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Sep

【わたモテ】アニメ2期の可能性はある!? 徹底検証まとめ #私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い #ワタモテ #わたモテ

出展 : Amazon.co.jp

ネット上で話題になっている『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』のアニメ2期が制作される可能性を徹底検証!
最初のアニメ化から5年以上が経過した現在、わたモテが再びアニメ界に殴り込みをかける日が来るかどうか、本気出して考えてみました!

アニメ化、停滞、そして再評価

出展 : Amazon.co.jp

マンガ家ユニット・谷川ニコによる『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』の連載が始まったのは、2011年8月のこと。
初連載作品『ちょく!』に続く作品としてガンガンONLINEでスタートさせた本作は、モテないし友達も少ない喪女の女子高生“もこっち”こと黒木智子(くろき ともこ)を主人公とした物語で、彼女がぼっちからの脱却を果たすべく奮闘・迷走する姿を描いた日常コメディです。

既にファンの間ではお馴染みの話ですが、わたモテが最初に受け入れられたのは英語圏の画像掲示板「4chan」
コミックスの第1巻(2012年1月発売)が出る直前の2011年12月頃に4chanで話題になり、その後「ふたば☆ちゃんねる」などでも人気を博し、ロングヒットへと繋がっていきました。

そしてコミックス3巻発売日の2012年12月22日、ガンガンONLINEはわたモテのテレビアニメ化を発表
累計発行部数もこの時点で100万部に到達しており、人気絶頂の最中、2013年7月より大沼心監督、SILVER LINK.制作によるアニメがスタートしました。

ファンからの評価は決して低くなかったのですが……結果としてアニメは大ヒットには至らず
放送後はファンの期待虚しく2期の発表はなく、やがてアニメ公式サイトの更新もストップしました。

アニメが大ヒットした作品は、その後もメディア展開が続いていき、注目度も維持されます。
しかし大ヒットとはならなかった作品は、なんとなくそのアニメが作品のピークと見なされてしまい、以降は停滞期に突入するケースが多いようです。

わたモテも後者のパターンで、アニメ終了後はファン以外からあまり注目されない状態が続きます。
ファンからの評価は8~9巻収録の修学旅行編以降は上昇傾向にあったものの、コミックスの売上などには反映されず、厳しい局面を迎えていました。

その流れが変わるきっかけの1つとなったのは、2016年4月に行われた千葉ロッテマリーンズとのコラボイベントです。
このイベントの際に描かれたコラボ漫画(10巻収録『特別編6』)が、野球ファンが数多く集う掲示板「なんJ」およびそのまとめサイトなどで頻繁に取り上げられ、ちょっとした話題に。
以降、なんJなどのネット上で「今のわたモテは面白い」「修学旅行編以降はキャラが増えて読み応えある」といった声が散見され、徐々に再評価されるようになります。

そして、バレンタインデーや卒業式、打ち上げなどの人気エピソードを収録した12巻が発売されると、通販サイト「Amazon」のレビュー数が300件を超える異例の事態に(Amazonのレビュー数は『ONE PIECE』で60件前後、『進撃の巨人』で100~150件、濃いファンの多い『HUNTER×HUNTER』でさえも200件前後)。
わたモテの再評価を裏付ける結果となりました。

ネット上での反響、コミックスの売上回復は追い風になる?

わたモテ再評価を裏付ける数字2つほど紹介します。
1つはコミックス(紙媒体のみ)の売上です。
情報サイト「書籍ランキングデータベース」で閲覧することができるPOSデータ(2013年~)やオリコンのデータを参考に、わたモテの人気の推移を見ていきましょう。

1巻~3巻はアニメ化の効果もあってロングセラーとなっており、オリコンで各巻25万部以上のセールスを記録。
4巻もPOSデータで23万部を記録しており、遜色ない売上を記録しています。

しかしそれ以降は5巻が13万部、6巻が11万部、7巻が8万部(POSデータ、以下全て同じ)と下落傾向にあり、その結果発行部数も絞られ、書店に並ぶ数は減っていきます。
高評価の修学旅行編を収録した8巻も6万部と下落は止まらず、11巻の時点では3万部にまで落ち込んでいました。

通常、コミックスの売上は巻が進むごとに落ちていくものではあります。
ましてアニメなどのメディア展開を終えた作品は新規ファンを取り込む機会がほとんどなく、電子書籍を購入する人も年々増えているため、紙媒体のコミックスはどうしても苦戦せざるを得ないのが現状です。
違法サイトの蔓延も少なからず影響していたのでしょう。

とはいえ、わたモテの5巻以降の減少はそれらを考慮してもやや大きく、作品としての寿命が迫っていたのは確かだと思われます。

そういった状況下にありながら、12巻は4万部以上を売り上げ、11巻から40%増!
13巻も4週間で約4万部を売り上げて、ほぼ同程度のセールスを記録しました。

3万部→4万部という数字だけを見ると、大して上がっていないようにも感じられます。
ですが、上記のように現在は紙媒体が非常に厳しい情勢で、アニメ化から長い年月が経過した作品がメディア展開なしで売上を回復させるのは至難の業
Amazonの電子書籍関連サービス「Kindle」の少年コミック売れ筋ランキングで1位を獲得するなど、電子書籍のセールスも着実に伸びていると予想されます。

そしてもう1つ、驚異的な伸びを見せているのがTwitterの「いいね」の数です。
谷川ニコ公式アカウントでは、わたモテの更新や単行本発売を知らせるツイートが投稿されていますが、そのツイートにされる「いいね」の数が飛躍的に伸びています。

・単行本発売
09巻発売  227いいね
10巻発売  304いいね
11巻発売  369いいね
12巻発売 1112いいね
13巻発売 2177いいね

・更新お知らせ
喪122  258いいね(モテないし3年生になる)
喪125  363いいね(モテないし遠足がはじまる)
喪126  485いいね(モテないしあだ名で呼ばれる)
喪128  635いいね(モテないし回る)
喪132  894いいね(モテないし先輩後輩の関係)
喪136 1101いいね(モテないし漫画を薦める)
喪138 1285いいね(モテないしモテないし大学に行く)
喪140 1889いいね(モテないしオープンキャンパスに参加する)

そして、ここからが本題です。
これらの状況、数字が果たしてわたモテのアニメ2期を後押しする材料になるでしょうか?

まず前提として、1期でセールス的な成功を収められなかったアニメが2期を制作される可能性は極めて低いということは念頭に入れておかなければなりません。
アニメを制作するにはかなりの額の資金が必要で、しかも2度目以降に関しては原作への宣伝効果も薄くなるため、それに見合うだけのリターン(円盤売上、グッズ売上等)が期待できる、もしくは資金の調達方法が確立している(遊戯施設とのライセンス契約など)場合にようやく実現すると推察されます。
それだけ2期制作はハードルが高いのです。

上記のように、わたモテのアニメは大ヒットとはなりませんでした。
よって、幾ら人気が回復傾向にあっても、2期制作は現実的じゃない……というのが現実的な意見でしょう。

しかしそうとは限りません。
何故なら、わたモテはただ単に再評価されているというだけではないからです。

注目したいのはTwitterの「いいね」の急増です。
これは読者層の変化を如実に表しています。
単にファンが増えただけではなく、これまでとは違うファン層を獲得していることを示唆している結果です。

つまり、現在のわたモテはアニメ化した当時とは全く違う結果を期待できるのです。

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