの仕方です。
よって、どれだけファンにとって身近な存在になれるかが重要視されており、愛もそのことを強く純子に訴えていました。

ただ、リアル世界でこういった現代のアイドル像が確立されたのは2010年以降で、愛がアイドルとして活躍していたのは2000年代後半。
もし作中の時勢とリアル世界の時勢が一致しているならば、彼女が生きていた時代はまだ「身近さ」が最大の武器ではなかった可能性があります。
作中でも愛自身「私が生きてた時と今じゃかなり状況が違うみたい」と話しており、その可能性は低くはありません。

もしそうなら、愛も当初は現代のアイドル事情にかなり戸惑っていたのではないでしょうか。
6話で巽のパソコンを使って調べ物をしたのは3回目だと暴露していましたが、最初の2回はまず自分だけで現代のアイドルについて調べていたのは明白で、この時点で現状を把握・理解したのでしょう。

当初はフランシュシュの活動に懐疑的だったものの、やると決めた以上はアイドル経験者として自分がみんなを引っ張っていく――――そんな愛の責任感の強さが伝わってきますね。

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