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Oct

【葬送のフリーレン】テレビアニメ初の栄誉! 初回を金ローで放送する理由とは?【2023秋アニメ】


(画像引用 : アニメ『葬送のフリーレン』公式サイト https://frieren-anime.jp/

2023年秋より放送される期待のアニメ『葬送のフリーレン』を大特集!
登場する各キャラクターとキャスト&スタッフの紹介、そして本作の第1話が金曜ロードショーで放送される理由について徹底検証します!

魔王討伐後の勇者一行を描くファンタジー!『ぼざろ』の監督が指揮、主題歌はYOASOBI


(画像引用 : アニメ『葬送のフリーレン』公式サイト https://frieren-anime.jp/

週刊少年サンデーで2020年より連載を開始し、11巻の段階で累計発行部数が1000万部を突破した大ヒット漫画『葬送のフリーレン』
魔王を倒し世界に平和をもたらした勇者一行の魔法使いフリーレンを主人公としたファンタジー作品で、長寿のエルフである彼女が旅をしながら「過去」と「今」を追いかける物語です。

そのアニメがついに、2023年9月より放送を開始します。
しかも第1話は日本テレビの金曜ロードショーで放送するという前代未聞の快挙。
何故そのような事が実現したのか……を検証する前に、まず本作のアニメを制作する強力なスタッフ陣を紹介していきます。

葬送のフリーレンのアニメを制作する会社はマッドハウス
1972年に設立された、アニメファンにはおなじみの会社ですね。
『カードキャプターさくら』で萌えアニメの礎を築き、『BLACK LAGOON』『電脳コイル』でディープなアニメファンを唸らせ、『ワンパンマン』『オーバーロード』で日本のみならず海外でも高い評価を得てきた、どんなジャンルのアニメでも作れるアニメスタジオです。

そのマッドハウスと組んで制作の指揮を執るのは、斎藤圭一郎監督です。
2022年に『ぼっち・ざ・ろっく!』の監督として一大旋風を巻き起こした人物。
斬新で思い切りの良い演出やエモい描写でストーリーに更なる肉付けを行い、アニメならではの表現で原作の魅力を大きく拡張させた手腕は、アニメファンの間でも非常に高く評価されています。

葬送のフリーレンは切なくも美しい物語ですが、意外と派手な戦闘シーンやグロい場面もあります。
マッドハウスとしては今まで様々なジャンルのアニメを作ってきたノウハウを活かせる作品であり、斎藤監督にとっては『ぼざろ』で高く評価されたエモい演出を更に磨き上げるまたとない機会。
本作を作る上で最高の陣容と言えるでしょう。

音楽はEvan Callさんが担当。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『わたしの幸せな結婚』などの劇伴を手掛けた方で、本作の雰囲気とは確実にマッチする筈です。

そして、もう一つの大きな目玉が主題歌です。
本作のOPテーマ「勇者」は、YOASOBIが担当しています。

今や日本を代表する音楽ユニットとなったYOASOBIですが、2023年春放送【推しの子】の主題歌「アイドル」がそのキャリアの中でも最大級のヒットとなったのは記憶に新しいところ。
ストリーミング、MV共に爆発的な再生数を記録し続けており、1~5億再生の史上最速記録を全て塗り替えています。

そのYOASOBIが他に手掛けてきたアニソンは、『BEASTARS』の主題歌「怪物」と『機動戦士ガンダム 水星の魔女』主題歌「祝福」。
この2曲も大ヒットを記録しており、これまでYOASOBIが世に送り出したアニソンは100%の確率でヒットしているのです。

「勇者」は疾走感溢れる中にも切なさが混じったポップスで、葬送のフリーレンらしいOP曲。
この曲も間違いなく2023年を代表するアニソン、そしてヒット曲となるでしょう。

ここからは、本作のキャラクターおよび担当声優を紹介していきます。

フリーレン


(画像引用 : アニメ『葬送のフリーレン』公式サイト https://frieren-anime.jp/)

主人公。

1000年以上生き続けているエルフで、かつて勇者パーティーの一員として魔王討伐に貢献した魔法使い
年を重ねた事もあってドライな一面もあるものの、基本的には優しく面倒見の良い性格。
魔法に関しては今尚強い関心を持っており、その知識欲は最早オタクレベルです。

担当声優は種﨑敦美(たねざき あつみ)さん。

青二プロダクションに所属している女性声優。
2000年代に声優活動を開始し、主にゲームなどの作品で頭角を現し、2010年代よりテレビアニメへの出演を開始。
2016年に『響け!ユーフォニアム』鎧塚みぞれ、『アイドルマスター シンデレラガールズ』五十嵐響子といった人気作品のキャラを演じた事で注目を集め、その高い演技力がアニメファンの間でも周知されるようになりました。

2020~2022年には『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』主人公のダイを熱演。
2022年には『SPY×FAMILY』アーニャ・フォージャー役を演じた事で飛躍的に知名度が上昇し、「Yahoo!検索大賞2022」声優部門の1位に輝くなど、声優界を代表する存在となっています。

