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27

Apr

【ドラゴンボール】ピッコロのバトルシーンを回想! 大魔王時代からオレンジピッコロまでの全戦闘を紹介【ネタバレ】


(画像引用 : Amazon)

『ドラゴンボール』の人気キャラ、ピッコロのバトルシーンを大特集!
天下一武道会での悟空との激闘、ナッパやフリーザ、セルといった強敵たちとの死闘、更にはオレンジピッコロとなった劇場版での活躍など、ピッコロの戦いを全て振り返ります!

ピッコロ(マジュニア)キャラクター概要


(画像引用 : Amazon)

『ドラゴンボール』に登場するキャラクター。
龍族のナメック星人で、かつて地球を恐怖に陥れたピッコロ大魔王の生まれかわりとして第23回天下一武道会に「マジュニア」の名で出場。
その後はナメック星でネイルと融合、地球で神と再び一つになり、地球を守る戦士として数々の強敵たちと戦っています。

ナメック星人の特徴である緑色の肌、2本の触覚、尖った耳を持ち、地球人とはかけ離れた容姿。
身長226cm、体重116kgとZ戦士の中で最も体格が良く、例え腕が千切れても再生が可能で巨大化も出来ます。
主に白いターバンと肩当ての付いたマントを着用しています。

当初はピッコロ大魔王の意志を継ぎ世界征服を目論んでいましたが、孫悟空やその息子・悟飯との交流を経て邪悪な心はなくなりました。
元々は冷酷で威圧的でしたが、サイヤ人編以降はそういった面も徐々に薄れ沈着冷静な性格となり、ネイルとの融合後は泰然とした雰囲気を纏うようになっています。
常識人の一方で対人関係やユーモアの理解は苦手のようで、特に子供相手にはいつも手を焼いています。

担当声優は古川登志夫(ふるかわ としお)さん。

青二プロダクションに所属する男性声優。
1960年代に俳優活動を開始し、1974年に声優デビュー。1981年より開始した『うる星やつら』諸星あたる役で大きく知名度を上昇させ、以降長年にわたり声優界の大物として活躍を続けています。
2017年放送「人気声優200人が本気で選んだ!声優総選挙!」では第9位に選ばれました。
その他の代表作はカイ・シデン(機動戦士ガンダム)、空豆タロウ(Dr.スランプ アラレちゃん)、シン(北斗の拳)、篠原遊馬(機動警察パトレイバー)、ねずみ男(ゲゲゲの鬼太郎)、鬼滅の刃(半天狗)など。

ピッコロ大魔王の声は青野武(あおの たけし)さんが演じました。

VS悟空


(画像引用 : Amazon)

ピッコロの出自はかなり特殊です。

故郷のナメック星で異常気象が発生した際に宇宙船で地球へと流れ着き記憶を失ったナメック星人が、地球の神となる為に分離した悪の部分が独立した存在となって「ピッコロ大魔王」と名乗り、世界征服を目論むも亀仙人の師匠である武泰斗の「魔封波」によって電子ジャーに封印され、その後ピラフ一味によって復活。
再び世界を支配しようとしたところ孫悟空によって倒され、死ぬ寸前に卵を吐き出し自らの分身として残したのがピッコロという存在です。

普通に考えればピッコロ大魔王の息子という事になりますが、親子であると同時に分身でもある為、本人も「生まれかわり」という表現を用いています。
同一人物ではないですし、転生とも異なる若干ややこしい関係性ですが、「ピッコロ大魔王の記憶と意志を受け継いだ息子」と解釈するのが最も妥当でしょう。

よって悟空はピッコロにとって自分の父であり自分に等しい存在を倒した憎き相手。
世界征服を果たす上でも一番邪魔になる存在とあって、確実に戦える天下一武道会という舞台で悟空と対峙すべく第23回天下一武道会に出場しました。

一回戦でクリリン、準決勝でシェン(神が一般人の体を借りて出場)を下し、決勝の相手は因縁のライバルであり最大の標的でもある悟空。
実力伯仲の二人は互角の攻防を繰り広げ、様々な技の応酬が続きお互い消耗していきます。

