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28

Dec

【ダンジョン飯】アニメの見所・登場キャラクターを徹底解説! 原作漫画は完結済み【2024冬アニメ】


(画像引用 : アニメ『ダンジョン飯』公式サイト https://delicious-in-dungeon.com/

2024年冬クールに放送されるテレビアニメの中でも特に期待が大きい『ダンジョン飯』を大特集!
その魅力や人気の理由、スタッフおよびキャスト、各キャラクターの紹介、なぜ2024年になってアニメ化されるのかを徹底解説します!

シリーズ累計発行部数1000万部! 海外でも人気の大ヒット作がついにアニメ化


(画像引用 : アニメ『ダンジョン飯』公式サイト https://delicious-in-dungeon.com/

2024年のスタートを飾る冬クールのアニメは人気作の続編が多く、アニメファンの期待も『僕の心のヤバイやつ(第2期)』『うる星やつら(第2期)』『月が導く異世界道中 第二幕』『ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season』といった作品に多く寄せられているようです。
そんな中、それらの続編作品と同等、或いはそれ以上に注目が集まっている新作があります。

そのタイトルは『ダンジョン飯』
原作は九井諒子先生が手掛ける漫画作品です。
アニメとしては新作ですが、多くのアニメファンが過去に一度は耳にした事がある作品名でしょう。

九井先生は元々同人作家で、2011年より商業に進出し、2013年発表のショートショート集『ひきだしにテラリウム』は第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。
本作はその翌年、2014年にスタートしました。
九井先生にとって初連載作品となります。

タイトルからもわかるように、ジャンルはファンタジー+グルメ。
ダンジョンに巣くう魔物を倒し、調理して食すというセンセーショナルな内容ですが、実際にはコミカルに描かれているため読みやすく、絵も抜群の画力を誇りながら見やすい為、連載開始直後から話題となり大ヒットを記録。
シリーズ累計発行部数は12巻の時点で1000万部に到達しました。

この『ダンジョン飯』の最大の特徴はバランス感覚の秀逸さにあります。

前述したように、非常に高い画力で描かれているもののゴチャゴチャした所は殆どなくサクサク読み進められます。
シビアな世界観で、ダンジョンに挑む冒険者が死亡する事もありますが、蘇生術があり生き返る事が可能なので絶望感は薄め。
それでも一定の緊張感があり、本格的なファンタジーが好きな人もユルく作品を楽しみたい人も満足させる内容になっています。

また、グルメに関してもしっかり検証されていて、魔物を調理する際には毎回レシピまで記されています。
「丁寧で本格的でありながら入り易い」という点は徹底されており、それが本作の魅力であり大ヒットした理由と言えるでしょう。
「魔物を食べる」というエキセントリックな設定は海外でも注目され、アニメ化が決まった際には国外からも喝采の声が多く聞かれました。

一方で、首を傾げていた人も少なからずいました。

というのも、この『ダンジョン飯』は1巻の時点で早々に数十万部を売り上げ、この時点でアニメ化も確実視されていました。
2016年には「全国書店員が選んだおすすめコミック2016年度」1位など数多くのアワードを制し、メディアにも頻繁に取り上げられるなど、話題性も申し分なし。
それなのにアニメ化されるのは2024年と言うのですから、あまりに遅すぎます。

一体なぜこんなに遅れてしまったのでしょうか?

原作は2023年に完結! アニメ化が遅かった理由は?


(画像引用 : Amazon)

原作漫画の『ダンジョン飯』は長期連載となりましたが、2023年に無事完結しました。
13巻および最終巻となる14巻が2023年12月に同時発売されるので、原作が完全に終了した直後にアニメが始まる事になります。

これは当然、狙った上での事でしょう。
では、編集部もしくは作者が「アニメ化は原作が終わってから」という意向だったのでしょうか?

本作を掲載しているハルタは過去に『ヒナまつり』『坂本ですが?』『ハクメイとミコチ』『ミギとダリ』などのアニメ化作品を輩出していますが、佐野菜見先生の作品『坂本ですが?』『ミギとダリ』は連載終了後にアニメ化されています。
ただし、どちらの作品も全4巻および全7巻と短い為、ストック的にそのタイミングならざるを得なかったという事情があったのでしょう。
出版社としては連載中にアニメ化して貰った方がコミックスを売りやすいのですから、ハルタ編集部の意向でアニメ化が遅くなったとは考え難いところです。

九井先生の御意向は不明ですが、本作が初連載作品という中で「アニメ化は連載が終わってから」との意向だったのでは……と邪推するのが適切とは思えません。
別の理由があったと考える方が建設的でしょう。

