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25

Jul

【ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~】海外で大人気! ウケた理由は?【2023夏アニメ】


(画像引用 : Amazon)

2023年夏放送のアニメ『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』が海外で好評を博しているとの噂。
それが本当なのかどうか、本当だとしたらどんな理由なのかを徹底検証! その上で、本作がどういう作品なのかをご紹介します!

独特のカラーリングとサウンド! 新感覚の「明るいゾンビアニメ」


(画像引用 : Amazon)

近年は日本のアニメが海外で話題になる事は珍しくなくなりました。
今や日本の作品を好む海外のアニメファンは世界中にいて、そんな彼らがリアルタイムで視聴できる環境も整ってきている為、ほぼ毎クールのように海外でも人気作が誕生しています。

そして2023年夏クールでも、海外で火が点いた作品が幾つか生まれました。
その中でも特に注目を集めているのが、『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』です。

海外のアニメファンサイト「Anime Corner」において連日1位を獲得し、それ以外のファンサイトでも軒並み上位にランクイン。
更に、Netflixの世界ランキングで8位に入り、香港など1位を記録する国もあるほど。
『呪術廻戦』や『ホリミヤ』など、海外人気の高い作品の続編が多いクールにおいて、この実績は大健闘と言えます。

ここまでゾン100が海外で受けた理由は、本作がゾンビものでありつつゾンビものの常識を覆す作品だからだと推察されます。

ゾンビものというジャンルは基本、恐怖と混沌、或いは絶望の中に生じる人間ドラマを描いています。
その為、序盤から終盤にかけて大半のシーンは暗く、陰鬱な雰囲気の中で物語が紡がれる作品が殆どです。

しかしこのゾン100という作品は、全く違います。

本作の導入を掻い摘んで書くと「ブラック企業に入り日々の過酷さに病んでしまった主人公が、突然訪れた民衆のゾンビ化によるパンデミックに遭遇し、これでもう会社に行かなくて良いと歓喜して自分のやりたい事をやる」という内容。
ゾンビパニックが生じた事に絶望するどころか心から喜び、本来持っていた明るさを取り戻すどころか、狂気すら感じるほどの解放感を全身で表現します。
その為、海外のアニメファンは「それだけ日本の労働環境はイカれてるんだ……」とドン引きしつつも、このテンプレと真逆の展開に驚き、そして心を奪われていったのです。

更に、本作はもう一つ特徴的な要素があります。
作風に合わせ、ポップでカジュアルに振り切った演出を行っている点です。

初めて主人公がゾンビを目撃した際、ゾンビに付着する血をペンキのようにカラフルなカラーリングで表現。
主人公がゾンビから逃げる際のBGMも気味の悪さは皆無で、爽快感のあるEDMや爽やかな曲を駆使し、主人公の晴れやかな心を表現していました。

こういった、ゾンビものの王道に対しての「ズラし」が、ゾンビものを好む海外のアニメファンにとって非常に新鮮に映り、かつ現代風のカジュアルな作画と音楽も相まって魅力を倍増させたのだと思われます。

そしてゾン100を語る上では、その独特な世界観において縦横無尽に旅して回るイカしたキャラクター達を無視する訳にはいきません。
ここからは、本作のメインキャラとなる4人についてご紹介していきます!

天道輝(てんどう あきら)キャラクター概要

https://twitter.com/Zom100_anime_JP/status/1680932869001162752

(画像引用 : Amazon)

主人公。
大きな希望を持って制作プロダクションに入社したものの、入社初日から徹夜続きという地獄のブラック企業で早々に精神が病んでしまいました。
その為、突然訪れたゾンビパニックに対しても恐怖や絶望ではなく「これで明日から会社に行かなくて良いんだ!」と解放感を覚え、ゾンビが群がるディストピアを陽気に笑顔で生き抜いています。

その後も自分がゾンビになってしまうという不安よりもゾンビになる前にやりたい事を全部やってしまおうとポジティブに考え、「ゾンビになるまでにしたい100のこと」をリスト化し、それを叶える為に東奔西走しています。
一方で社畜時代の記憶は完全なトラウマになっており、かつての上司と再会した際には明るさが陰を潜め、昔の姿に戻ってしまいました。

担当声優は梅田修一朗(うめだ しゅういちろう)さん。

賢プロダクションに所属している男性声優。
2019年稼働のアイドルゲーム『Readyyy!』の高千穂亜樹役でデビューを果たし、2022年春放送の『魔法使い黎明期』セービル及び『可愛いだけじゃない式守さん』和泉くんを担当し、初めてでありながら2作同時主演という偉業を成し遂げました。
代表作は天道輝、高千穂亜樹、和泉くん、セービルなど。

三日月閑(みかづき しずか)

https://twitter.com/Zom100_anime_JP/status/1681952088954208263

(画像引用 : Amazon)

アキラより2つ年上のメインヒロイン。
外資系金融会社に勤めていた合理主義者で、ゾンビパニックが発生してからも冷静に生き残る方法を考え「ゾンビにならないためにすべき100のこと」というリストを作り、その為の行動を徹底して行っていました。
しかしその自分とは真逆の行動をするアキラと出会い、彼の無謀かつ無鉄砲な言動に呆れつつも、その勢いに巻き込まれるように行動を共にしていきます。

以降はクールな所だけでなく、お茶目な一面や可愛い部分が露呈するようになり、本来苦手だった筈の集団行動に愛着を覚えていきます。
トラウマを発動させたアキラに対しても同情的な見方をするなど、かなり情が移ったようです。