代表作はアーニャ、ダイ、鎧塚みぞれ、五十嵐響子、エンポリオ(ジョジョ)、双葉理央(青ブタ)、フリーレンなど。

フェルン


(画像引用 : アニメ『葬送のフリーレン』公式サイト https://frieren-anime.jp/)

フリーレン唯一の弟子となった魔法使い
戦災孤児で、勇者パーティーの僧侶に育てられました。
私生活がだらしのないフリーレンの面倒を見る「お母さん」役になっており、苦労を強いられているようです。

担当声優は市ノ瀬加那(いちのせ かな)さん。

シグマ・セブンに所属している女性声優。
2016年に声優デビューを果たし、2018年放送『ダーリン・イン・ザ・フランキス』イチゴ役で大きく知名度を上昇させ、2019年以降は毎年数多くの作品に出演しています。

2022~2023年には『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の主人公、スレッタ・マーキュリー役を熱演。
期待の若手時代を経て、現在は人気声優の仲間入りを果たしています。

代表作は猫猫、スレッタ、イチゴ、花奏すず(あやかしトライアングル)、小川杠(Dr.STONE)、フェルンなど。

シュタルク


(画像引用 : アニメ『葬送のフリーレン』公式サイト https://frieren-anime.jp/)

勇者パーティーの戦士アイゼンの弟子
師匠と同じく斧を操り、戦いの際は前衛を務めます。
性格は青二才のガキんちょ。

担当声優は小林千晃(こばやし ちあき)さん。

大沢事務所に所属している男性声優。
2017年に声優デビュー、2019年放送のアニメ『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』クガ・ヒロト役でテレビアニメ初主演を果たしました。
以降、毎年数多くの作品に出演し、主人公やメインキャラを演じています。

代表作はマッシュ・バーンデッド(マッシュル)、御神苗優(スプリガン)、デュース・スペード(ツイステ)、ルイス・ジェームズ・モリアーティ(憂国のモリアーティ)、シュタルクなど。

ヒンメル


(画像引用 : アニメ『葬送のフリーレン』公式サイト https://frieren-anime.jp/)

フリーレンらと共に魔王を討伐した勇者
かなりのナルシストではあるものの、困った人を見過ごせない性格で、多くの人々に慕われていました。

担当声優は岡本信彦(おかもと のぶひこ)さん。

ラクーンドッグの代表取締役を務める男性声優。
2006年に声優活動を開始し、翌2007年に『sola』森宮依人役で初主演を果たしました。
更に2008年には『とある魔術の禁書目録』一方通行〈アクセラレータ〉での熱演が好評を博し、以降様々な作品で主役、メインキャラを担当する人気声優となっています。

2021年に当時の所属事務所が事業を終了する事になり、その受け皿となる新事務所としてラクーンドッグを設立。
現在も代表取締役と声優を兼任しながら、数多くの作品に出演し続けています。

代表作は爆豪勝己(僕のヒーローアカデミア)、西谷夕(ハイキュー!!)、不死川玄弥(鬼滅の刃)、赤羽業(暗殺教室)、一方通行、ヒンメルなど。

ハイター


(画像引用 : アニメ『葬送のフリーレン』公式サイト https://frieren-anime.jp/)

勇者パーティーの僧侶
ヒンメルとは幼なじみ。
明るく穏やかな性格ながら、お酒を好む生臭坊主でもあります。

担当声優は東地宏樹(とうち ひろき)さん。

大沢事務所に所属している男性声優。
舞台俳優としての活動を経て1990年代より声優活動を開始、外画吹き替えの仕事をメインに行っています。

一方、ゲームでは1996年発売『スターオーシャン』シウス・ウォーレン役を演じ、以降トライエース作品に数多く出演しています。
テレビアニメは1999年より参加、2000年代は出演作品こそあまり多くないものの『D.Gray-man』クロス・マリアンなど印象深いメインキャラを演じ、2010年以降は出演作品数も増え近年のアニメ、ゲームには欠かせない声優の一人となっています。

代表作は須郷徹平(PSYCHO-PASS)、伊達航(名探偵コナン)、バルドロイ(黒執事)、片岡鉄心(ダイヤのA)、銀城空吾(BLEACH)、ハイターなど。

アイゼン


(画像引用 : アニメ『葬送のフリーレン』公式サイト https://frieren-anime.jp/)

勇者パーティーの戦士
エルフほどではないものの長命のドワーフ族で、人間であるヒンメルやハイターが老いても容姿には殆ど変化がありません。
寡黙ながらツッコミ役を担当。

担当声優は上田燿司(うえだ ようじ)さん。

アミュレートに所属している男性声優。
2001年より声優活動を開始して以降バイプレーヤーとして数多くの作品を支え、『さよなら絶望先生』『ジュエルペット』などの作品では複数の役を演じました。

2012年には『ジョジョの奇妙な冒険』の人気キャラ、ロバート・E・O・スピードワゴン役に抜擢され、知名度を大幅に上昇させました。
以降はメインキャラを演じる機会も増えています。

