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23

Jul

【モブ子の恋】こんな可愛いモブ見たことない! 読んだら絶対見守りたくなる恋愛マンガ【おすすめマンガ】 #モブ子の恋

ガラス細工のように綺麗で繊細な恋の物語

出典 : Amazon.co.jp

『モブ子の恋』は、田村茜先生が月刊コミックゼノンで連載しているマンガ作品です。
タイトルの「モブ子」は主人公・田中信子(たなか のぶこ)の名前をもじったものですが、あだ名として作中でこう呼ばれている訳ではありません。
第1話の冒頭で田中さんがスーパーのバイトの面接で自己紹介した際、店長が名前を聞き間違えたというだけです。

しかし田中さんは「モブ子」に思わず納得してしまいます。
というのも、彼女はとても地味で大人しい、モブ(脇役)のような女の子だと自認しているからです。

本作は、そんなモブのような大学生の女の子の恋愛模様を描いたお話です。

ただし読者目線で言わせてもらえば、田中さんは決してモブ顔ではありません
格好は地味ですが、むしろそこがいい。
目はパッチリしていて、時折見せる瞼を少し落とした表情は色っぽさもあって、モブなんて口が裂けても言えない可愛さです。

そんな彼女が恋をしたのは、同じスーパーで働く同い年の大学生・入江ヒロキ(いりえ ひろき)
メガネ男子の彼も田中さん同様控えめな性格ですが、困った人をさり気なく助けられるスマートなところもあります。
1巻ではほぼ全編田中さん視点で物語が進行しますが、2巻以降は入江君視点の回もあり、それぞれの心情がわかりやすく描写されています。

どちらも恋愛に関しては奥手なので、基本的にはゆったりとした時間が流れる物語ですが、進行が遅いということはなく、2巻の時点で早くもデートをしたりもします。

目立つのが苦手で、何かにつけてネガティブ思考な田中さんが、それでも勇気を振り絞って入江君に話し掛ける姿にはいじらしさを感じずにはいられません。
本作を読んだ人はほぼ例外なく、この2人の恋を応援することになるでしょう。

恋愛と同じくらい充実した「モブ子の習性」

この作品は恋愛マンガですが、実はもう一つ大きな柱があります。
それは田中さんの行動や思考に関して作中に注釈的な手描きで描写される「モブ子の習性」です。

臆病で人見知りな田中さんは、人と接する際にどうしても後ろ向きな考えになってしまいがち。
例えばバイトの新人さんの歓迎会で飲み会に行った際にも「普段飲み会に行かないので全然飲めるようにならない」「話し下手なので料理の取り分けで市民権を得ている(つもり)」などといった、多くの人が共感するような「モブ子の習性」が随所に差し込まれています。

いわゆる「陰キャあるある」的な面白さも、この作品の魅力の一つです。

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