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Sep

【ウマ娘 プリティーダービー Season3】伝説の2期を超えられるか? 主人公はキタサン&ダイヤ【2023秋アニメ】


(画像引用 : 『ウマ娘 プリティーダービー Season3』公式サイト https://anime-umamusume.jp/

2023年秋に放送を開始する期待のテレビアニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season3』を大特集!
爆発的ブームを巻き起こした過去の作品を振り返りつつ、3期の新要素や主人公の2人について徹底分析します!

ウマ娘がテレビに帰還! 歴史的大ヒットの2期に続けるか


(画像引用 : Amazon)

2023年秋クールに放送される予定のアニメは有力作の宝庫。
『葬送のフリーレン』『薬屋のひとりごと』といった新作勢に加え、『SPY×FAMILY』『進撃の巨人』『アイドルマスター ミリオンライブ!』『陰の実力者になりたくて!』といった大ヒット作の続編や新シリーズも多く、このクールを楽しみにしているアニメファンは非常に多いと思われます。

その中でも特に大きな期待を背負っているのが、一大ブームを巻き起こしたウマ娘の第3期となる『ウマ娘 プリティーダービー Season3』です。
その3期について触れる前に、ウマ娘がこれまで歩んで来た歴史を振り返っていきます。

『ウマ娘 プリティーダービー』という企画が発表されたのは、2016年3月26日に開催されたアニメイベント「AnimeJapan 2016」でした。
『神撃のバハムート』や『グランブルーファンタジー』など、数々のヒット作を輩出してきたCygamesの新たなメディアミックスプロジェクトとして紹介された本作は「実在する競走馬を美少女化したウマ娘たちが、仲間たちと切磋琢磨しながらレースを繰り広げつつ仲睦まじい学園生活を送る物語」と紹介され、早々に主要なウマ娘たちの担当声優も発表。
ゲームアプリのサービス開始を前にキャラクターソングが発売され、翌年のAnimeJapan2017ではアニメ化プロジェクト始動を発表、ゲームの方も第1弾トレーラームービーが公開されるなど、順調に開発が進んでいる様子が窺えました。

しかし、ここからウマ娘の難産ヒストリーが始まります。

アニメが放送される2018年に入ってもアプリ完成の目処は立たず、アニメ放送開始直前の2018年3月25日になってようやく事前登録が開始されるも、配信される気配もないまま放送がスタート。
アニメ自体は史実を上手く絡めたストーリーとキャラの可愛さ、テンポの良さなどが高く評価されたものの、放送中にゲームが開始される事はなく円盤(Blu-ray・DVD)の特典も別ゲームのシリアルコードという異例の内容となり、物議を醸しました。

その後、あらためてゲームの開始時期を2018年冬と発表したものの、「さらなるクオリティ向上を目指す」という理由で配信延期を発表。
年末に4コマスピンオフ漫画『うまよん』のアニメ化決定という明るいニュースもありましたが……2019年に入るとコンテンツプロデューサーである石原章弘さんがCygamesを退職しプロデューサーからも退くというショッキングな告知が行われます。
ゲームの配信も全く進展がない状況が続き、ファンの間では以降のプロジェクト継続を絶望視する声が相次ぎました。

それでも2020年になって事態が大きく動き始めます。
既に告知されていた『うまよん』のアニメ放送が2020年夏に行われ、更に『ウマ娘 プリティーダービー』テレビシリーズ2期の制作が決定
そして2020年12月、ついにゲームの配信日が2021年2月24日に決まり、リリースに先んじてアニメ1月より2期の放送が行われる事になりました。

この時点では「終わったと思われていたコンテンツが奇蹟の復活」という話題性こそあったものの、注目度は決して高くなかったと思われます。
ですが2期の放送が始まると状況は一変。
1期から大きく路線を変えた訳ではないものの、よりドラマティックな演出とストーリーが用意された事で視聴者の感動を生み、ゲームの配信が開始する頃にはウマ娘の話題で持ちきりとなっていました。

既に旬を過ぎたと思われていたコンテンツの大逆襲。
そのドラマ性によってアニメ、ゲーム共に爆発的なヒットとなり、その相乗効果で更にファンは増え、ウマ娘は一般の競馬ファンや関係者をも巻き込み一大ブームを巻き起こしました。

アニメ2期1巻の円盤売上は約22万枚に達し、平均でも19万枚以上を記録。
深夜アニメの売上枚数記録を大幅に更新し、歴代1位に輝きました。
また、ゲームも1900万DLを突破し、大台の2000万DL到達も時間の問題となっています。

これらの伝説的な成功を収めた事で、FNS歌謡祭や音楽の日などの大型特番にキャスト陣が出演したり、CMに武豊さんとクリストフ・ルメールさんが出演したりと夢のような出来事が次々と実現。
一時は自然消滅すらも危ぶまれた『ウマ娘』は、日本のエンタメ業界に燦然と輝く確固たる地位を獲得しました。

3期はW主人公! キタサンブラックとサトノダイヤモンドの実力は?

