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12

May

【リゼロ】ラムは一番優しい!? 一筋縄ではいかない彼女の魅力をまとめてみた

作中随一の大きな優しさを持つ女性

出典 : Amazon.co.jp

ラムといえば、第二章の前半(アニメ1期4話~11話)の毒舌家としての第一印象がかなり強いという人は多いかと思います。
また、レムが衰弱死した際に見せた激しい怒りと憎悪も強烈なインパクトだったため、リゼロを詳しく知らない人には「怖い方の双子」「ヤバい方の双子」と認識されているかもしれません。

しかし、実際のラムは作中でも随一の慈悲深さと情の深さを持った女の子であるのは疑いようもありません。
それは作中の至る所で確認することができます。

ラムを高く評価しているキャラといえば、なんといっても双子の妹・レムです。
ただ、彼女のラムに対する称賛は素直に受け止めるのが難しくもあります。
鬼族の村で何度もラムに助けられ、挙句には彼女の角が折れる原因になってしまったことで、格別の感謝に加え劣等感や罪悪感を抱いているからです。

ただ、そんなレムの存在こそがラムの優しさを裏付ける証拠でもあります。

ラムとレムの関係を俯瞰して見るならば、ラムがレムに思うところがあると感じるのが自然です。
レムを庇ったことで角が折れて力を失い、慢性的なマナ不足による不自由な人生を歩まなければならなくなった訳ですから、レムがそれに強い罪悪感を抱いているように、ラムの方もレムに恨み……まではいかなくとも、わだかまりを持っていても不思議ではありません。

それに加え、レムは不完全になってしまった姉を自分が補うべく、メイドとしての仕事をはじめ全てのことを完璧にこなすよう遮二無二頑張ります。
レムは一切の邪気なくそれを実行していましたが、ラムの立場になって考えた場合、果たしてそのレムの行為を快く思えるかと言えば……中々難しいでしょう。
レムが何でもこなせるようになればなるほど、現在の自分の出来なさ加減を思い知らされる訳ですから、むしろ苛立っても仕方がないくらいです。

しかしラムがレムに対して悪感情を抱いている事実はありません。
もしかしたら、心の何処かでほんの小さな遺恨が……と思わせるような態度は一切ないのです。

ラムはレムを庇い自分の角が折れたことを恐らく後悔していないでしょう。
魔獣の森でスバルに「当時はともかく、今は落ち着いているわ。角を失くしたことで得たものも拾えた命もある」と発言している通りです。

ただ、「当時はともかく」という言葉には、最初から割り切れてはいなかったという含みがあります。
当然ではありますが、葛藤がなかった訳ではないのです。

それでもラムは、恨み言一つ言いません。
それどころか、罪悪感を抱き続けるレムを心配し、出来ることなら払拭して欲しいとさえ願っています。
レムへの惜しみない愛情に加え、「何をやらせてもあの子の方がずっと上でも、ラムはあの子の姉様だもの。その立場だけは、絶対に揺るがない」と発言しているように、姉としての責任感がそうさせているのでしょう。

更にもう1つ付け加えるとすれば、レムの中にある「姉様」像を消してしまうことが、そこに依存していた当時のレムの支えを奪うことになりかねないと考えていた……と思われます。
だからこそ、ラムは弱体化した自分を卑下せず、常に堂々としていたのでしょう。

ラムの不遜な態度は、レムを守るためのものでもあったのです。

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