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May

アニメ実写化失敗ランキングTOP30! 歴史上、最も爆死した映画作品は?

10位:ニセコイ


(画像引用 : Amazon)

原作連載:2011~2016年
アニメ放送:2014~2015年
実写映画公開:2018年

原作売上:1200万部
アニメ円盤売上:0.6万枚
興行収入:5.3億円
公開館数:294館

実写化には、タイミングを逸したのは明らかなのに立ち止まれず、負け戦も同然という雰囲気の中で発表される作品も残念ながらあります。
本作はその代表例の一つと言わざるを得ません。

原作・アニメが人気を博していたのは2012~2014年くらいの時期で、その後は展開や主人公の言動に対する不満が噴出し、挽回できないまま2016年に連載は終了。
その2年後に公開された本作がヒットする筈もなく、またコスプレ感が強い衣装にも批判が殺到し、興収も評価も散々な結果に終わりました。

9位:テラフォーマーズ


(画像引用 : Amazon)

原作連載:2012年~
アニメ放送:2014~2016年
実写映画公開:2016年

原作売上:2200万部
アニメ円盤売上:0.1万枚(1期)
興行収入:7.8億円
公開館数:326館

火星で進化したゴキブリと地球の人類の抗争を描いた奇特な設定、そして過激な描写による刺激的なバトルが人気を博した本作ですが、メディアミックスはどれも失敗に終わっています。
特に実写に関しては酷評の嵐で、あらゆる面で低評価を受けてしまい、「逆にどれくらい酷いのか気になる」という声が出て来るほど。
実写化の失敗の多くは「尺不足による説明・描写不足」「原作の良い面を出し切れていない」「原作っぽさを安易に出そうとしてコスプレ感が強い」などの要素が原因としてありますが、本作はそれらもまだ序の口だったようで、あらゆる問題点が指摘されています。

残念ながら、作り手が原作を愛せなかった実写化の典型例になってしまったようです。

8位:耳をすませば


(画像引用 : Amazon)

原作連載:1989年
アニメ放送:1995年
実写映画公開:2022年

アニメ興行収入:31.5億円
興行収入:5.6億円
公開館数:352館

魔女宅と同様、ジブリ映画として有名ですが原作はジブリではなく、柊あおい先生の漫画をもとに実写映画化した作品であって、ジブリは関わっていません。
また、原作の実写化でもなく原作の10年後を描いた作品になっています。

ノスタルジーを感じさせる青春劇だった原作やアニメ(ジブリ版)とは違い、主人公の雫が社会人となって行き詰まる苦悩を描いた物語になっている為、アニメのファンにとっては期待していた内容と違うという印象をどうしても持ってしまい、興収も期待とは程遠い結果に終わってしまいました。

7位:黒執事


(画像引用 : Amazon)

原作連載:2006年~
アニメ放送:2008~2014年
実写映画公開:2014年

原作売上:3000万部アニメ
円盤売上:1.4万枚(1期)
公開館数:327
館興行収入:6.0億円

抜群の女性人気で原作・アニメ共に大ヒットを記録。
ミュージカルも好評を博し、全ての分野で熱い支持を得ていた本作とあって、実写映画が決まった際には大きな期待を集めました。
また、絢香さんと結婚し研音から独立した水嶋ヒロさんの復帰作という事もあり、原作ファン以外からの注目度も高かったようです。

そのキャスティングは原作ファンからも受け入れられましたが、シエルを出さずシエルをベースにしたオリジナルの男装キャラを出した事で不満が噴出
これによって原作ファンの多くが「観ない」という選択をし、興収も全く振るわない結果になってしまいました。
原作キャラの性別を変えるケースはドラマ、映画で稀に見かけますが、脇役ではなく主人公の一人と言っても過言ではないシエルでそれをするのは愚の骨頂でしょう。

6位:進撃の巨人


(画像引用 : Amazon)

