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27

Aug

【この素晴らしい世界に爆焔を!】2期の可能性を徹底検証! 配信でのヒットは続編に繋がる?


(画像引用 : Amazon)

2023年春に放送された「このすば」のスピンオフアニメ『この素晴らしい世界に爆焔を!』の2期が制作される可能性を検証!
円盤売上、配信実績、ストックの有無、このすばシリーズやスピンオフ作品の続編事情などから徹底的に予想します!

めぐみん主役のスピンオフ、その評価は?


(画像引用 : Amazon)

様々な人気アニメが放送された2023年春、期待の一作として『この素晴らしい世界に爆焔を!』の名前も頻繁に挙がっていました。
2019年に劇場版『映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』が公開されて以来、約4年ぶりの『このすば』。
テレビシリーズに限れば実に6年以上のブランクを経ての新作とあって、各メディアが放送前に実施した期待度アンケートでは軒並み上位にランクインしていました。

一方で、懸念材料もありました。

時間が経ち過ぎていて鮮度が落ちているのは当然として、制作スタッフが1~2期と異なる点もファンから憂慮されていました。
このすば人気の立役者となった金崎貴臣監督は総監修のポジションに就き脚本にも参加せず、制作会社も1~2期のスタジオディーンや劇場版のJ.C.STAFFといった老舗から設立10年未満のドライブに変更。
「以前のこのすばの空気感ではなくなるかも」という心配の声があがる中、このすば爆焔は放送されました。

作画面に関しては、このすば特有のあえて崩した作画が殆どなくなり、「綺麗になった」「個性が消えた」と賛否両論
内容に関しては、本編で観られなかっためぐみんの過去を知る事が出来たと喜ぶファンが数多くいましたが、同時に「カズマ、アクア、ダクネスがいないと物足りない」という声も。
ツッコミが良くも悪くも真面目で面白味に欠けるゆんゆんしかいない為、あらためてカズマの存在の大きさを確認したファンが多数見受けられました。

そんなこのすば爆焔ですが、果たしてアニメ2期が制作される可能性はあるのか。
様々な視点から検証していきます!

円盤売上は本編から大幅ダウンも配信で好調!


(画像引用 : Amazon)

このすば爆焔の円盤(Blu-ray・DVD)は全3巻での発売で、2023年7月に発売された1巻の売上は初週で700枚強でした。
ここから大幅に伸びるとは考え難く、3巻の平均売上では1000枚を下回る可能性が高いと思われます。
これは、過去のこのすばのアニメ作品と比較すると、1/10以下の大幅なダウンです。

・『この素晴らしい世界に祝福を!』円盤平均売上

1期 1.1万枚
2期 1.0万枚
映画 2.4万枚

ただし1期は2016年、2期は2017年の放送で、当時と現在では円盤市場の規模が全く異なる為、単純比較は出来ません。
現代は円盤を購入するよりも配信を利用してアニメを視聴する人が圧倒的に多く、それは数年前から続くシリーズ作品であっても例外ではないのです。

このすば爆焔は、その配信実績でめざましい成果をあげています
dアニメストアが実施したアンケート「今期何見てる?2023春アニメ人気投票」、ニコニコ動画の「2023年春アニメランキング」ではいずれも5位にランクイン。
更にABEMAでも上位にランクインしており、多くのプラットフォームで好結果を残しました。

その功績を受け、KADOKAWAが第1四半期決算発表の際、【推しの子】と共にこのすば爆焔の収益を名指しで高く評価。
映像事業における売上高好調の牽引役となっていた事が明らかになりました。

これは純粋な配信売上の好調というだけでなく、過去の実績から『このすば』というブランドに期待が集まり、配信権に高い値段が付いたという見方も出来ます。
いずれにしても、このすばシリーズが配信市場において好調という点は変わりなく、実際にこのすば爆焔が一定以上の結果を示した事は間違いありません。

近年は配信で好調な作品の2期が制作されるケースが非常に増えており、このすば爆焔もそのパターンを踏襲する可能性は十分にあります。

ストックは十分! 2期実現なら「続」のアニメ化が濃厚


(画像引用 : Amazon)

このすば爆焔の原作は2013~2014年にザ・スニーカーWEBで連載されていた、原作者・暁なつめ先生自ら手掛けるスピンオフ作品です。
不動の人気キャラでヒロインでもあるめぐみんを主人公とした外伝作品で、彼女が故郷の「紅魔の里」で家族や学友と過ごした日常、アクセルの街に向かうまでの道中、そしてアクセルの街でカズマ達と出会うまでの日々を描いています。

