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Dec

【ゾンビランドサガ】水野愛が平成のアイドルらしさを感じさせる7つの理由 #ゾンビランドサガ

普段の声と変わらない歌唱

出展 : ©ゾンビランドサガ製作委員会 : TVアニメ「ゾンビランドサガ」公式サイト

昭和アイドルと平成アイドルでは、歌唱スタイルの傾向が異なります。
昭和アイドルは個性を求められていたため、歌声に関してもそれぞれ個性を前面に打ち出していました。
ぶりっ子的な歌唱でアイドルらしいアイドルを極めていた人もれば、普段の声とは全然違うパワフルなボイスで魅了するアイドルもいて、それぞれ持ち味を発揮していたのです。

では平成のアイドルはどうなのかというと……地声とあまり変わらない歌声を披露する人が圧倒的に多い印象です。

これは単純に需要の問題で、アイドルに対し歌唱力や優れた発声を求めるのではなく、そのアイドルの等身大の歌声を求めるファンが多いからと思われます。
また、平成のアイドルは歌唱に関して特定の人物を突出させることに難色を示す傾向があり、良くも悪くも「全員が主役」というアプローチのため、ユニゾンが圧倒的主流なのもポイント。
ユニゾンによる合唱では個性的な歌唱は足並みを乱すことに繋がるため、自然と地声に近い歌声が一般的になったのでしょう。

愛もその例に倣い、クセのない歌声を披露しています。
歌唱力が低い訳ではありませんが、オーディエンスを圧倒するというタイプの歌い方ではなく、耳に心地良い歌を届けているという印象です。

地声に近いストレートな歌い方の愛と、普段の声とは全く違う歌声の純子。
歌唱スタイルの違いからも、平成と昭和の違いがハッキリと現れています。

平成ならではの優しさ

出展 : ©ゾンビランドサガ製作委員会 : TVアニメ「ゾンビランドサガ」公式サイト

ネットが普及しておらず、テレビや新聞から一方的に発信される情報を受け取るだけだった昭和を生きていた純子にとっては、自分がテレビなどで見てきたアイドルだけが真実でした。
それに対し、自分が調べたいことをいつでも調査できる平成を生きていた愛は、趣味の1つに「アイドル研究」とあるように、ネットなどを使って過去のアイドルに関しても幅広い知識を得ています。
そのため、純子に対して配慮した発言が目立ちます。

特に顕著だったのは6話で、現代のダンスについていけず遅れてしまう純子に対し、否定や叱咤ではなく「テンポ早いしね」と純子を下げない言い方をするなど、気遣いを見せます。
また、純子が「希望的観測はやめて謙虚に、堅実にやっていくべき」と訴えた際にも「わかるけど」ワンクッション置いた上で自身の見解を述べています。

これらの細かい気配りは、昭和のアイドルが現代のアイドルとは大きく違うと知っているからこそできること。
純子の意見が彼女の生きていた昭和においては正しかったと理解しているため、頭ごなしに否定せずに彼女を立てていると考えられます。
アイドルグループとして集団で活動してきた過去の経験も活きているのでしょう。

結果的に純子とは衝突してしまいましたが、愛の気遣いは彼女の言葉の端々から窺い知ることができます。
喧嘩っ早い性格で、トゲのある物言いをすることもあるので誤解されやすいタイプですが、根は優しい子なのでしょう。

嫌いな食べ物「炭水化物」

出展 : ©ゾンビランドサガ製作委員会 : TVアニメ「ゾンビランドサガ」公式サイト

愛のプロフィールによると、嫌いな食べ物は「炭水化物」とのこと。
低炭水化物ダイエットや糖質制限食が一時期流行っていたこと等から、「炭水化物=太る」という考えが愛の中にあると予想されます。
甘い物や脂肪ではなく炭水化物というところが平成らしいですよね。

ちなみに、愛のBMI16.41
身長・体重が不明なさくらを除き、フランシュシュの中では最も低い値です。
アイドルの中でもかなり痩せている方ですね。

また、好きな色がアイドルのイメージとは縁遠い「青」というところにも平成らしさを感じさせます。
自分を必要以上に作り込まない平成アイドルならではのプロフィールですね。

秀でた才能はない?

出展 : ©ゾンビランドサガ製作委員会 : TVアニメ「ゾンビランドサガ」公式サイト

6話では、非業の死を遂げた愛を偲んで制作されたネット上の記事が作中に登場していました。
そこには生前の愛がどのようなアイドルだったかを知ることができる記述があります。

「水野愛個人のアイドル像は、そこまで特別な存在ではないかもしれない。容姿、歌声、ダンス、パフォーマンス。どれをとっても努力で勝ち取ったであろう腕前の持ち主」という部分です。

所詮はこの文章を書いた人物の主観なので、必ずしも愛の本質と一致する訳ではありませんが……少なくとも5話「君の心にナイスバード SAGA」でガタリンピックに参加した際のパフォーマンスを見る限り、運動能力に関しては特別秀でている印象はありません。
初めてのチェキ会での一番人気が純子だったことから、容姿に関しても飛び抜けて優れているという訳ではなさそうです。

この「ズバ抜けた才能はないけれど国民的アイドルのセンターを務めたアイドル」というのは、まさにAKB48に代表される「平成アイドル」を象徴する部分です。
アイドルが神格化され、手を伸ばしても決して届かない憧れの存在だった昭和のアイドルとは違い、平成のアイドルは手を伸ばせば届く場所にいてくれる身近な存在とファンに思ってもらうことが肝要。
アイドルアニメも2010年以降はこの傾向が顕著で、それ以前は「磨けば光る原石がスターになっていく」という作品が多かったのに対し、「平凡な女の子がアイドル活動を通じて自分なりの輝きを手に入れる」という作品が主流になりました。

水野愛は、秀でた才能を持ったアイドルではないのかもしれません。
だからこそ誰よりも努力して、トップの座を掴み取るまで努力し続け、サクセスストーリーを成し遂げました。
そしてそれこそが、平成のアイドルに求められているアイドル像なのです。

まとめ

愛のアイドルとしての一番の魅力は「努力して乗り越えた時の笑顔」だと思います!
7話で雷への恐怖を克服し、「目覚めRETURNER」のラストの「カットイン」の所で決めポーズと共に満面の笑顔を浮かべた彼女は、それまでで一番輝いていました。
努力が陳腐な言葉だと言われるような時代だからこそ、平成のアイドルに求められるのは努力する姿なのかもしれませんね。

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