悟空の自信に気圧されたピッコロは最後の賭けに出てフルパワーを解放(アニメ、ゲームでは超爆裂魔波という技名)するも、悟空に耐えられてしまい絶体絶命のピンチに。
しかし、かめはめ波を食らいながらも生き伸びたピッコロは口から光線を放ち(爆裂魔口砲)、油断していた悟空の右胸を貫いて立場は逆転します。

その後、悟空の両手両足を潰し身動きが取れない状態に追い込んだピッコロは、空中から気功波(魔光砲)で攻撃します。
爆発と共に悟空の姿が消えた事から粉々になったと解釈し、勝利を確信して歓喜の雄叫びをあげました。

しかし直後、今まで一度も使っていなかった舞空術で回避していた悟空が猛烈なスピードでピッコロを急襲。
腹部に体当たりを受けたピッコロは気絶し、そのまま場外へ吹き飛ばされ敗北を喫しました。

『ドラゴンボール』において、ここまで力が拮抗した両者によるバトルは意外とレアで、この戦いをベストバウトに推す人も少なくありません。

VSラディッツ


(画像引用 : Amazon)

悟空に敗れた後、ピッコロは一人修行に明け暮れていましたが、そんなある日突然現れたサイヤ人ラディッツに圧倒され恐怖を覚えます。
その後、ラディッツに手も足も出ず息子の悟飯を奪われてしまった悟空とタッグを組み、再び対峙する事になりました。

しかし、悟空と二人がかりでも全く歯が立たないほどの戦力差に2人とも防戦一方。
ついにはエネルギー波によって左腕を消し飛ばされてしまいます。

追い詰められたピッコロですが、彼にはとっておきの秘策がありました。
打倒悟空を掲げ、修行によって新開発した「魔貫光殺砲」です。

長い溜めが必要という弱点はあるものの、実力差がある相手の体をも貫ける強力な技。
ラディッツは凄まじいスピードでそれを回避しますが、その隙をついて悟空がサイヤ人の弱点である尻尾を掴む事に成功します。
それでもラディッツの命乞いを真に受けた悟空は尻尾を離してしまい形勢逆転、万事休す……と思われたその時、人質にされていた悟飯が突然閉じ込められていた宇宙船を破壊して出て来ました。

戦闘力1307という数字に動揺したラディッツは悟飯の体当たりをモロに受け、更に悟空に後ろから羽交い締めにされます。
悟空の覚悟を聞き入れたピッコロは、2発目の魔貫光殺砲で悟空ごとラディッツを貫き、宇宙からの侵略者を倒す事が出来ました。

ライバルとして激戦を繰り広げた悟空とピッコロが共闘するという激アツの展開、悟飯の覚醒、そして魔貫光殺砲という異質な技の登場もあってインパクトのあるバトルとなりました。
実は原作で魔貫光殺砲が登場したのはこの時のみ
アニメや劇場版ではこの後も何度か繰り出しています。

尚、この時のピッコロの戦闘力は通常時が408(重りを付けた状態だと322)、魔貫光殺砲の際には1330まで上昇しています。

VSナッパ


(画像引用 : Amazon)

ラディッツより更に強いサイヤ人が1年後に地球へやって来ると知ったピッコロは、迎え撃つ為の戦力として悟飯を鍛える事に。
甘やかして育てられお坊ちゃまだった悟飯を逞しくする為、血に飢えた獣がウヨウヨいる荒野に一人置き去りにします。
その後は自分の修行を行い、無事半年間生き抜いた悟飯に戦いを教えながらサイヤ人の到着を待ちました。

そしていよいよ2人のサイヤ人、ナッパとベジータが地球へ到着。
神さまの元で修行したクリリン、天津飯、ヤムチャ、チャオズと共に迎え撃ちます。

お遊びの前座として差し向けられた栽培マンによってヤムチャが犠牲になり、その後もナッパを相手にチャオズ、天津飯が次々と死亡。
ピッコロの作戦で尻尾を狙うも不発に終わり、ピッコロもナッパの一撃で沈みますが、多彩な動きと技でクリリンが健闘を見せピッコロも復帰。
その粘りもあり、死後界王さまの所で修行していた悟空がいよいよ到着という所まで近付いてきました。

