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【ゾンビランドサガ】二階堂サキはリーダーの素質があるか!? 検証まとめ #ゾンビランドサガ
実はちゃんと人を見ている
歯に衣着せぬ物言いで傍若無人、自分勝手に振る舞う人間。
サキにそんなイメージを持っている人は多いと思われます。
実際、ヤンキーなのでそういう所が前面に出ているのは否定できません。
しかし、サキは粗暴なだけの女ではありません。
実は意外と気配りが出来て、人をちゃんと見ています。
6話で愛と純子が衝突した際、サキは終始愛の心配に徹し、愛と接する機会を多く持っていました。
これは、ステージ上以外では気の弱い純子に自分が接すると、彼女が怖がって話を聞いてくれないという判断からと思われます。
この回に限らず、サキは純子にあまり話しかけていませんが、それも同様の理由でしょう。
逆にかなり気にかけているのがリリィです。
「ちんちく」と呼び積極的にイジるなどして、リリィを怒らせている場面が目立ちますね。
ここにも、サキのリーダーとしての素質が表れています。
リリィはグループ内で最年少。
しかも他のメンバーが10代半ば~後半なのに対し、リリィは12歳。
唯一の10代前半のメンバーです。
そんなリリィが孤立しないよう、積極的に話しかけているのではないでしょうか。
リリィが巽から奇妙な絡まれ方をした際や、愛から八つ当たりされた時には、率先してリリィを庇っており、サキがリリィを気にかけているのは明らか。
8話「GOGO ネバーランド SAGA」で、リリィが実は男の娘で死因は「髭が生えた自分にショックを受けたこと」と知った際には当初こそ笑い転げていたものの、その後リリィが男だろうと女だろうと構わないと訴え、リリィの特殊な事情にいち早く理解を示しました。
ゆうぎりに対しては「ゆうぎり姐さん」と呼び、年長者を立てるという接し方で一貫しています。
3話「DEAD OR LIVE SAGA」で、ゆうぎりが源さくら(みなもと さくら)に理不尽ビンタをかました際にも、「ゆうぎり姐さんの言う通りだ」と彼女を支持。
5話「君の心にナイスバード SAGA」でゆうぎりがガターザン(ガタリンピックの競技)に挑戦した時にも人一倍大声で応援していました。
これらの接し方は、ゆうぎりがグループ内で一目置かれる存在になるよう配慮しているように仕向けていると感じられます。
上下関係に厳しいヤンキー時代の経験が活きている、若しくはそれが染みついているのでしょう。
まとめ役であるリーダーはメンバーの個性を把握し、それぞれの性格に合った接し方をする必要があります。
これが最も重要な役割と言っても過言ではありません。
ガサツに見えるサキですが、この点に関しては他の誰よりも適性がある人物なのです。
真ん中の年齢
出展 : ©ゾンビランドサガ製作委員会 : TVアニメ「ゾンビランドサガ」公式サイト
リーダーというと、そのグループ内において最も発言権を持っている人が相応しいと思われがちで、最年長者をリーダーに推薦する人も結構います。
しかし、それが正しいとは限りません。
年長者に対しても厳しい意見を言うことが許されるからこそ、リーダーという制度に意義があるのです。
とはいえ、リーダーは周囲からそのグループを代表する人物と見なされるため、年少の子が務めるのは荷が重すぎます。
そういった観点から、リーダーは真ん中の年齢のメンバーが担うのが好ましいと考えられます。
サキは享年18歳で、フランシュシュのメンバーの中では29歳の山田たえ(やまだ たえ)、19歳の純子とゆうぎりに続く4番目の年齢。
年上が3人、年下が3人で、ちょうど真ん中です。
これも、彼女がリーダーに相応しい理由の1つと言えます。
また、真ん中の年齢がリーダーに向いている理由がもう1つあります。
負担の軽減です。
もし最年長のメンバーがリーダーになれば、そのメンバーには「リーダー」としての役割と「最年長」としての役割が同時にのしかかります。
非常に強い権限を持つことになり、責任も重大。
凄まじいプレッシャーでしょう。
しかもアイドルの場合、そこに「人気」という要素が加わります。
もし最年長かつリーダーのメンバーが一番人気になれば、グループ内はその人物の独壇場となり、極めてバランスが悪くなります。
逆に人気がなければ、発言力だけはあるのにアイドルとしての格は低い……という陰口を叩かれやすい存在になってしまうでしょう。
その点、真ん中であれば年上のメンバーがサポートしてくれますし、年下のメンバーから適度に尊敬も得られ、リーダーとしての格が保ちやすくなります。
責任も1人に集中しないため、負担は自然と軽減すると思われます。
サキはヤンキーなので根性があり、そう簡単に潰れるタマではありません。
でも、負担が少ない方がより良いパフォーマンスを発揮できるのは明らかです。
ステージ上の主役は愛や純子が担い、ゆうぎり姐さんが精神的に支え、さくらがメンバー間の潤滑油となり、リリィが明るさと無垢さを、たえが混沌と刺激をもたらす。
そんな面々をサキが持ち前の強引さと気配りで問答無用に引っ張る。
それがフランシュシュというグループなのでしょう。
まとめ
姉御肌のゆうぎり、アイドル経験者の愛と純子、メンバーに振り回されつつも中心的存在として頑張っているさくらなど、フランシュシュにはリーダーとしてやっていけそうな子が何人もいます。
それでも、サキがリーダーに一番相応しいというのが結論です。
9話のサキ回は過去の話がメインでしたが、サキ視点でフランシュシュの活動を追った回も観てみたいですね!
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