現在は書籍で全3巻が発売され、森野カスミ先生が作画を担当するコミカライズも全5巻で完結済み。
ただ、アニメ版と原作・コミカライズとでは少し違う部分があります。
ラノベ原作作品の場合、全台詞を入れていたら尺が幾らあっても足りないのでカットは当然されますが、爆焔アニメは一部演出を変えつつオリジナルのシーンも追加している為、アニメの独自色が強めという点は本編と同じです。

特に大きく違うのが、カズマやアクアといった本編でお馴染みの面々の登場シーンです。

アニメではアクセルの街に到着して以降、この二人が色んな場面で見切れていましたが、ラストシーン以外は顔を見せず声と身体の一部のみの出演で、エンディングのクレジットもモブのような扱いでした。
しかし原作では普通に挿絵として顔も全身も描かれていますし、コミカライズでも普通に描かれています。
最後の最後、本編1期2話に繋がる出会いのシーンをより印象的なものにする為の、アニメならではの演出ですね。

ともあれ、めぐみんとカズマ達の出会いという原作に繋がる部分までを描ききっているので、これ以上ストックはない……とアニメ組は思ってしまうところですが、実は続編があります

2016年冬に放送されたアニメ1期が想定を遥かに上回る大ヒットになった事、それに伴いめぐみんの人気も急上昇した事を受け、同年8月よりザ・スニーカーWEBで『続・この素晴らしい世界に爆焔を!』の連載を開始。
書籍版は全2巻、コミカライズは全4巻が発売されており、いずれも完結済みです。

ただし、前日譚だった1作目とは違い、続・爆焔はめぐみんがアクセルの街で暮らすようになってからのお話です。
しかも時系列としては劇場版で描かれた原作5巻よりも後の話で、本編3期で映像化される事が予想される6~7巻の更に後のめぐみん達の活動が描かれています。

その為、このすば爆焔の2期が制作される場合は、間違いなくこの続・爆焔の映像化という事になるでしょう。
全2巻と1作目よりも原作は短いですが、本編の1~2期が文庫本2冊文の映像化なので、2巻あれば十分1クールのアニメが作れます。

よってストックに関しては全く問題ありません。
2巻は時系列的に大分先の話ですが、3期の放送終了後であれば最低限の補足で十分に理解可能な内容なので、支障はないと言って良いでしょう。

鍵を握るのは「ゲーム」と「遊技機マネー」と「本編3期」


(画像引用 : Amazon)

2期を制作できるだけの状況は整っているこのすば爆焔ですが、そこから更に後一押しがあれば、より確率は高くなります。
ここでは、その「一押し」となる三つの要素について検証していきます。

1期で大成功を収め、急遽その1年後に2期が制作・放送されたこのすばですが、そこから次の映像化にはかなり時間を要しました。
これは単純に制作会社およびスタッフのスケジュール、或いはKADOKAWAや製作会社の都合(他の優先したいアニメ化作品があった、何らかの理由で企画の立ち上げが遅れた等)だったと思われます。

それでも無事に爆焔および本編3期が実現したのは、『この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ』の存在がかなり大きかったと思われます。

“このファン”の愛称で知られるこの作品は、2020年にサービスを開始した このすばのゲームアプリ
Live2Dを使用したRPGで、立ち上げ当初は懐疑的な見方をするファンも多かったようですが、既に3年半以上続いており国内プレイヤー数は300万人以上を超え、様々な有名作品とコラボを果たすなど人気ゲームとして見事に定着しました。

漫画・ラノベ作品がアニメ化して、その後スマホ用ゲームアプリになるケースは膨大にありますが、このパターンで長年稼働するゲームは滅多にありません。
同じ年にアニメがヒットし、なろうアニメの双肩とされた『Re:ゼロから始める異世界生活』も、2020年にスマホゲーム『Re:ゼロから始める異世界生活 Lost in Memories(リゼロス)』のサービスを開始し300万ダウンロードを突破する人気作となりましたが、2023年5月にサービス終了となりました。
一時的にヒットしても、その後安定したアクティブユーザー数を保持し続けるのは極めて困難な業界なのです。