本作はテレビアニメ化の前、2019年に8巻の発売を告知するアニメCM動画が作られています。
この時に制作を担当したのはTRIGGERでした。

TRIGGERは2011年に『天元突破グレンラガン』で知られる今石洋之監督らが共同で設立し、以降『キルラキル』『ダーリン・イン・ザ・フランキス』『グリッドマンシリーズ』『プロメア』といった作品を手掛ける人気スタジオとして定着しています。
基本的に自社オリジナル作品を展開する会社でしたが、原作付き作品を受注できる体制作りも行っていました。
『ダンジョン飯』のCM動画制作もその一環だったのかもしれません。

このTRIGGER制作のCMが好評だった事から、テレビアニメもTRIGGERが担当する事になったようです。
つまり、2019年の時点でアニメ化に向けた動きは水面下で既にあり、TRIGGERがそのプランにカチッとハマったのでしょう。

ただ前述したようにTRIGGERが手掛ける作品はほぼ全てオリジナルで、原作付き作品を作るにはもう少し準備が必要だったのかもしれません。
また、当時TRIGGERは『SSSS.GRIDMAN』が成功を収め、シリーズ続編の企画も立ち上がっていた筈。
他のオリジナル作品も立ち上げていたと思われ、『ダンジョン飯』にもすぐに着手……とはいかなかったのでしょう。

そういったスケジュールの都合もあって、「それなら原作完結後にまとめて放送できるタイミングにしましょう」となったのだと推察されます。
実際、『ダンジョン飯』は2クールでの放送を予定しており、恐らく原作を最後まで映像化する事になるでしょう。

ここからは、そんな本作のメインキャラおよびキャストを紹介していきます。

ライオス・トーデン キャラクター概要

(画像引用 : アニメ『ダンジョン飯』公式X https://twitter.com/dun_meshi_anime

本作の主人公で、トールマン(人間)の男性。
剣士としてかなりの実力者ですが、それ以上に極度の魔物マニアで、魔物食に対しても興味津々だった様子。
基本的には温厚で、リーダーとして冷静に物事に対処できますが、暴走する事も多く迂闊な面も多々あります。

担当声優は熊谷健太郎(くまがい けんたろう)さん。

東京俳優生活協同組合に所属している男性声優。
2010年代に声優デビュー、2015年より担当した『アイドルマスター SideM』握野英雄役で注目を集め、以降数多くの作品に出演する事になりました。
2018年放送『グランクレスト戦記』のテオ・コルネーロ役で初主演を務めています。

その他の代表作はライオス、伏見臣(A3!)、真島マコト(池袋ウエストゲートパーク)、五條佑真(火ノ丸相撲)、アストン・アルトランド(機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ)など。

マルシル・ドナトー

(画像引用 : アニメ『ダンジョン飯』公式X https://twitter.com/dun_meshi_anime)

エルフの母とトールマンの父を持つハーフエルフの女性。
様々な魔法を使用できる魔法使いで、ライオスとはそれなりに長い付き合いのようです。
魔物食に関しては強い拒否反応を示す一方、食欲旺盛な事もあって誰よりも美味しそうに食べています。

担当声優は千本木彩花(せんぼんぎ さやか)さん。

アイムエンタープライズに所属している女性声優。
2013年に『帰宅部活動記録』の九重クレア役で声優デビュー、2016年放送『甲鉄城のカバネリ』でヒロインの無名を熱演し知名度を大幅に上げ、同年『ガーリッシュ ナンバー』烏丸千歳で初主演を果たしました。
2019年には『カバネリ』で共演した畠中祐さんとの結婚を発表し、公私共に充実した人生を歩んでいます。

その他の代表作はマルシル、トリッシュ(ジョジョの奇妙な冒険)、ハル(BEASTARS)、シュナ(転スラ)、廣井きくり(ぼっち・ざ・ろっく!)など。

チルチャック・ティムズ

(画像引用 : アニメ『ダンジョン飯』公式X https://twitter.com/dun_meshi_anime)

ハーフフットの男性で、見た目は子供のようですが年齢は29歳。
とても身軽で器用な事から、パーティ内では罠の解除や宝箱などの開錠といった役割を担っています。
年齢相応に思慮深く落ち着いた性格ですが、時折毒舌が目立つ事も。

担当声優は泊明日菜(とまり あすな)さん。

Zynchroに所属している女性声優。
2010年代に声優デビュー。
2018年にはテレビアニメ『パズドラ』主人公の明石タイガ役に抜擢され、長年にわたって同役にて活躍中です。

その他の代表作はチルチャック、ゴブタ(転スラ)、キノコ〈オルテガイア〉(このヒーラー、めんどくさい)など。

センシ

(画像引用 : アニメ『ダンジョン飯』公式X https://twitter.com/dun_meshi_anime)

ドワーフの男性。
斧を駆使しライオスと共に前衛を担当するアタッカーで、同時に10年以上魔物食の研究を続けてきた料理名人でもあります。
職人気質で普段は淡々としていますが、魔物食の事になると偶に情緒不安定になるようです。

