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Jun

【お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件】2期の可能性を徹底検証! 確率は99%!?


(画像引用 : Amazon)

2023年冬に放送された人気ラブコメ『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』の2期が制作される可能性を徹底検証!
円盤売上や配信実績、ストックの有無、制作会社の現状などから、続編が作られるかどうかを予想します!

積極的なプロモーションで放送前からファン獲得


(画像引用 : Amazon)

なろうアニメというと多くの人が異世界ファンタジー、それも異世界転生・転移を想像するかと思われます。
実際、なろうに投稿されている作品の大半がそのジャンルなのは今も変わりませんし、アニメ化された殆どの人気作は異世界転生・転移ものです。

しかし近年は、必ずしもこのジャンルばかりではなくなってきています。
特に若い世代や女性を中心に人気を得ているのが、ラブコメです。
漫画、アニメ、ラノベ……あらゆる二次創作エンタメにおける王道中の王道と言える大正義ジャンルですが、なろうで流行り始めたのは2010年代後半になってからでした。

そんな時期に投稿を開始し、圧倒的な人気を得てアニメ化されたのが『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』です。
なろうアニメのラブコメはあまり前例がなく、放送中にも本作をなろう作品と思っていなかった視聴者は結構多かったようで、SNSではそれを知って驚く人の声が毎週のように散見されました。

その『お隣の天使様』が放送されていた2023年冬クールは、未だかつてないほどのなろうアニメ激戦区となりました。

新規アニメだけでも、本作に加え『とんでもスキルで異世界放浪メシ』『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』『最強陰陽師の異世界転生記』『冰剣の魔術師が世界を統べる』『異世界のんびり農家』『転生王女と天才令嬢の魔法革命』『解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ』『齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定』『英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀~』『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』『人間不信の冒険者たちが世界を救うようです』12作品を放送。
更に続編として『防振り』2期、『魔王学院』2期、『神拾』2期、『進化の実』2期、『ダンまち』4期も放送され、全部で17作ものなろうアニメが放送される異常事態となったのです。

全てのなろう作品が同じジャンル、同じ作風という訳ではありませんが、これだけ被れば視聴者の競合は免れず、作品一つ一つの印象も薄れがち。
既にヒットしているアニメの続編はともかく、新作にとっては向かい風とも言える状況からのスタートとなりました。

しかしその中にあって、『お隣の天使様』は放送前から一歩リードしていました。

本作のアニメ化が発表されたのは2022年1月4日。
放送のちょうど1年前です。
この発表のタイミングは同クールの他のなろうアニメと比べ、早い方ではありますが特別早い訳ではありません。

しかし情報解禁は一番早く、アニメ化発表と同時に公式サイト及び公式アカウントの立ち上げ、メインスタッフとキャストの発表、ティザーPV公開を行っています。

・2023冬なろうアニメの「アニメ化発表日」→「公式サイト公開日」まとめ

2022/01/04 → 2022/01/04 お隣の天使様
2022/03/09 → 2022/03/09 英雄王
2021/12/24 → 2022/07/15 ツンリゼ
2022/07/26 → 2022/07/26 最強陰陽師
2022/07/26 → 2022/08/08 ろうきん
2022/08/12 → 2022/08/12 転天
2022/03/29 → 2022/08/26 のんびり農家
2021/11/21 → 2022/09/02 草食ドラゴン
2022/04/28 → 2022/09/22 冰剣の魔術師
2021/08/15 → 2022/10/11 人間不信
2022/07/20 → 2022/11/18 暗黒兵士
2022/10/29 → 2022/12/26 とんでもスキル

アニメ化が発表されてもその後しばらく何の音沙汰もなく、その結果アニメファンからあまり注目されなくなってしまう作品も少なくありませんが、本作は情報解禁のスピードに加え、公式アカウント公開直後からTwitterフォロー&ツイートキャンペーンやアニメ化お祝い企画を連続で実施し、作品に興味を持って貰えるよう尽力していました。
この積極的なプロモーションが奏功し、アニメ放送が始まる前にフォロワー数は10万人を突破。
これは、同時期放送の他のなろうアニメより遥かに大きな数字です。