スカウターで悟空の戦闘力を測ったベジータは危機感を抱き、ナッパに皆殺しにするよう命じます。
悟飯から予想以上の抵抗にあったナッパは逆上し、その悟飯に向け渾身の気功波を放ちました。

食らえば死は確実。
それを目の当たりにしたピッコロがとった行動は、身を挺して悟飯を守るという魔族には似付かわしくないものでした。

狼狽する悟飯にピッコロは「逃げろ」と告げ、最後に悟飯と過ごした半年間を「わるくなかった」と涙ながらに語り、命を落としました。

ナッパという絶望的な力の差がある化物を相手に、ピッコロは司令塔の役割も兼任しながらの戦闘となりました。
尻尾こそアテが外れたもののナッパの攻撃に移る際の隙を突く作戦はベジータも評価しており、頭脳派の一面も見せています。
加えて悟飯を庇うというドラゴンボール史に残る名場面もあり、最終的に死亡したとはいえピッコロが絡んだ戦いの中で最も記憶に残る一戦だったのではないでしょうか。

尚、この時のピッコロの戦闘力は通常時が1220、最大が3500(ジャンプ付録、大全集より)。
恐らく魔貫光殺砲で3倍まで跳ね上がった事を参考にした上での予測値だと思われます。

VSフリーザ


(画像引用 : Amazon)

フリーザ編のピッコロは界王さまのもとで修行していたため、長い間出番はありませんでした。

終盤、紆余曲折の末にドラゴンボールを集めた悟飯たちによって無事生き返り、ナメック星へ移動した際に戦闘力42000のネイルと偶然遭遇。
融合を持ちかけられ受理し、とてつもないパワーアップを果たしてフリーザと交戦中の悟飯たちに合流し、第二形態のフリーザと互角の攻防を繰り広げるなど想像以上の力を見せつけます。

しかしその後は第三形態となったフリーザに圧倒され、更には最終形態となった事でインフレについて行けなくなります。
それでも元気玉を作っていた悟空をサポートすべく不意打ちとは言えフリーザを吹っ飛ばすなど、最後まで貢献してみせました。

到着時にはベジータからボロカスに言われましたが、この時のピッコロはベジータは勿論ギニュー特戦隊と戦っていた時の悟空を遥かに上回り、初めて味方陣営でトップに立ちました。

VS人造人間20号


(画像引用 : Amazon)

故郷のナメック星が消滅し、再び地球に戻ったピッコロは未来からやってきたトランクスの助言を受け、人造人間の襲来に備え悟空・悟飯と修行する事に。
そしていよいよ出現した人造人間19号および20号を迎え撃ちます。

当初は超サイヤ人となった悟空が戦うも、心臓病の影響で劣勢に。
19号からエネルギーを吸われそうになった悟空を助けようとしますが、それを阻止しようと現れた20号の目から出るビームを食らい簡単に倒された……かと思われましたが、実は悟空を助ける為の芝居と判明。
その後現れたベジータが19号を破壊した後、逃げる20号の追跡に加わりました。

追跡中、背後から急襲してきた20号にエネルギーを吸われてしまいますが、気を抑える事で吸収される量を最小限に留め、20号のパワーアップを阻止。
そして一対一での戦闘を挑み20号を圧倒しますが、トランクスやブルマが現れた隙を突かれ、再び逃走を許しました。

VS人造人間17号・セル

(画像引用 : 『スーパードラゴンボールヒーローズ』公式X https://twitter.com/dbh_10th

20号(ドクター・ゲロ)による17号および18号の起動を許してしまったピッコロ達は、超サイヤ人となったベジータと18号の戦いを見守るしかなくなりました。

互角の攻防に思えた両者の戦いは無尽蔵のエネルギーを誇る18号が徐々に優勢となり、ベジータの腕を破壊。
それを見たトランクスが助太刀に入った事で乱戦となります。
ピッコロも続きますが17号に簡単にあしらわれ、惨敗を喫しました。

このままでは決して勝てないと悟ったピッコロは、神と融合し元のナメック星人に戻るため神殿へ向かいます。
当初は人造人間が真の悪かどうか判断がつかず迷っていた神ですが、人造人間以上に地球を危機に陥れる存在を感知し融合を決意。
地球から神はいなくなりドラゴンボールも使えなくなりましたが、ピッコロは凄まじい力を手にしました。