担当声優は中博史(なか ひろし)さん。

賢プロダクションに所属している男性声優。
当初は俳優を目指すも声優の道へ転身、数々の作品の吹き替えやナレーションで活躍しつつ、1980年代にテレビアニメデビューを果たしました。
現在に至るまで数十年にわたって多数の作品に出演し続け、存在感を発揮しています。

その他の代表作はセンシ、モンキー・D・ガープ(ONE PIECE)、烏養一繋(ハイキュー!!)、猿魔(NARUTO)、岡崎直幸(CLANNAD)など。

ファリン・トーデン

(画像引用 : アニメ『ダンジョン飯』公式X https://twitter.com/dun_meshi_anime)

ライオスの実妹で、魔法学校に通っていた魔術師。
回復魔法を得意とする優しく好奇心旺盛な女の子でしたが、ライオスを庇ってレッドドラゴンに捕食されてしまいました。

担当声優は早見沙織(はやみ さおり)さん。

アイムエンタープライズに所属している女性声優。
2007年に声優デビュー、2009年に『東のエデン』ヒロインの森美咲や『ラブプラス』高嶺愛花を演じて知名度を上げ、2010年放送『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』新垣あやせ役で人気を博し、ブレイクを果たしました。
以降、長年にわたって主人公や人気作品のメインヒロインを演じてトップ声優としての地位を確固たるものにし、HoneyWorks feat. ちゅーたん「可愛くてごめん」が1億再生を超えるなど歌手としても成功を収めています。

その他の代表作はヨル(SPY×FAMILY)、胡蝶しのぶ(鬼滅の刃)、雪ノ下雪乃(俺ガイル)、高垣楓(デレマス)、司波深雪(魔法科高校の劣等生)、神里綾華(原神)、ファリンなど。

ナマリ

(画像引用 : アニメ『ダンジョン飯』公式X https://twitter.com/dun_meshi_anime)

腕利きのドワーフの女性。
ライオスたちのパーティメンバーでしたが、レッドドラゴンに敗北した直後にパーティを脱退し、その後はタンス夫妻の護衛として雇われています。

担当声優は三木晶(みき あきら)さん。

Rush Styleに所属している女性声優。
2012年より声優活動を開始、2014年より『ぷよぷよ』シリーズのラグナスを担当し、2022年よりテレビアニメへの出演を果たしています。

その他の代表作はナマリ、スルーズ(終末のワルキューレII)など。

シュロー

(画像引用 : アニメ『ダンジョン飯』公式X https://twitter.com/dun_meshi_anime)

和の装備を身に付けたトールマンの男性。
ライオスも認める実力者で、レッドドラゴン敗北直後にファリンを救うべくパーティを脱退し家中の精鋭を呼び寄せダンジョンに戻りました。

担当声優は川田紳司(かわだ しんじ)さん。

賢プロダクションに所属している男性声優。
当初は劇団森羅万笑の所属俳優でしたが、その後声優に転身して2000年より活動を開始し、2002年より長年にわたって担当している『NARUTO』油女シノをはじめ数多くのキャラを演じています。
また、テレビアニメやゲームだけでなく吹き替えやナレーションでも多数の作品に出演しています。

その他の代表作はシュロー、峰龍太郎(のだめカンタービレ)、花井春樹(スクールランブル)、オルオ・ボザド(進撃の巨人)など。

音楽は『クロノ・トリガー』の光田康典さん! OPはバンプが担当

(画像引用 : アニメ『ダンジョン飯』公式X https://twitter.com/dun_meshi_anime)

『ダンジョン飯』のアニメーション制作を担当しているのは、前述の通りTRIGGERです。
漫画原作の作品をテレビアニメ化するのは今回が初となります。

監督を務めるのは宮島善博さん。
元々『ダンジョン飯』のファンで、自らを制作指揮を名乗り出て原作8巻のアニメCM動画を作り、好評だった事からテレビアニメも担当する事になったようです。

シリーズ構成を手掛けるのは、うえのきみこさんです。
『クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』など、クレしんの劇場版シリーズを数作手掛けている方として有名ですね。

音楽を担当するのは光田康典さん。
かつてスクウェアに勤め、『クロノ・トリガー』のBGMを作曲した事で知られる著名なゲームミュージック作曲家です。
他にも『ゼノシリーズ』『クロノ・クロス』『イナズマイレブン』などのBGMを手掛けており、アニメは『月とライカと吸血姫』以来の参加となります。

OPテーマはBUMP OF CHICKENの「Sleep Walking Orchestra」。
勇壮さとケルト音楽の要素を融合させた、バンプらしい楽曲になっています。

まとめ

ずっと「アニメ化して欲しい漫画」の常連でしたが、いよいよ実現しましたね!
魔物食がアニメでどのように表現されるのか今から楽しみです!

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