原作連載:2009~2021年
アニメ放送:2013年~
実写映画公開:2015年

原作売上:1億1000万部
アニメ円盤売上:5.1万枚
興行収入:32.5億円/16.8億円
公開館数:331館/331館

1作目の興収32億という結果は、ここ10年の実写映画の中でも上位に入る数字であり、決して低い訳ではありません。
しかし実写版『進撃』は実写化失敗の代表格として常に名前が挙げられます。
理由は余りに多く煩雑なので全て挙げる事は出来ませんが、総じて言われているのは「重厚な世界観や伏線を張り巡らしたストーリーなど、原作が評価された部分をほとんどなくしてしまっている」という点で、原作との乖離が許容範囲を大きく逸脱してしまっている点は否めません。

役者陣は全力で作品に挑んだものの、メガヒットした原作にあやかって企画されただけという印象を拭う事は到底不可能であり、実写化が忌避される理由の典型例になってしまったようです。
その評価もあって、前編から僅か50日後に公開された後編は興収が半分まで落ち込みました。

5位:BLEACH


(画像引用 : Amazon)

原作連載:2001~2016年
アニメ放送:2004年~
実写映画公開:2018年

原作売上:1億3000万部
アニメ円盤売上:1.3万枚(1期)
興行収入:5.4億円
公開館数:328館

本作も明らかにタイミングを間違えた実写化作品の一つです。
ワンピース、ナルトと共に2000年代のジャンプを支え、海外でも人気の高いメガヒット作。
しかし15年にもわたる連載期間中ではなく、連載終了から2年後というタイミングで実写化されても、ファンはピンと来ないでしょう。

それでも原作愛に溢れた実写化ならファンも観たいと思うものですが、あまりそういう印象を持った観客はいなかったようで、評価もかなり低めになっています。
これだけの有名原作で続編も作られていない事を考えると、期待とはかけ離れた結果だったと思われます。

4位:鋼の錬金術師


(画像引用 : Amazon)

原作連載:2001~2010年
アニメ放送:2003~2004年/2009~2010年
実写映画公開:2017年/2022年(2部作)

原作売上:8000万部
アニメ円盤売上:3.7万枚(1作目)
興行収入:11.1億円/2.9億円・2.4億円
公開館数:341館/349館・345館

本作もタイミングが謎過ぎる実写化となりました。
2000年代に爆発的な人気を誇り、現在も名作と名高いハガレンですが、流石に連載完結から7年も経てば熱心に追いかけるファンはそう残ってはおらず、1作目は10億を超えたもののネームバリューを考えると決して良い結果とは言えませんでした。

更に問題なのは、続編が5年後だった事。
『るろうに剣心』のように実写で大ヒットし、かつ新シリーズを連載中ならともかく、興収も評価も低調な状態で5年後に次回作というのは常軌を逸しており、しかも1作目以上のスクリーン数による大規模な上映を強行した結果、悲惨な興収に終わりました

ハガレンというレジェンド作品をあまりにも蔑ろにした実写化と言わざるを得ません。

3位:ドラゴンボール


(画像引用 : Amazon)

原作連載:1984~1995年
アニメ放送:1986~1996年
実写映画公開:2009年

原作売上:2億6000万部
アニメ視聴率:20.5%(Z)
興行収入:8.7億円(国内)/5600万ドル(全世界)
公開館数:570館

言うまでもなく日本で最も有名な漫画・アニメですが、超常的な力によるバトルがメインの作品とあって実写化はファンの間でも望まれておらず、実現される事もないと思われていましたが……2002年にハリウッドの映画制作会社が本作の実写映画化権を獲得したと発表し状況が一変。
ファンの間でも「ハリウッドなら」という期待が膨らみましたが、その後は音沙汰がなく、企画は水面下で頓挫したものと思われました。

しかし2009年になってまさかの実現。
そして出来上がった映画『DRAGONBALL EVOLUTION』はというと、それはもうドラゴンボールと呼べるものではなく、世界中で酷評の嵐が巻き起こりました。
のちに脚本家がファンに謝罪する異例の事態に発展し、本作はドラゴンボールにおける最大の黒歴史となっています。