(画像引用 : 『ウマ娘 プリティーダービー Season3』公式Twitter https://twitter.com/uma_musu_anime

歴史的大成功を収めたアニメ2期から、約2年半。
その間もYouTubeで短編アニメの『うまゆる』や、ナリタトップロードらを中心とした番外編『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』を配信するなどアニメコンテンツは充実していましたが、3期に対してはやはり特別な関心が寄せられていて、ストーリーや新登場するウマ娘に期待する声は勿論、あの2期の驚異的なヒットを再現できるかどうかにも注目が集まっています。

その重責を担うのが3期で主人公に抜擢された2人のウマ娘、キタサンブラックとサトノダイヤモンドです。
果たしてこの2人、レジェンド作品となった2期で立派に主役を勤め上げたトウカイテイオーからバトンを渡されるだけの器なのでしょうか?
その検証を行うべく、まずは史実の競走馬同士で比較してみましょう。

トウカイテイオーは1990~1993年に活躍した競走馬で、通算成績は12戦9勝。
その内GIで4勝しており、競馬の発展に多大な貢献をし殿堂入りに相応しいとされる馬に贈られる「JRA顕彰馬」にも選ばれています。
何より、生涯最後のレースとなった1993年の有馬記念で奇蹟の優勝を果たした事で、多くの競馬ファンの記憶に残る名馬となった事が、主人公抜擢の最大の要因と思われます。

では、キタサンブラックの戦績を振り返ってみましょう。

2015~2017年に現役生活を送ったキタサンブラックは、通算成績20戦12勝
勝率ではトウカイテイオーに劣りますが、GI7勝という歴代2位タイの好記録を残しています。
格という点では、十分に主役に相応しい戦績と言えるでしょう。

一方のサトノダイヤモンドは、キタサンほど華やかな成績ではありません。
18戦8勝、その内GIは2勝
テイオーの生涯のライバル、メジロマックイーン(GI4勝)と比べても明らかに一枚落ちます。

ただ、ダイヤは同時代にキタサンと切磋琢磨したライバルであり、また「ライバル対決に敗れてから急に勝てなくなった」というドラマ性もあります。
そもそもウマ娘のアニメは1期でスペシャルウィークとサイレンススズカ、2期でテイオーとマックイーンという主人公+ライバル(第2主人公あるいはヒロイン)構成なので、キタサンを主軸にする時点でダイヤの存在は不可欠なのです。
そういう意味でも、3期におけるダイヤの役割は極めて重要です。

2期ではテイオーに憧れる子供として登場した2人。
そんな彼女たちがテイオーからバトンを受け取り紡いでいく新たな物語は、間違いなく2期の続編に相応しい内容になるでしょう。

スタッフは2期の面々がほぼ続投! 2期との違いは?


(画像引用 : Amazon)

ウマ娘3期は、2期でメインを張っていた制作陣の多くが続投となっています。

まず1~2期を指揮した及川啓監督は、今回も監督として参加。
長期シリーズとなった場合、監督だった人が「総監督」という立場になって実質的な監修に回るケースもよく見受けられますが、ウマ娘はその限りではなかったようです。

及川監督は元々競馬の知識はなく、競走馬に過剰な思い入れもない為、適度な距離感で制作が行えたのだと思われます。
史実を丁寧に追いつつもドラマ性、エンタメ性を大事にした青春スポ根路線を打ち立て、幅広いアニメファンに受け入れられる作品になったのは監督の手腕によるところが大きく、続投を歓迎するファンが大半でしょう。

キャラクターデザインも1期・2期からの続投で、椛島洋介さんと辻智子さんが担当します。
成長したキタサンとダイヤも、ゲーム版のデザインをかなり忠実に再現しており、ゲームから入ったファンも納得の仕上がりになっています。