そして1話目の放送が始まると、あまりに多いなろうアニメに視聴者が食傷気味な中、既に多くのファンを抱え差別化に成功していた『お隣の天使様』は放送終了後、見事にトレンド入りを果たします。
2話以降もファンの期待にしっかり応える内容で人気を更にアップし、フォロワー数は20万人を突破しました。

・2023冬なろうアニメの公式フォロワー数(2023年6月現在)

21.4万 お隣の天使様
*7.0万 転天
*5.3万 とんでもスキル
*3.0万 ツンリゼ
*2.3万 最強陰陽師
*2.1万 ろうきん
*2.0万 のんびり農家
*2.0万 人間不信
*1.8万 英雄王
*1.8万 草食ドラゴン
*1.6万 冰剣の魔術師
*1.5万 暗黒兵士

なろうの歴代ランキングで2位のポイント数を誇り、シリーズ累計発行部数も450万部で他を圧倒している『とんでもスキル』がこの数字に留まってしまったのは、アニメ化発表も情報公開も非常に遅かった事が大きな原因と思われます。
そういう意味でも、『お隣の天使様』の爆速プロモーションは非常に効果的だったと言えるでしょう。

円盤セールス&配信の両方で好調!


(画像引用 : Amazon)

アニメ放送前のプロモーション、そして内容の良さで多くのファンを獲得した『お隣の天使様』は、売上面でもめざましい成果をあげます。

近年のアニメが円盤(Blu-ray・DVD)の売上で苦戦しているのはアニメファンの間で周知の事実ですが、特になろうアニメに関しては2期が作られる人気作品でも円盤セールスはあまり高くない事が多いようです。
これは、なろうアニメの視聴者層が最大の要因だと思われます。
『転生したらスライムだった件』の成功以降、なろうアニメは若年層の視聴者がかなり増えており、この層は円盤の購入よりも配信での視聴を選択する傾向が強く、実際多くのなろうアニメが配信で上位にランクインしています。

この傾向は、なろうの人気ジャンルである異世界転生やファンタジーだけではなく、ラブコメ作品の『お隣の天使様』であっても例外ではありません。
ABEMAが発表した2023冬アニメ視聴数部門ランキングおよびコメント数部門ランキングで、本作はどちらも2位にランクイン。
2話以降に脱落した視聴者も極めて少なく、スタートダッシュの成功だけでなく内容が支持された結果の人気である事がわかります。

・お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 ABEMA再生数(2023年6月17日現在)

01話:243.0万再生(常時無料)
02話:*45.6万再生
03話:*46.3万再生
04話:*41.9万再生
05話:*41.5万再生
06話:*42.0万再生
07話:*37.8万再生
08話:*38.6万再生
09話:*37.1万再生
10話:*36.5万再生
11話:*35.5万再生
12話:*38.0万再生

ここまでなら、近年の人気なろう作品らしい数字と言えますが、『お隣の天使様』はこれだけに留まりません。
なろう系が弱いとされる円盤セールスも好調で、2023年5月に発売された第1巻は5500枚の売上を記録。
2020年以降、5000枚を超える売上を記録したなろうアニメはかなり少数なので、これは大健闘と言える数字です。

配信だけでも十分に2期を期待できる結果を残しましたが、円盤売上でも昔の2期合格ラインに到達。
よって、2期が制作される確率は100%……と言い切ってしまう事は出来ませんが(過去に大ヒットしたのに続編が作られなかったアニメが存在するため)、99%の確率で2期が実現すると言っても良いかもしれません。

原作ストックは問題なし! コミカライズとの兼ね合いは?


