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Jan
STAR WARSの正史「クローン ウォーズ 」の魅力を解説!
・エピソード3へと繋がる話で、より理解が深まる
この作品ではアナキンのジェダイとしての成長とそれに反してダークサイドへ徐々に囚われていく姿が描かれています。
アソーカとの出会いと共に成長する姿、そして別れ、師であり友であり兄でもあるオビ=ワン・ケノービとの交流、ジェダイ評議会との関係などアナキンがジェダイマスターになるべく成長する姿が描かれていきますが、度々訪れる試練の中で心に闇を落とすシーンも多く登場します。
エピソード3でダークサイドに陥ってしまう結末に向かうまで、アナキンの変化をより感じることができます。
・エピソードごとにテーマがある
このクローンウォーズの特徴の一つにエピソードが始まる前にテーマが出てきます。日本語吹き替え版では若本規夫さん(CVアナゴさん、セルなど)がナレーションしており毎回、テーマの言葉に深みを与えてくれます(笑)。
そのテーマを頭の片隅に入れながら見ることで、そのテーマはある種「ジェダイの教え」のように見えてきます。さながら、テキストを見ながらジェダイの教義を受けているような錯覚を覚えます。そしてそのテーマを使いたくなるでしょう。
・他のマスタージェダイの活躍が見られる
マスター キット・フィストー、マスター ルミナーラ・アンドゥリ、マスター プロ・クーンなど映画でチラッとしか出ていないジェダイの活躍がたくさん見られます。それぞれキャラがしっかりと立っており楽しめます。
そして、主役であるアナキンやその弟子、アソーカとの絡みもきっちり描いております。全エピソードを見る頃には数多くのキャラクターを覚えることになるでしょうね。
・ほぼ全てのエピソードでライトセイバーデュエルが繰り広げられている
STARWARSと言えばこのライトセイバーデュエル(ライトセーバーを使った戦い)。
ジェダイとシスのキャラクターほぼ全員がライトセーバーを使った戦闘を繰り広げています。ライトセーバーには7つの型があり、登場するジェダイは各々得意とする型があります。それらを意識してみることでもっとライトセーバーデュエルの理解が深まります!
さらに、それぞれで相性もあるので強いキャラクターであっても特定のキャラにはなかなか勝てない、などといった設定もあります。
・ジェダイとシスの対立構造がよくわかる
ただの善対悪の戦いだけではないのがこのSTARWARSの特徴です。
例えばジェダイの道を誤り死んでしまうジェダイや、ジェダイ評議会に対して懐疑的な考えを持ち結果として裏切ってしまうジェダイがいたり、シス側でも、師に裏切られ苦悩・絶望するシスの戦士アサージ・ヴェントレス、部下から突っつかれ師からも叩かれる分離主義者の将軍グリーバスなど善悪の構造はありながら、キャラがきちんと独立しており、各々苦悩する姿が詳細に描かれています。
活劇として楽しむことはもちろん、複雑な人間関係を上手に散らばめているのでより物語にのめり込むことができます。
・エピソード1で登場した悪役の再登場
少しネタバレになりますが、エピソード1でオビ=ワン・ケノービに身体を半分にされて倒されたシスの暗黒卿ダース・モールが登場します。なぜ彼が生きていて復活したのか、どう物語に絡んでくるか見ものです。
この再登場は後の作品、「STARWARS 反乱者たち」や少し前に制作が決まった「STARWARS オビ=ワン・ケノービ」に繋がる伏線にもなります。正史を見た人はかなり気になるのではないでしょうか。
・クローン兵の描写
エピソード2でサクッと描かれたクローン・トルーパーですが、彼らの「人」としての内面を多く見ることができます。基本的には命令に従うようプログラムされているクローン人間である彼ら。
彼らは仲間(家族)意識が強く、自分たちを「兄弟」と言っている場面が多々あります。映画ではただの兵士扱いでしたが、この作品の中では同じクローンでも性格や口調、立ち振る舞いが少しづつ違って描かれており、作品を通してクローン・トルーパーに感情移入すること間違いありません。
・ダース・シディアスの強さを見られる
旧三部作の最大にして最強の黒幕、ダース・シディアス。エピソード3では破格の強さでジェダイマスター3人を瞬殺したり、マスターヨーダと互角以上に渡りあったりなどボスキャラ的な扱いですが、この作品でもその強さをまざまざと見せつけるシーンがあります。
内容はネタバレになるので伏せますが、あの強キャラたちを簡単にいなしてしまうなどその恐ろしさをしっかり伝えてくれるシーンが出てきます。今作品でも要所要所で登場してくるダース・シディアス。その憎らしいくらいの強さと狡猾さはかっこよくさえ見えます。
まとめ
次のエピソード3に大きくつながっていく話(実はその前に映画版クローンウォーズがあります。3Dアニメのこの作品。これはこれで面白いです。)なので正史を見てきた人は一見の価値があります!改めて映画版の理解が深まるとても良い作品です。ジョージ・ルーカスが最後に手がけた作品。
物語の展開がルーカスらしい王道のエピソードが多いのですが、しっかりと人間模様が描かれているので何度見ても見飽きません。ファイナルシーズンが配信開始となったこのタイミングで一気に見るのも楽しいと思います。見たことない人はぜひ1度ご鑑賞ください!
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