そのピッコロは神が世界の危機と見なしていた化物セルと遭遇。
悟空、ベジータ、フリーザ、更にはピッコロの気を持つセルを相手に駆け引きで勝ったピッコロは、本人の口から正体に関する情報を得ます。
しかし太陽拳を使われ逃げられてしまい、セルは潜伏しながら世界中の人々のエネルギーを吸収し強さを増していきました。

そんな中、突如人造人間たちがピッコロらの前に現れ悟空の居場所を聞き出そうとします。
ここで彼らを破壊すればセルに吸収され完全体になる事を阻止できる為、利害が一致。
ピッコロは17号と一対一で戦う事になりました。

スピードで勝る17号とパワーで勝るピッコロの総合的な戦闘力は互角。
しかしやはり無限のエネルギーを持つ17号がスタミナでは勝り、ピッコロが劣勢に立たされるのは時間の問題でしたが……そこに凄まじい数の人間のエネルギーを吸収したセルが現れました。

17号の吸収を防ぐべくピッコロはセルと戦い、強烈な気の光弾(激烈光弾)を放つもセルには通じず。
強烈なパンチで首の骨を折られ、最後は左腹部を撃ち抜かれ敗北しました。

17号とのバトルは決して長くはありませんでしたが当時かなりレアな互角の強さ同士の戦いで、大量のエネルギー弾を放ち一点に収束する技(魔空包囲弾)も人気が高く、ピッコロのベストバウトに推す声が多いようです。
実際、この時のピッコロは僅かな期間ではありますが作中最強キャラの一角となっており、大きな輝きを放ったのは間違いありません。

アニメ・劇場版での活躍

(画像引用 : 『スーパードラゴンボールヒーローズ』公式X https://twitter.com/dbh_10th)

『ドラゴンボール』の劇場版は20作以上作られていますが、ピッコロの見せ場はあまり多くはありません。
多くの作品でパターン化されており、悟飯のピンチに現れ中ボス級は倒すもののラスボス相手にはやられてしまう、かませ犬のような存在として描かれるケースが大半です。

ですが21作目として公開された『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』において、初めて劇場版でスポットが当てられました。

本作の騒動の発端となったのはレッドリボン軍。
かつての総帥レッドの息子であるマゼンタがドクターゲロの孫ヘドを騙し、最強の人造人間の開発に着手します。
その成果であるガンマ2号と戦い、奮闘虚しく倒されてしまいました。

しかし次の瞬間、ピッコロの体がオレンジ色の輝きを放ち覚醒。
神龍がもたらしていた変身能力が、追い詰められた事で開花したのです。

ピッコロ自ら「オレンジピッコロ」と命名したその状態でガンマ2号を圧倒。
その後マゼンタがセルのデータを元に作成した最恐の人造人間セルマックスとの戦いでは、圧倒的な巨躯を誇るセルマックスに対し巨大化して対抗しました。

このオレンジピッコロは作中でも上位に入る実力で、セル編終盤以降は悟空やベジータとかなり差を付けられていたピッコロですが、再び彼らに並ぶ事になりました。

また『ドラゴンボール』はアニメオリジナルのエピソードが多く、人造人間編の前に差し込まれたオリジナルエピソードでは劇場版『ドラゴンボールZ オラの悟飯をかえせッ!!』のガーリックJr.らと交戦。
『ドラゴンボールGT』では出番こそ少なかったものの、ベビーに寄生された悟飯と戦ったり、地獄から脱出できなくなった悟空を救うため自ら地獄へ赴いたり重要な役割を果たしています。

『ドラゴンボール超』では悟飯を鍛え直すシーンが多く描かれています。

まとめ

ピッコロは人気投票では常に5位くらいの位置にいて、安定した人気キャラという印象です。
悟空のライバルというポジションはベジータに奪われましたが、セル編までは一線級で活躍していて、なおかつ悟飯の良き師匠というのもポイント高いですよね。
『スーパーヒーロー』ではほぼ主人公のポジションに抜擢されて、またメインキャラとしての風格が戻って来た感じです!

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