(画像引用 : Amazon)

売上面では全く支障がないと思われる『お隣の天使様』2期ですが、それ以外の面についても検証していく必要があります。
そこで次は、原作ストックに関して見ていきましょう。

基本的になろうアニメは、小説家になろうに投稿 → 書籍化 → コミカライズ(原作PV、ドラマCD作成)といった段階を経てアニメ化されます。
その為、アニメ化された時点で投稿開始から相応の年月が経過しており、原作ストックも豊富にあるケースが大半を占めています。

『お隣の天使様』も同様です。

1期では書籍版の4巻ラストまで映像化されましたが、現時点で8巻まで発売済なので、2期を作れるだけのストックはピッタリあります。
1期はかなり駆け足&カットで消化していたので、実際に2期が作られた場合はペースダウンする事はあってもアップする事はまずありません。
よって、ストック面では全く問題ないと言えます。

一方、コミカライズに関してはまだ2巻しか発売していません。
連載が始まったのが2022年とつい最近で、月刊連載という事もあり最新話でも原作小説の1巻(アニメ4話)までしか進んでいません。

近年のなろうのメディアミックスはコミカライズを重要視し、場合によっては原作の書籍化より先に漫画版の連載が始まる事もあります。
アニメ化に関しても、コミックスに最も効果が出るタイミングにする為に、進行具合を揃えたり放送時期とコミックス発売の時期を合わせたりする事も珍しくありません。

しかし本作はそういった形をとっていない為、アニメとコミカライズの進行は無関係です。
よって「漫画版がアニメ1期最終回の所まで進んだところで2期を始める」といった摺り合わせはなく、アニメ制作サイドのペースで2期が作られる事になるでしょう。

制作会社、スタッフの変更はない?


(画像引用 : Amazon)

『お隣の天使様』のアニメを作っている制作会社はproject No.9です。
2009年に設立し、2011年放送の『ロウきゅーぶ!』で元請制作を開始しました。
このロウきゅーぶがいきなりヒットした事で軌道に乗り、毎年2~4作品の元請制作を安定して行っている中堅クラスのスタジオです。

規模的に決して大手ではありませんが、このproject No.9は『お隣の天使様』にとって最も相性の良い制作会社と言えるかもしれません。
その根拠は二つあります。

一つは、ラノベのアニメ化に強いという点。
前述したように最初の元請作品がラノベ原作のロウきゅーぶで、それをヒットさせる事が出来たため信頼を得て、以降もラノベ原作のアニメを多数手掛けています。
よって、ラノベを映像化するノウハウについては業界でもトップクラスと言っても過言ではないと思われます。

そしてもう一つは、ラブコメを多く手掛けている点。
ここ2年の間、project No.9は『弱キャラ友崎くん』『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』『継母の連れ子が元カノだった』など立て続けにラブコメ作品を担当しています。
いずれの作品も結構アクの強い設定ですが、それぞれの原作の魅力的な部分を上手く引き出し、原作ファンやラブコメ好きから高い評価を得ています。

その手腕が『お隣の天使様』でも遺憾なく発揮され、見事ヒットに繋げる事が出来ました。
これらの実績を考慮すれば、2期が決まった場合も制作会社の変更はまずあり得ないでしょう

一方で、メインスタッフについては不明瞭です。
監督を務めた王麗花さんは、他作品に関わっているデータが全くないため実績は不明。
project No.9所属かどうかもわからないので、今後も本作に関わり続けるのかどうかも含め未知数と言えます。

シリーズ構成を担当した大知慶一郎さんは、過去に『俺ガイル』『五等分の花嫁』『まちカドまぞく』『安達としまむら』などを手掛けている売れっ子脚本家で、2023年だけでも6作品のシリーズ構成を担当しています。
過去に手掛けた作品は続編にも関わるケースが大半のようなので、本作でも続投が濃厚です。

キャラクターデザインは野口孝行さん
project No.9所属の方なので、制作会社が変更とならない限り外れる事はないでしょう。

1期の主題歌「ギフト」を提供したオーイシマサヨシさんも、CDシングルとしてリリースされた際に劇場版『グリッドマン ユニバース』の主題歌「uni-verse」をカップリングにしてまで本作を表題曲にした事を考慮すると、続投の可能性が高そうです。

まとめ

糖分の過剰摂取に注意、というくらい甘々なラブコメでしたね!
最近は捻った設定のラブコメが多いので、こういうストレートな作品が刺さったラブコメ好きはかなり多かったみたいで、評判も上々でした。
2期は間違いなく作られると思います!

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