代表作はスピードワゴン、二枚屋王悦(BLEACH)、吉松シンジ(リコリス・リコイル)、デカパン(おそ松さん)、アイゼンなど。

フランメ


(画像引用 : アニメ『葬送のフリーレン』公式サイト https://frieren-anime.jp/)

フリーレンの師匠の大魔法使い
1000年以上前にフリーレンを助け、戦闘技術や魔力の制御など様々な事を教え、彼女に多大な影響を与えました。

担当声優は田中敦子(たなか あつこ)さん。

マウスプロモーションに所属している女性声優。
1980年代に声優デビュー、1995年に『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』草薙素子役に抜擢され、その凛とした艶やかな声に注目が集まりました。
その後もテレビシリーズ等で同役を演じ続け、一時は別の声優が担当する事もありましたが、2020年に配信された『攻殻機動隊 SAC 2045』では再びキャスティングされ話題になりました。

外画吹き替えの仕事を多く手掛ける一方、アニメ・ゲームへの出演も多く、特に強い女性や自立した大人の女性を数多く演じています。

代表作は草薙素子、メアリー・世良(名探偵コナン)、リサリサ(ジョジョの奇妙な冒険)、キャスター(Fate/stay night)、フランメなど。

金曜ロードショーで初回2時間SP! その狙いは?


(画像引用 : アニメ『葬送のフリーレン』公式サイト https://frieren-anime.jp/)

2023年春、90分枠で放送した【推しの子】の第1話が大いに話題となり、その後幅広い世代に支持される大ヒット作となりました。
葬送のフリーレンの初回2時間スペシャルは、その【推しの子】の成功を踏まえてのもの……かどうかは不明ですが、近年のアニメの地位向上が可能にした「破格の一手」なのは間違いありません。
単に放送枠の拡大だけなら、既に行われている為インパクトはありませんが、やはり金ローで放送となると話は別で、放送前から大きな話題になりました。

この話題作りが狙いの一つなのは言うまでもありません。
ただ、それだけではなく別の狙いも幾つかあると思われます。

まず考えられるのが「プレミア感の創出」です。
金ローは1985年から約40年続いている、現在唯一の「映画を地上波で映す枠」。
ジブリ映画をはじめ、アニメ映画も数多く放送されてきました。

この枠の特徴は、年配の方々から若い世代まで、ほぼ全ての年代が「特別な作品を放送する枠」と認知している点です。
往年の名作、少し前に大ヒットした映画、何十年も続く定番シリーズ、有名監督の作品……など、実写・アニメを問わず過去の様々な人気映画をテレビで放送してきた実績から、「ここで放送される作品=優れた作品」という先入観が根付いているのです。

テレビシリーズ、それも新番組の初回放送を金ローで放送するのは初の試みであり、それだけの価値があるという判断がなされたのなら過去の名作に匹敵するだけのポテンシャルがある作品に違いない……と言えるかどうかは別として、なんとなく凄い作品だという印象を抱く人は多いでしょう。
そこから更に一歩踏み込み、「他のアニメとは一線を画した、業界が総力をあげて作り全世代に向けて送り出した作品」というイメージを持つ人も中にはいる筈。
それこそが特別感、そしてプレミア感に繋がります。

そしてもう一つ、2時間スペシャルという点がポイントです。

原作の序盤はほぼ1話完結に近い形で進行していきます。
その為、あまり詰め込むと短いエピソードが次々と消化されていく事になり、ちょっと忙しない印象を持たれる事になりかねません。
それは原作の雰囲気や空気感を壊す事に繋がる為、単に1~2巻序盤までの内容を原作通りに映像化するのであれば、2時間で一気に放送するのは余り得策とは言えないでしょう。

ただ、2時間という尺の長さを利用してオリジナルのエピソードや演出を挟めば話は別。
この作品は「余白」が非常に多く、エピソードを追加する余裕はかなりあります。

演出面も同様です。

漫画『葬送のフリーレン』の魅力の一つとして、小さいコマと大きいコマのメリハリがあります。
コミカルなシーンは小さいコマで淡々と進行し、魅せるシーンは大コマで徹底的に描き込んでしっかりと見せます。
このメリハリが本作の独特な雰囲気を醸し出している大きな要因の一つと言えるでしょう。

その大コマの部分を、映像と音楽の力でたっぷり時間を使って表現する事で、葬送のフリーレンの雰囲気を鮮やかに再現する。
それを実行するには、相応の尺が必要です。
2時間あれば演出面においてもかなり融通が利く筈で、間を取る所はしっかり間を取り、魅せる場面できっちり魅せるというメリハリの利いた映像になる事が期待できます。

2時間スペシャルを敢行した理由には、第1話で葬送のフリーレンという作品の魅力を全て引き出し、それを視聴者に見て貰うという覚悟も少なからず含まれている筈です。

まとめ

金ローで放送というと、やっぱり特別感がありますよね。
普段この枠で映画を観ている人達にも満足して貰えるような、映画にも引けを取らない壮大な演出が行われている事にも期待が持てます!
連続2クールと長丁場の放送ですが、素晴らしい映像作品になる事を確信しています!

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