もこっちとの距離感

もこっちと距離を縮めて以降、加藤さんもこれまでとは違う一面を見せるようになっています。
聖女の印象が強かった加藤さんですが、ツボに入った時には人をパシパシ叩いて笑い、不機嫌な時には結構露骨に態度に出すなど、人間臭い面が出てくるようになりました。

その変化は、もこっちより前から加藤さんと親しくしていた友人たちを混乱させるほど。
特にもこっちが謹慎になった際には、虚ろな表情で心ここにあらずといった感じになり、もこっちロスに耐えかね風夏に当たったりしていました。

もこっちに対する加藤さんの意識は主導的で、世話を焼きたいという気持ちが前面に出ていますが、それに対するもこっちの反応が素っ気ない際には不安を覚えています。
前述した大学の下見の際にも匂わせていましたが、もこっち謹慎時に送った心配メッセージに対しもこっちが「大丈夫だよ」と短文で返した際には「避けられてるのかな」と心中で呟くなど、寂しげにしていました。
そして直後、他の面々には返事さえしていないのを知ると、優越感からかとても嬉しそうに微笑んでいます。

恐らく加藤さんは、これまであまり他人から素っ気ない対応をされることがなかったのでしょう。
そのため、もこっちの陰キャ特有の反応を「怖がっている」ではなく「煙たがっている」と解釈しているのだと思われます。

その未体験の不安や歓喜は加藤さんの感情をかなり揺さぶっているらしく、以降もこっちに対し独占欲のような感情を抱いている印象を受けます。
伊藤（いとう）さんが謹慎中のもこっちに会ったと聞いたり、自分には電話をくれなかったもこっちがゆうちゃんと電話で話していたのを知った際には、かなり複雑そうな表情をしていました。

その後も、受験勉強にあたってもこっちが「無理をさせないとダメなタイプ」と判断するとやや強引に課題を課すなど、もこっちを自分と同じ大学に合格させるために教育ママのような行動に出ます。
うっちー同様、もこっちに蠱惑されているのかもしれません。

一方、もこっちにとって加藤さんは常に高嶺の花であり、かつて憎しみと憧れの対象としていたカースト上位の象徴的存在。
そのため、以前とは比べものにならないほど友達が増え、加藤さんとの距離も縮まりましたが、まだ壁を作っているように見受けられます。
加藤さん自身、それを強く感じているため、もこっちに対し「本心を話して欲しい」「本来の姿を見せて欲しい」と要求しており、もこっちもそれに応えようと努力していますが……まだまだ加藤さんに対しては対等の友人という意識を持てないのか、話しかけられると緊張している様子が随所に窺えます。

喪121「モテないし父親と出かける」で釣りに出かけ、釣果を友達に見せる際、もこっちは中学時代からの友達であるゆうちゃんには見栄を張り、最近親しくなったばかりのゆり＆真子には笑いを取ろうとしていました。

普通なら古くからの知り合いであるゆうちゃんにこそ自然体であるはずですが、彼女には中学の頃から一目置かれていると自覚しているのか、カッコ悪い所は見せたがらない傾向があります。
もこっちにとって、ゆうちゃんは「背伸びをしてでも親しくしたい人」なのです。

謹慎の際に加藤さんにだけメッセージを送ったのも「嫌われたくない」「まだそんなに親しくないから丁寧に対応しないと」という意思が反映されていると思われ、それはゆうちゃんに対する感情と共通している部分だと思われます。
ただ、ゆうちゃんほど気心知れた仲ではないので、まだ一緒にいて気が休まらないというのが実情なのでしょう。

2人の関係性は、まだこれからも大きく変化していきそうです。

まとめ

加藤さんの掘り下げが行われて以降、彼女に対するファンの反応も以前とは大分違ってきていますね。
聖女路線であって欲しかったファンもいれば、もこっちに変えられていく加藤さんを楽しんでいるファンもいて、彼女の出る回は波乱が多い印象です。
今やすっかりわたモテのメイン勢となった加藤さんなので、今後もいろんな意味でわたモテを揺さぶっていきそうですね！

わたモテ関連記事

・わたモテは本当に百合路線になったのか？徹底検証まとめ
・どうしてもこっちは女子にモテるようになったのか？ 検証まとめ
・うっちー（内笑美莉）というわたモテを変えた女子
・地獄へと落ちたキョロ充・キバ子（南小陽）を徹底解説！
・衝撃のゆりドン！陰キャの姫ゆりちゃんを徹底解説！
・ネモのまとめ！ネモクロ誕生までとこれから
・わたモテカップリングまとめ！
・アニメ2期の可能性を本気で考えてみた！
・吉田さんが本当にヤンキーなのかガチで考えてみた
・アニメ1期のまとめ！ぼっち時代のもこっちを振り返る！
・きーちゃんは本当にサイコなのか考察してみた！
・ゆうちゃんは本当に役目を終えたのか考察してみた！