担当声優は楠木ともり(くすのき ともり)さん。

ソニー・ミュージックアーティスツに所属している女性声優。
2017年に声優デビューし、2018年に『メルヘン・メドヘン』鍵村葉月役でアニメ初主演を果たし、2019~2023年に演じた『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』優木せつ菜によって大ブレイクを果たしました。
代表作は優木せつ菜(初代)、マキマ(チェンソーマン)、レン(SAOAGGO)、宵崎奏(プロセカ)、ミーシャ(魔王学院)、三日月閑など。

竜崎憲一朗(りゅうざき けんいちろう)


(画像引用 : Amazon)

アキラとは同級生で、親友の間柄。
大学卒業後は不動産会社に就職し、ルックスの良さと持ち前のコミュニケーション能力で成功を収めていましたが、そのあくどいやり口は決して本意ではなかったようです。
アキラと再会し、本当の夢がお笑い芸人だった事を思い出してからは、いずれそうなる事を目指しアキラと一緒に旅するようになりました。

昔からアキラとは気が合い、バディのような存在だった事もあり、ゾンビパニック後は彼の「ゾンビになるまでにしたい100のこと」に協力するようになります。
アキラとはまた違った意味で、パンデミック後の世界を楽しんでいるようです。

担当声優は古川慎(ふるかわ まこと)さん。

トイズファクトリーに所属している男性声優。
2011年にWebアニメ『武装中学生』吉野サトシ役で声優デビュー、2013年に『ゴールデンタイム』多田万里役でテレビアニメ初主演を果たし、2015年に演じた『ワンパンマン』サイタマ役で注目を集め、現在は数多くの作品で主演を務める人気声優となっています。
代表作はサイタマ、白銀御行(かぐや様)、ベニマル(転スラ)、ロナルド(吸血鬼すぐ死ぬ)、シャディク(ガンダム水星の魔女)、竜崎憲一朗など。

ベアトリクス・アメルハウザー


(画像引用 : Amazon)

アキラ達が道中で出会った21歳のドイツ人女性。
子供の頃から日本文化に興味を抱き、ようやく念願叶って日本へ来たその日の朝にゾンビパニックが発生し、パンデミックに巻き込まれました。
しかし日本文化に精通し過ぎた結果、甲冑を纏い長刀や弓矢など日本古来の武器を完璧に操る侍のようなスペックを手に入れていた為、無事生き残る事が出来たようです。

担当声優は髙橋ミナミ(たかはし みなみ)さん。

東京俳優生活協同組合に所属している女性声優。
2012年に「高橋未奈美」名義でアニメデビューを果たし、翌2013年に『アイドルマスター ミリオンライブ!』馬場このみ役で注目を集め、以降様々な作品でメインキャラを演じています。
代表作は馬場このみ、エルコンドルパサー(ウマ娘)、ルコア(メイドラゴン)、リリス/ご先祖(まちカドまぞく)、山田エルフ(エロマンガ先生)、ベアトリクスなど。

制作のBUG FILMSってどんな会社?


(画像引用 : Amazon)

ゾン100のアニメーション制作を行っているのは、BUG FILMSという会社です。
アニメファンの間でも、あまり知られていない名前かもしれません。
というのも、2021年に設立されたばかりの新会社だからです。

BUG FILMSは、『ゴールデンカムイ』『ヴィンランド・サガ』などの製作を行っているアニメプロデュース会社のツインエンジンが新たに設立した制作スタジオです。

ツインエンジンは他にもジェノスタジオ(ゴールデンカムイ1~3期)、スタジオカフカ(魔法使いの嫁2期)など数多くのスタジオを持っています。
それぞれのスタジオを独立法人として株式会社にしている点が特徴で、BUG FILMSはツインエンジングループの制作部門の1つという言い方も出来るでしょう。
代表取締役は、OLMのプロデューサーとして様々な作品を手掛けた児島宏明さんが務めています。

2021年に『古見さんは、コミュ症です。』、2022年に『サマータイムレンダ』の制作協力を担当し、ゾン100から元請けを始めました。
よって、本作が初めての元請作品という事になりますが、それを全く感じさせないほど美しく迫力ある作画に仕上がっており、それも海外人気の大きな要因となっています。

監督に抜擢されたのは川越一生さんです。
制作進行を経て演出家になり、『古見さんは、コミュ症です。』で初監督を経験。
本作で2作品目の監督作品という事になります。

シリーズ構成を担当するのは瀬古浩司さん。
『亜人』『モブサイコ100』『BANANA FISH』『ドロヘドロ』など評価の高いアニメを過去に手掛け、近年は『進撃の巨人』『呪術廻戦』『チェンソーマン』といったビッグタイトルでシリーズ構成を務めています。
現在、最も注目を集めている脚本家と言えるでしょう。

キャラクターデザインは田中紀衣さんが担当。
過去に『ハンドレッド』『火ノ丸相撲』『ひとりぼっちの○○生活』『蜘蛛ですが、なにか?』などを手掛けています。

OPテーマはKANA-BOONの「ソングオブザデッド」。
爽快なラップパートが特徴で、本作特有の突き抜けた明るさやヤバさが見事に表現された曲になっています。
ED「ハピネス オブ ザ デッド」は新進気鋭のシンガー、シユイさんが歌唱担当です。

まとめ

元々ゾンビものは全世界で人気のジャンルですが、この作品は過去のあらゆるゾンビものの常識を覆している為、海外のアニメファンはかなり驚いたみたいですね。
最近はあまり多くない脳天気系のスカッとした主人公なのも、海外で受けている理由の一つかもしれません。
今後もこの人気を持続していけば、凄い事になってしまいそうです!

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