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Feb

【実写化失敗】歴代アニメ実写化失敗ランキングTOP35! 歴史上、最も爆死した映画作品は・・・?

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(画像引用 : Amazon)

【2025年2月28日更新】

アニメ・漫画の市場的価値の向上に伴い、近年ではヒットした邦画の大半を占めるほど量産されている実写化映画作品。
その中には興行的に失敗した例も多く、中には大爆死してしまった作品も。そんな事例をランキング形式でお届けします!

35位:かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~


(画像引用 : Amazon)

原作連載:2015~2022年
アニメ放送:2019年~
実写映画公開:2019/2021年

原作売上:2200万部
アニメ円盤売上:0.5万枚(1期)
館興行収入:22.4億円/10.6億円
公開館数:290館/319

1作目は興行収入20億以上のヒットを記録し、2019年の映画興行収入24位にランクイン。
公開後は原作コミックスの売上も伸び、メディアミックスとしては成功と言える結果を残しています。

一方で原作ファンからは否定意見も多く、作者の赤坂アカ先生がフォローせざるを得ない状況にも陥りました。

そんな流れもあって、2021年に公開された続編は半減以下の興収に終わっています。

芳しい結果とは言えませんでしたが、実写版から入ったというファンも少なからずいる為、失敗の度合いは低めです。

34位:CASSHERN

(画像引用 : Amazon

アニメ放送:19731974年(新造人間キャシャーン)

実写映画公開:2004

アニメ視聴率:15.9%

館興行収入:15.3

タツノコプロの人気アニメを映画化した紀里谷和明さん初監督作品。

紀里谷さんは当時宇多田ヒカルさんの夫で、その宇多田さんが主題歌を務めました。

この映画に関しては完全に賛否両論で、世界観から何から完全に原作とは別物にしてしまった事で当然ながら原作を愛するファンからは酷評の嵐。

一方で原作を知らない人たちからは「映像センスが素晴らしい」「何かよくわからない」とこれまた賛否両論という、非常に評価がハッキリ分かれた作品でした。

33位:マイホームヒーロー

(画像引用 : Amazon

原作連載:20172024

アニメ放送:2023

実写映画公開:2024

原作売上:440万部

アニメ円盤売上:

興行収入:2.9億円

公開館数:348

ヤングマガジンで長期連載されたクライム・サスペンスの実写版。

2023年にドラマ化され、そのキャストのまま完結編として描かれた、ドラマの続編です。

ドラマからの映画で完結はよくあるパターンですが、ドラマでヒットした訳でもない作品がこの流れで映画化されると空気化してしまうのは仕方ない事。

ただ公開館数348館は明らかに見込み違いと言わざるを得ず、上映中は非常に寂しい客入りにならざるを得ませんでした。

作品自体も映画とあってアクションシーンが多めになり、原作のテイストとは少し違う切り口だったように思います。

32位:あしたのジョー


(画像引用 : Amazon)

原作連載:1968~1973年
アニメ放送:1970~1971年、1980~1981年
実写映画公開:2011年

原作売上:2500万部
アニメ視聴率:17.8%
興行収入:11.0億円
公開館数:277館

伝説のボクシングマンガおよびアニメを2010年代に蘇らせた実写映画。
1970年にも実写化されているので、約40年ぶりという事になります。

当時20代中盤で人気絶頂だった山下智久さんが矢吹丈を演じている為、映画を観た人の多くが原作未読の山Pのファンだったと思われ、その人達にとっては山Pの肉体美を堪能できる作品として満足いく内容だったようです。
しかしやはり原作キャラとの乖離は激しく、原作ファンはそもそも観に行かないという選択をしたようで、興収は伸び悩みました。

31位:3月のライオン


(画像引用 : Amazon)

原作連載:2007年~
アニメ放送:2016~2018年
実写映画公開:2017年

原作売上:?万部
アニメ円盤売上:0.2万枚(1期)
興行収入:7.5億円/6.5億円
公開館数:295館/295館

原作コミックスの売上は「累計300万部」として各媒体で紹介されていますが、実はこの数字は相当前の部数で、これ以降具体的な売上が公式から発表されていない為に300万部で止まっているようです。
オリコンによると単巻60~80万部のセールスを記録しており、16巻まで出ている現在は既に1000万部を突破していると推察されます。

その原作売上を踏まえた上で見ると、実写映画の興収はかなり物足りない数字です。
ただ、この作品独特の空気感や雰囲気を実写で表現するのは難しく、そもそも将棋という題材を実写で面白く描くのは相当困難と思われ、この結果は致し方ないと言えるかもしれません。

30位:逆転裁判


(画像引用 : Amazon)

