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30

Nov

【ゾンビランドサガ】紺野純子という平成の終わりにひょっこり現れた昭和アイドル #ゾンビランドサガ

「大丈夫。私がフォローしますから」の真相は?

アイドルブームを牽引するほどの人気アイドルだった純子にとって、自分がお手本としてきたアイドル、自分が実際に見せてきたアイドル像こそが絶対
その矜持は彼女の大きな武器ですが、融通の利かないその頑固さを「気難しい」と捉える視聴者も、もしかしたらいるかもしれません。
実際、そうかもしれないと感じさせるシーンもあります。

純子は歌唱力に関してはフランシュシュNo.1の実力を持っていて、そのパワフルなイケボは作中のファンのみならず視聴者をも魅了するほど。
しかし昭和のソロアイドルであった彼女は踊る機会がなかったため、ダンスに関しては素人より少し上手い程度
ダンス激戦の時代を生きていた愛とは大きな差があり、レッスン時には明らかに足を引っぱっていました。

そんな純子に対し、愛は「大丈夫、私がフォローする」と連呼します。
ダンスに関しては自分が一番という自負と責任感、そして優しさからの言葉なのは疑いようもなく、純子も当然そう受け取っているに違いありません。

ですが、純子にはたった1人で昭和のアイドル戦線を駆け抜けた実績とプライドがあります。
誰かにフォローされるのは慣れておらず、何より悔しいのです。
アイドルとして先輩でもある自分がフォローされる側というのは、純子にとって到底納得できるポジションではないでしょう。

本番であるサガロック当日、会場は雷鳴が響くような悪天候でした。
愛は生前、ライブ中に落雷によって死亡しており、雷にトラウマを抱えています。
そのため声は震えダンスもぎこちなく、ステージ上で思うようなパフォーマンスができません。

純子はその愛を持ち前のパワーボイスと迫力あるダンスでフォローし、「大丈夫。私がフォローしますから」と手を差し伸べました。

この純子の行動は、愛の「大丈夫、私がフォローする」という言葉がずっと引っかかっていて、「いいや、フォローするのは自分の方だ」という意趣返しにも似た気持ちで愛の言葉をそっくりそのまま返した……と解釈することも、もしかしたら可能かもしれません。
でも、純子の昭和アイドルとしての矜持はそんな安っぽいものではないように思えます。

7話で純子は巽から「心を開けば必ずあいつらはお前を助けてくれる。その時、お前があいつらにしてやれることを考えろ」と助言されました。
昭和のアイドルのままフランシュシュで活動させて貰う代わりに、純子が愛たちにしてやれること。
それは……自分が持っているアイドルとしての知識と経験、その全てをファンだけではなくメンバーにも見せ、伝え、導くこと――――純子はそう結論付けたのではないでしょうか。

純子はフランシュシュで唯一、元アイドルという肩書きを愛と共有している人間。
時代は違えど共にアイドル界を牽引した存在であり、その地位に上り詰め維持するための壮絶な努力も、責任も、誇りも、全て知っています。

そんな存在をフォローすることがどれだけ大きなことか。
フォローされるのがどれだけ悔しいことか。

そして、そのことを知っているのはあなただけではない。
あなたは独りじゃない。
生きていた時代は違うけど、自分も同じ。

純子は「大丈夫。私がフォローしますから」という言葉を通して、これらのことを愛に伝えたかったのではないでしょうか。

昭和アイドルとしての我を通した純子ですが、彼女は決して気難しくはありません。
大切なものを決して妥協しない強さと、大切なものを守る優しさとを備えた女の子なのです。

まとめ

決して傲慢ではなく、自分の歩んできた道に誇りを持って生きている人って凄く魅力的ですよね!
平成も残り僅かとなった2018年秋に純子というアイドルキャラが登場したことは、アイドルアニメの枠を超えてたくさんのアニメファンが記憶に残すと思います。
彼女の生き様、見習いたいですね。

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