そんな修羅の世界で今も生き残っているこのファンは、運営や開発を行っている会社だけでなく、このすばの出版社KADOKAWAにとっても重要なポジションの作品です。
というのも、本作が稼働し続けている限り、KADOKAWAの作品とコラボして知名度の向上を狙えるからです。
実際、これまで『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』『盾の勇者の成り上がり』『無職転生』など数多くのKADOKAWAが書籍版を出版している作品とコラボしており、今後もその役割を担っていくと予想されます。

その為、このファンが今後も生き残る為にも、このすばのブランド力を維持・拡大していく必要があります。
それが爆焔の2期を制作する理由になり得る事は、言うまでもないでしょう。

次に遊技機マネー……要するにパチンコ・パチスロ化した事で得られる資金です。
近年、様々なアニメがこの遊技機マネーによって続編を実現させる事が出来ました。
アニメ化企画が長年停滞していても、パチンコ・パチスロ化によって道が拓けたケースは過去に何例もあります。

実はこのすばも2022年に「パチスロこの素晴らしい世界に祝福を!」が導入されています。
これが爆焔と本編3期の実現に影響したと断言は出来ませんが、無関係とは考え難いでしょう。
つまり、パチスロ第2弾やパチンコ化が今後行われれば、爆焔2期も自ずと見えてくると推察されます

そして、本編3期の反響も非常に重要です。

3期の放送時期は2024年ですが、劇場版を挟んだとはいえ2期から実に7年もの月日が流れています。
原作も既に完結しており、本来ならば話題性という点において非常に苦しい状況での続編と言わざるを得ない状況です。

ですが、このファンの好調もあってこのすばブランドは未だ健在。
若い世代には「なろうアニメのレジェンド」として知られており、実際「爆焔で初めてこのすばを観た」というアニメファンも少なからずいたようです。
よって、3期も1~2期ほどの盛り上がりはなくとも、ある程度の話題性は期待できます。

そこで注目したいのが、新ヒロインとして3期から登場するアイリス(イリス)
彼女がアニメファンからの支持を得られれば、「このすば人気は未だ健在」という印象を与える事が出来るでしょう。

何よりアイリスは続・爆焔のメインキャラでもあります。
3期およびアイリスが支持される事は、そのまま爆焔2期の需要拡大に繋がるという事が言えるのです。

他のスピンオフ作品のアニメ化は?


(画像引用 : Amazon)

ここまで爆焔2期についてポジティブな見解ばかりを述べてきましたが、現実問題として2期が実現する確率は高いとまでは言えません。
これは爆焔やこのすばの人気がどうこうと言う話ではなく、そもそも論として「スピンオフ作品の2期はハードルが高い」という純然たる事実がどうしても立ちはだかるからです。

『とある科学の超電磁砲』のように、本編の人気をスピンオフが上回ったケースも存在はしています。
ですがこのケースは例外中の例外で、基本的にはスピンオフは本編のオマケであり、ファンもそういう認識である事が大半です。
なので「スピンオフのアニメ化」までは喜ぶファンが多くても、その続編まで来るとお腹いっぱいで「もういいです……」となってしまう事が危惧され、企画として立ち上げにくいのが実状でしょう。

そういった事情を踏まえると、爆焔2期よりも他のスピンオフ作品のアニメ化の方が現実的かもしれません。
このすばには爆焔以外にも数多くのスピンオフがあり、本編ではあまり深掘りできなかったキャラの貴重なエピソードが描かれています。
これらのアニメ化を行う事で、アニメファンやこのすばファンに飽きさせないという戦略を狙う可能性は十分にあります。

その場合、候補筆頭となるのは『この仮面の悪魔に相談を!』でしょう。
爆焔と同じく暁なつめ先生が手掛けるスピンオフでファンからの人気も高く、本編以上の出来との声もあがっているほど。
ただ全1巻という点がネックで、どちらかというとショートアニメ向きかもしれません。

もう一つ候補として『このファン』も挙げておきたいところ。
人気アニメのスマホゲームがアニメ化するケースは決して多くはありませんが、『FGO』や『マギレコ』など一応幾つかはあります。
このファンはコミカライズも連載中なので、その宣伝も兼ねてアニメ化はない話ではありません。

まとめ

配信でかなり利益が出ているようなので、2期も十分にあると思います!
ただ、その為にはこのすば3期が盛り上がって、このすば熱を保つ事が絶対に必要。
そういう意味でも3期には注目です!

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