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12

Jan

ミステリーアニメ10選! 本格推理ものからファンタジー系まで謎解き要素たっぷりのアニメをまとめてみた

氷菓

出展 : Amazon.co.jp

2012年4~9月に放送された京都アニメーション制作によるテレビアニメです。
監督を『らき☆すた』『涼宮ハルヒの憂鬱(2009年版)』の武本康弘さん、シリーズ構成を『フルメタル・パニック!』の原作者である賀東招二先生、キャラクター原案およびデザインを『リズと青い鳥』の西屋太志さんが担当しています。
原作は米澤穂信先生が角川書店から刊行している小説『〈古典部〉シリーズ』です。

本作のメインキャラクターは、古典部に所属する折木奉太郎(おれき ほうたろう)、千反田える(ちたんだ える)、福部里志(ふくべ さとし)、伊原摩耶花(いばら まやか)の4人。
「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」をモットーとする省エネ主義者の奉太郎が、「わたし、気になります」が口癖の好奇心旺盛なヒロイン・えるに振り回されつつ日常に潜んだ謎を解いていき、教訓を得るお話です。

「日常の謎」「日常ミステリー」と呼ばれるジャンルに属するアニメで、殺人事件のような深刻な事件を扱うタイプの作品ではなく、そのためトリックや謎解きに大がかりなものはありません。
一方で、奉太郎が謎を解こうとすることで生じる人間関係や各人の意識の変化、或いは解いたことで露見する切ない真相の描写などがとても丁寧で、キャラも魅力的。
ハッピーエンドでは終わらないエピソードが多々ありますが、そこが本作の魅力にも繋がっています。

ダンガンロンパ

出展 : Amazon.co.jp

『Persona4 the ANIMATION』『乱歩奇譚 Game of Laplace』の岸誠二監督が指揮を執り、Lercheが制作を行ったテレビアニメです。
スパイク・チュンソフト制作のハイスピード推理アクションゲーム『ダンガンロンパ』シリーズを原作としており、ゲーム1作目を映像化した『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation』を2013年夏に、ゲームとは異なるオリジナルストーリーで制作された完結編『ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-』を未来編・絶望編の2作同時進行で2016年夏にそれぞれ放送。
未来編・絶望編の完結編として2016年9月に希望編が放送されました。

1作目は、様々な分野に特化した才能を持つ高校生が閉じ込められた希望ヶ峰学園を舞台に「卒業したければ仲間を殺すこと」というルールに則り必然的に生じる仲間内での殺人事件、そしてそれを解決するために行う「学級裁判」を描いた物語。
かなり特殊な環境ですが、一応クローズド・サークルに属するミステリーアニメですね。

完結編の方は未来編でゲーム版2作目の続編、絶望編で1作目の前日譚を描いており、本作の目玉の1つだった「学級裁判」が排除され、より心理戦に特化した“コロシアイ”が描かれています。
断片的に描写される各キャラクターの行動から真意を推理し、黒幕の正体を考察することを楽しむ作品になっており、放送当時は生存者と黒幕の予想で大いに盛り上がりました。

六花の勇者

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2015年夏に放送されたパッショーネ制作によるテレビアニメです。
監督は『狼と香辛料』『まおゆう魔王勇者』の高橋丈夫さんが務め、シリーズ構成に『ハイスコアガール』の浦畑達彦さん、キャラクターデザインに『PEACE MAKER 鐵 想道』の小磯沙矢香さんを起用。
原作は山形石雄先生(著者)、宮城先生(イラスト)がダッシュエックス文庫より刊行している同名の小説作品です。

本作は、6人の勇者が世界を破滅させる“魔神”を打ち砕くという王道のファンタジーを描いた物語……に、本来6人である筈の勇者が「7人」集まり、その中にいる1人の偽物を見つけ出すという「フーダニット」要素が加わった新感覚のミステリーアニメです。
元来、ミステリーというジャンルは「なんでもありな世界観」という印象が強いファンタジーとは相性が悪いと言われていましたが、本作はファンタジーの中に人間特有の生々しい騙し合いと策略、そして謎解き要素を混ぜることで、通常のファンタジーともミステリーとも異なるテイストを打ち出した作品になっています。

惜しむらくは、アニメ放送時にはまだ原作が完結していないため、アニメでは真相が明らかにならないところ。
とはいえ1つの物語としては綺麗に完結しているので、グダグダに感じることはないでしょう。

ジョーカー・ゲーム

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2016年春に放送されたProduction I.G制作によるテレビアニメです。
『戦国BASARA弐』『攻殻機動隊 新劇場版』の野村和也監督が指揮を執り、『僕だけがいない街』の岸本卓さんがシリーズ構成、『セブンスドラゴン2020』の三輪士郎さんがキャラクター原案を担当。
原作は柳広司先生(著者)、森美夏先生(イラスト)が角川書店より刊行している同名の小説作品です。
テレビアニメの放送より前の2015年に実写映画化もされています。

第二次世界大戦が始まる直前の昭和12年を舞台に、秘密裏に設立されたスパイ養成部門“D機関”に所属するメンバーの諜報活動を描いた物語。
……と、このあらすじだけを見るとスパイものであってミステリーではないような印象になってしまいそうですが、実際には「スパイ・ミステリ」というジャンルに属するお話で、視聴者をしっかりと欺いてくれます。

D機関のメンバーは皆優秀なスパイで、そんな彼らが繰り広げる頭脳戦・騙し合い・化かし合いは極めて痛快。
その中でも、スパイマスターでありD機関の設立者にして“魔王”と呼ばれ恐れられる結城中佐の凄みは格別です。

レイトン ミステリー探偵社 ~カトリーのナゾトキファイル~

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2018年4月より放送されている、ライデンフィルム制作のテレビアニメです。。
原案・クリエイティブディレクター・シリーズ構成はレベルファイブの代表・日野晃博さん、監督は『キューティクル探偵因幡』『ハイキュー!!』の満仲勧さん、キャラクター原案は『妖怪ウォッチ』シリーズの長野拓造さんが担当。
原作はレベルファイブが2017年に発売したゲーム『レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀』です。

レイトンシリーズの主人公であるエルシャール・レイトンの娘、カトリーエイル・レイトンが依頼人の持ち込んでくる様々な事件を解決へと導く物語。
基本的にはカトリーを主人公としたオムニバス形式のストーリーですが、失踪したエルシャール・レイトンの視点で描かれるエピソードが時折放送されています。

子供でも楽しめるように制作されているアニメなので、殺人事件のような重大な事件を扱うエピソードは少なめ。
一方で謎解き要素に関しては、子供でもすぐわかるような内容ではなく、結構難しめに設定されています。
解決編の前に謎解きに必要な手がかりがまとめて掲示されるなど、親切な構成になってはいますが、かなり駆け足で事件が解決するためリアルタイムで謎解きを行うには相応の推理力と発想力が必要です。

まとめ

ミステリーは媒体によって楽しみ方が大きく変わってくるジャンルで、小説だと主人公の視点になって推理することに主眼が置かれ、ゲームだと手がかりを集めながら捜査するという感覚でプレイする人が多いかと思います。
それに対し、アニメは小説ほど主人公とシンクロする感じはなく、謎を解くというより「主人公が謎を解くストーリーそのものを楽しめる作品」として作られているように感じます。
謎が絡むことで緊張感が生まれ、最後には大どんでん返しが待っている……という起伏に富んだストーリーを楽しめる作品が好きなら、例え謎解きが苦手でも十分楽しめるジャンルです!

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