2位:デビルマン


(画像引用 : Amazon)

原作連載:1972~1973年
アニメ放送:1972~1973年
実写映画公開:2004年

原作売上:5000万部
アニメ視聴率:11.7%
興行収入:5.2億円
公開館数:?館

「漫画・アニメの実写化は鬼門」という風潮が確立されたのは、この作品がきっかけだったのかもしれません。

1970年代に連載・放送されたこのデビルマンは、のちに多くの作家やクリエイターに大きな影響を与える、日本のダークファンタジーの祖とも言える不朽の名作。
けれども流石に30年以上が経っているため熱心に追いかけるファンは少なく、興収面で芳しくない結果に終わるのは致し方ないところでした。

ただ本作の問題はそこではありません。
制作費が10億円だったため大赤字だった点、そして何よりあまりの出来の悪さから、観客のみならず殆どのメディアが酷評するという異例の展開に。
その反響は凄まじく、実写化失敗の例として常に名前が挙がるようになり、「名作漫画の実写化は鬼門」という印象を強く残しました。

1位:聖闘士星矢


(画像引用 : Amazon)

原作連載:1985~1990年
アニメ放送:1986~1989年
実写映画公開:2023年

原作売上:5000万部
アニメ視聴率:9.4%
興行収入:0.4億円(1週目)/500万ドル(全世界)
公開館数:323館

1980年代にジャンプ誌上で人気を博した本作は、当時ジャンプに多くの女性ファンを呼び込んだ人気作としても知られていますが、北斗の拳やドラゴンボールほど後世に語り継がれている訳ではありません。
しかし海外ではかなり人気があるようで、IPとしては2020年代にも大きな売上を記録しています。

そういう事情もあって、2023年に『聖闘士星矢 The Beginning』のタイトルで実写映画化されました。

聖衣のデザインが原作とかけ離れていて何の映画なのかパッと見ではわからず、そもそも原作を知る人が若い世代に少ない、ジャンプではなくチャンピオンで続編やスピンオフが展開されているため続いている事すら知られていない……といった状況とあって、300館を超える規模の上映としては異例なまでに観客が入らず、公開3日間の興行収入は4000万円程度。
このレベルの爆死は実写映画の中でも殆ど例がなく、また制作費6000万ドル(約83億円)に対し全世界での興収はその10分の1位程度になりそうで、歴史的な失敗作になるのは確実な情勢です。

順位まとめ

01位 聖闘士星矢
02位 デビルマン
03位 ドラゴンボール
04位 鋼の錬金術師
05位 BLEACH
06位 進撃の巨人
07位 黒執事
08位 耳をすませば
09位 テラフォーマーズ
10位 ニセコイ
11位 ジョジョの奇妙な冒険
12位 東京喰種 トーキョーグール
13位 こちら葛飾区亀有公園前派出所
14位 嘘喰い
15位 弱虫ペダル
16位 氷菓
17位 魔女の宅急便
18位 ガッチャマン
19位 宇宙兄弟
20位 ママレード・ボーイ
21位 銀の匙 SilverSpoon
22位 となりの怪物くん
23位 ぐらんぶる
24位 逆転裁判
25位 3月のライオン
26位 寄生獣
27位 約束のネバーランド
28位 あしたのジョー
29位 ヲタクに恋は難しい
30位 かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~

まとめ

興行的な失敗は必ずしも内容が原因ではありませんが、大抵の失敗事例には相応の理由があります。
特に作り手の事情が色濃く反映された作品は大抵失敗している印象で、実写化が嫌われる最大の理由でもあります。
自分が好きな作品がこの中に加わる事だけは、勘弁して欲しいですよね。

コメント

  1. ムビ郎 より:

    キャシャーンが抜けている。
    あとうさぎドロップは主要キャラの一人が何故か酷い改変をされていて、それだけで全てが台無しになっていた。

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