アニメーション制作は2期を担当したスタジオKAIが続投する事になりました。
2019年に設立したばかりの会社ですが、所属スタッフ陣はシンフォギアシリーズの主要スタッフとあって実績と経験は十分。
ウマ娘2期も1話EDをはじめシンフォギアらしい演出が随所に見られ、それが多くの視聴者に受け入れられていた事を考えると、今回の続投は当然の流れと言えるでしょう。

唯一、2期から大きく変わった点がシリーズ構成です。

1期で務めていた石原章弘さんが離れた影響で、2期のシリーズ構成は「Cygames」とクレジットされ、Cygamesの内部スタッフが担当したと思われます。
一方、3期では永井真吾さんと小針哲也さんが務める事になりました。

永井さんは2期後半の脚本を担当していた方。
シンフォギアシリーズの脚本も多数手掛けています。

小針さんは『うまゆる』やゲームの1周年スペシャルアニメでシナリオディレクター、『ROAD TO THE TOP』でシナリオディレクターおよびシリーズ構成を担当している方で、新たなウマ娘アニメの主力スタッフとして活躍している方です。
つまり、どちらもウマ娘に長く関わって来ている方なので、シナリオ面や他スタッフとのチームワークに関しても全く問題なさそうです。

新たなウマ娘も続々登場! 1~2期のウマ娘も健在


(画像引用 : 『ウマ娘 プリティーダービー Season3』公式サイト https://anime-umamusume.jp/

2023年9月現在、公式サイトで確認できる「3期に登場予定のウマ娘やトレーナー」は全部で17名です。

1期、2期でメインを張ったチーム<スピカ>は今回も健在。
2期主人公のテイオーは今回、自分に憧れるキタサンを温かく見守る役割を担うようです。
彼女以外もマックイーン、1期主人公のスペシャルウィーク、サイレンススズカ、ウオッカ、ダイワスカーレット、ゴールドシップ、そしてトレーナーも全員出演が確定しています。

そして2期では大活躍だったチーム<カノープス>の面々も、3期での登場が決まっています。
2期で名シーンを生んだツインターボをはじめ、ナイスネイチャ、イクノディクタス、マチカネタンホイザ、更には一部で人気の南坂トレーナーも登場予定です。

更に今回、新たにチーム<カペラ>のウマ娘達がテレビアニメに初登場。
キタサン&ダイヤの同級生であるサトノクラウンとシュヴァルグラン、そしてサウンズオブアースが名を連ねています。

サトノクラウンはダイヤと同じサトノ家に所属する帰国子女で、逆境やプレッシャーに強い反面、足をすくわれやすいところも。
シュヴァルグランは気弱かつ人見知りな性格で口数は少なめながら、内に秘めた闘志と姉や妹へのコンプレックスは相当なものがある模様。
サウンズオブアースは音楽を愛する芸術家で、史実の競走馬の戦績も含めネタ的な存在になりそうです。

この3人は、3期におけるメインキャラクターとなる予定で、キタサン&ダイヤと同世代なので絡みも多くなるでしょう。
逆に2期のスペシャルウィークやサイレンススズカを見る限り、テイオーやマックイーンといった2期のメイン勢は今回裏方に徹する役回りになりそうです。

また、史実を考慮するとドゥラメンテの存在は無視できません。

ドゥラメンテとは2014~2016年に活躍した競走馬で、キタサンと同期の二冠馬です。
戦績ではキタサンの方が上ですが、キタサンが初めて挑んだGIレースの2015皐月賞、惨敗を喫した2015日本ダービーで連勝を飾り、特にダービーではレースレコードを記録しました。
その為、キタサンの最大のライバルはドゥラメンテだという声もかなり聞かれます。

物語を盛り上げる上で不可欠な存在ですが……ゲーム版にその名はなく、アニメ3期のPVにもその姿がない事から、登場するかどうかはわかりません。
ゲーム版ではブリュスクマンというウマ娘がその役目を担っている為、もしネームライセンスなどの問題でドゥラメンテを出す事が出来ないとしたら、代わりに彼女が登場する事も考えられます。

とはいえ、全国の競馬&ウマ娘のファンが望んでいるのは、やはり「ドゥラメンテ」でしょう。

まとめ

歴史を作った2期の放送終了から2年半、ついにウマ娘3期が始動します!
史実通りならダービーでの惨敗や有馬での有終の美はかなりドラマティックに描かれると思うので、今から楽しみです!
一番の気がかりはドゥラメンテで、彼女が出てくるかどうかで3期の盛り上がりはかなり変わってくると思うので、ぜひ出して欲しいですね!

 

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