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Sep

【16bitセンセーション ANOTHER LAYER】美少女ゲーム制作の歴史と裏側を描いた禁断のアニメ【2023秋アニメ】


(画像引用 : アニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』公式サイト https://watakon-anime.com/

2023年秋より放送されるテレビアニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』を大特集!
本作がどんな内容で、原作&アニメが誰によって制作されているのかを徹底的に解剖。アニメ視聴の予習復習に!

美少女ゲーム(エロゲ)の黎明期を描いた禁断コメディ! 原作との違いは?


(画像引用 : アニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』公式サイト https://watakon-anime.com/

現在は「えっちなゲーム」と言えば、ネット上で頻繁に見かけるオンラインゲームの広告を思い浮かべる人が多いはず。
その為、えっちなゲームの象徴「エロゲー」に関しても、アニメ絵のAVといったイメージを抱かれているかもしれません。

ですが、エロゲーと呼ばれるゲームは必ずしもそれだけが売りではありません
笑えて泣けて人生観すら変わるシナリオ、心が洗われるほど圧倒的に美しいCG、心が打ち震えるBGM……など、エロ以外にも目を見張る要素が多数あり、エンタメ作品として非常に高く評価された作品も沢山あります。
特に1990年代後半から2000年代のエロゲー全盛時には多くの名作が生み出され、当時の新進気鋭のイラストレーターやシナリオライターがこのジャンルで頭角を現し、その後ラノベやアニメ業界に一大旋風を巻き起こしました

そんなエロゲー、通称「美少女ゲーム」を題材として扱ったアニメが2023年秋に放送されます。
タイトルは『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』。
実はこのアニメ、原作となるのは同人誌から出発した漫画作品です。

1990~2000年代に『Pia♥キャロットへようこそ!!2』『こみっくパーティー』『To Heart2』などで人気を博したイラストレーター、みつみ美里さんと甘露樹さんが漫画家の若木民喜さんと組んで制作した同人誌『16bitセンセーション』。
その内容は、1990年代を舞台に美少女ゲームを制作する会社「アルコールソフト」の活動記録を描いた物語。
美少女ゲームの制作過程をコメディタッチで表現しつつ、各キャラそれぞれがゲームに対して抱く情熱、その違いから生じる微妙なズレなど、いわゆる「お仕事もの」としてのストーリーも描かれています。

ただしこのアニメは「ANOTHER LAYER」と付いているように、原作の『16bitセンセーション』をそのまま映像化する作品ではありません。
異なる設定とストーリーが用意されているようです。

原作との違いですが、まず主人公が違います。
原作では新人イラストレーターの上原メイ子が主役ですが、アニメではオリジナルキャラクターの秋里コノハ。
現代を生きる彼女が1992年にタイムリープし、当時のアルコールソフトで働く事になる……という導入でスタートします。

その為、原作が純粋な数十年前の話だったのに対し、アニメではコノハの目を通して現代の視点から今と昔の美少女ゲーム制作過程の違いを追う物語になる事が予想されます。

ここからは、コノハおよび彼女が関わっていくアルコールソフトのスタッフ陣を紹介していきます!

秋里コノハ(あきさと このは)キャラクター紹介


(画像引用 : アニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』公式サイト https://watakon-anime.com/

アニメ版主人公。
美少女と美少女ゲームをこよなく愛するイラストレーターで、美少女グッズで部屋を埋め尽くすほどのオタク。
超人気絵師になる事を夢見てこの世界に入るも中々メインを張れず、苦労する日々を送っていました。

そんな彼女がある日突然1992年にタイムリープし、美少女ゲーム黎明期にゲーム制作を行っていた「アルコールソフト」で働くことに。
現代とは違う制作体制に悪戦苦闘しながらも、美少女を愛でる心に迷いはなく、新たな環境で奮闘します。

担当声優は古賀葵(こが あおい)さん。

81プロデュースに所属している女性声優。
2014年に声優デビューを果たし、2017年『つうかあ』宮田ゆり役で初主演を務め、2019年に演じた『かぐや様は告らせたい』四宮かぐや役でブレイクを果たしました。
代表作は四宮かぐや、プリンセス・エル/キュアマジェスティ(ひろがるスカイ!プリキュア)、古見硝子(古見さんは、コミュ症です。)、秋里コノハなど。

六田守(ろくた まもる)


(画像引用 : アニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』公式サイト https://watakon-anime.com/

アルコールソフトのプログラマー。
PC98を愛する男の子で、自分の作るプログラムに対し絶対の自信を持っています。
青春真っ直中ですがややお堅く、美少女ゲームへの興味は希薄。

担当声優は阿部敦(あべ あつし)さん。

賢プロダクションに所属している男性声優。
2006年に声優デビュー、2008年に『とある魔術の禁書目録』上条当麻役で大きく知名度を上げ、以降様々な作品で主人公や主要キャラを演じています。
代表作は上条当麻、逢坂壮五(アイナナ)、サイコー(バクマン。)、鹿田ココノツ(だがしかし)、ユウキ(プリコネ)、六田守など。

上原メイ子(うえはら めいこ)


(画像引用 : アニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』公式サイト https://watakon-anime.com/

原作版主人公。
アルコールソフトの原画・CG担当のイラストレーター。
絵師としては新人でゲームにも詳しくありませんが美少女を描く腕は確かで、コノハに対して親身になってくれるなど優しい女性です。

担当声優は堀江由衣(ほりえ ゆい)さん。

ヴィムスに所属している女性声優。
1997年に声優デビュー、2000年『ラブひな』成瀬川なる役でブレイクを果たし、以降20年以上にわたりアイドル声優のトップランナーとして活躍を続けています。
代表作は成瀬川なる、櫛枝実乃梨(とらドラ!)、白河ことり(D.C.)、月宮あゆ(Kanon)、マルチ(To Heart)、上原メイ子など。

下田かおり(しもだ かおり)


(画像引用 : アニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』公式サイト https://watakon-anime.com/

アルコールソフトの企画・原画・CG担当で、制作の中心を担っています。
美少女ゲームの造詣が深く、制作に対しての情熱はかなりのもの。
一方でプロデューサー気質な面もあり、会社運営に対しては冷静な目を持っています。

担当声優は川澄綾子(かわすみ あやこ)さん。

大沢事務所に所属している女性声優。
1997年に声優デビューを果たすと、翌1998年から数多くのメインキャラを演じ、特に2006年から演じている『Fate/stay night』のセイバーは現在も絶大な人気を誇っています。
代表作はセイバー、野田恵(のだめカンタービレ)、安藤まほろ(まほろまてぃっく)、ケイ(ガールズ&パンツァー)、神岸あかり(To Heart)、下田かおりなど。

六田勝(ろくた まさる)


(画像引用 : アニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』公式サイト https://watakon-anime.com/

アルコールソフトの社長で、守の父親。
会社の1階でパソコンショップも営んでいる事から「てんちょー」と呼ばれています。
かなりいい加減な性格。

担当声優は伊藤健太郎(いとう けんたろう)さん。

マウスプロモーションに所属している男性声優。
劇団21世紀FOXに入団して舞台俳優として活動する一方、1995年より声優としての活動も開始。翌年に早くも『超者ライディーン』で主人公の鷲崎飛翔(ライディーンイーグル)に抜擢され、声優としても非凡なキャリアを築いています。
代表作は阿散井恋次(BLEACH)、秋道チョウジ(NARUTO)、白石由竹(ゴールデンカムイ)、鷲崎飛翔、六田勝など。

五味川清(ごみかわ きよし)


(画像引用 : アニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』公式サイト https://watakon-anime.com/

アルコールソフトのシナリオライター。
ペンネームは「キョンシー」で、常に変なマスクを被っているものの職人気質でやや頑固です。

担当声優は福島潤(ふくしま じゅん)さん。

アーツビジョンに所属している男性声優。
1998年に声優デビュー、2013年に『弱虫ペダル』鳴子章吉役で注目され、2016年『この素晴らしい世界に祝福を!』主人公のカズマを演じブレイクを果たしました。
代表作はカズマ、鳴子章吉、浦島虎徹(刀剣乱舞)、五味川清など。

山田冬夜(やまだ とうや)


(画像引用 : アニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』公式サイト https://watakon-anime.com/

美少女ゲームに興味津々な引っ込み思案の女の子。
ただし別の顔を持っているようで……

担当声優は山根綺(やまね あや)さん。

青二プロダクションに所属している女性声優。
2015年に映画デビュー、2016年に声優デビューを果たし、以降幅広い分野で活動を行っています。
代表作は緋田美琴(アイドルマスター シャイニーカラーズ)、ダイタクヘリオス(ウマ娘 プリティーダービー)、山田冬夜など。

エロゲのレジェンドが脚本に参加


(画像引用 : Amazon)

アニメ『16bitセンセーション』を制作する会社は、st.シルバー(SILVER)です。
アニメ制作会社で「SILVER」というとシルバーリンク(SILVER LINK.)をイメージする人が多いと思いますが、この会社は全く無関係の別会社で、実はシルバーリンクよりも以前から存在しています。

SILVERは2001年に生まれた会社で、エロゲーメーカーのソニアやシークラスといったブランドを立ち上げたゲーム会社「サイレンス」から離脱したスタッフが設立しました。
ちなみにソニアは1990年代に『VIPER』シリーズという、有名アニメーターが多数参加してアニメーションでアダルトシーンを作り大ヒットしたエロゲーを手掛けていたブランドです。
その為、設立後は暫くエロゲー開発やエロゲー原作アニメの制作協力を中心に行っていましたが、近年は一般アニメの制作がメインとなっており、2019年には『ぼくたちは勉強ができない』の元請制作を行い好評を博しました。

という訳で、エロゲーを題材とした本作にとっては最も理解が深い制作会社と言えるでしょう。

監督は佐久間貴史さん。
『ソードアート・オンライン -アリシゼーション-』の助監督を務めた方で、今回が初監督作品となります。

脚本(名目は「アナザーレイヤー・メインストーリー」)を担当するのは、『16bitセンセーション』の原作者である若木民喜さんと、脚本家の髙橋龍也さんです。

若木さんは『神のみぞ知るセカイ』でお馴染みの漫画家で、美少女ゲームに深い造詣を持っている方でもあります。
髙橋さんはかつてLeaf(アクアプラス)に所属し、『雫』『痕』『To Heart』でエロゲ業界に一大ブームを巻き起こしたレジェンド。
現在はアニメの脚本家として活動しており、非常に多くの人気作を手掛けています。

キャラクターデザインはSILVER所属の佐々木政勝さん。
『咲-Saki-』シリーズ、『Aチャンネル』、『ぼく勉』、『トニカクカワイイ』などでキャラデザを手掛けるベテランアニメーターです。

オープニングテーマは中川翔子さんが歌う「65535」です。

まとめ

1990年代のレトロエロゲー時代に青春を送って来たアラフィフ世代にとっては、昔を懐かしむアニメになると思います。
逆にエロゲ全盛期を知らない世代にとっては、コノハの視点から「かつてこんな時代があったんだなあ……」と資料的な見方もできる為、どの世代でも楽しめる作品になる筈。
原作では割とサークルものっぽいというか、青春感があって読み応えのあるストーリーにもなっているので、アニメのシナリオにも期待したいです!

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