原作連載:2001年~
アニメ放送:2016年~2019年
実写映画公開:2012年

原作売上:810万本(シリーズ累計)
アニメ円盤売上:0.1万枚
興行収入:5.4億円
公開館数:275館

法廷バトルという特殊なジャンルのゲームで、法廷内でのやり取りにはあえてリアリティを持たせず、子供向けの内容になっています。
その為、原作に忠実であればあるほど大人には陳腐に映る……というジレンマを抱えた実写化にならざるを得ず、かなりの難しさがあったと思われます。
また、基本的に大声での掛け合いが多くなる為、劇場だとけたたましさがより際立ち、落ち着いて観られないというデメリットもあります。

総じて言える事は、そもそもが実写化向きの作品ではないという事です。

29位:ぐらんぶる


(画像引用 : Amazon)

原作連載:2014年~
アニメ放送:2018年
実写映画公開:2020年

原作売上:800万部
アニメ円盤売上:0.1万枚
興行収入:4.5億円
公開館数:338館

悪ノリの集合体のような作風なので、漫画やアニメでは成立しても実写だと寒い空気になりかねない、そんな本作。
しかし意外とコメディ面での評価は低くはなく、楽しく観られたという人は多かったようです。

ただ原作を知らずに観た人の中には「綺麗な海中風景がたくさん見られると思ってた」「裸の男性陣がたくさんいるからBLだと思って見たのにガッカリ」といった意見もあり、イメージと内容の齟齬が多少なりとも生じていたようです。
その為か、公開規模の割に興収は物足りない結果になりました。

28位:となりの怪物くん


(画像引用 : Amazon)

原作連載:2008~2013年
アニメ放送:2012年
実写映画公開:2018年

原作売上:710万部
アニメ円盤売上:0.2万枚
興行収入:5.0億円
公開館数:286館

菅田将暉さん主演の少女漫画原作ラブコメ……という事で、期待していた女性ファンはかなり多かったようです。
実際、満足した人は相応数いたようですが、興収は人気少女漫画原作の実写映画としてはかなり物足りない結果に終わっています。
しっかりした恋愛ものを見たいという人が多い中、如何にも漫画というキャラによる風変りな恋愛ストーリーが肌に合わなかった……というミスマッチが生じていたようです。

漫画・アニメの実写化作品は原作再現度が高すぎてもチープに見えてしまうというジレンマがあり、本作はそれがマイナス方向に出てしまったのかもしれません。

27:ブルーピリオド

(画像引用 : Amazon

原作連載:2017年~

アニメ放送:2021

実写映画公開:2024

原作売上:800万部(全世界)

アニメ円盤売上:

興行収入:4.6億円

公開館数:344

国内だけでなく国外でも人気の高い、美大生の苦悩と作品への様々なアプローチを描いた人気マンガを実写化。

アニメではお馴染みの吉田玲子さんが脚本を担当し、実写との相性が良い原作と期待されていましたが……興収は振わず。

原作の序盤、主人公の八虎が藝大を受験する所までをたった115分で描くのは流石に無理がありました(アニメでは1クール=270分)。

26位:銀の匙 SilverSpoon


(画像引用 : Amazon)

原作連載:2011~2019年
アニメ放送:2013~2014年
実写映画公開:2014年

原作売上:1700万部
アニメ円盤売上:0.2万枚(1期)
興行収入:7.8億円
公開館数:285館

原作は人気絶頂、アニメも放送中という時期に公開され、タイミング的には完璧だった事もあってヒットが期待されていましたが、興収10億に届かない結果に終わりました。
農業を題材にした本作は「面白いけど地味」というタイプの作品で、主人公・ヒロイン共に個性的とは言い難くエンタメ感も薄め、かといって農業高校が舞台とあって自然の雄大さに浸れるような映像もそこまで多くはないので、実写で良さを表現するのは難しかったのかもしれません。

 

25位:ママレード・ボーイ


(画像引用 : Amazon)

原作連載:1992~1995年
アニメ放送:1994~1995年
実写映画公開:2018年

原作売上:1000万部
アニメ視聴率:12.9%
興行収入:3.8億円
公開館数:292館

アニメ版は1990年代前半の朝に放送され、当時の子供たちにとってかなり刺激的な内容でした。
それから約25年の月日が経ち、当時の子供はもう立派な大人になっており、その世代を狙い撃ちするにはちょっと時間が経ちすぎているし、その世代のお子さん達はまだ10歳前後が多いと思われ、ややターゲット層が不明瞭なタイミングでの実写化となりました。

また実写化に伴いコメディ要素をほとんど排除している為、原作ファンにとってもやや取っつきにくかったようです。
案の定、興収はかなり低めになってしまっています。

24位:宇宙兄弟


(画像引用 : Amazon)

原作連載:2007年~
アニメ放送:2012~2014年
実写映画公開:2012年

原作売上:3100万部
アニメ円盤売上:0.1万枚
興行収入:15.7億円
公開館数:322館

モーニング連載の作品で、作風的にも内容的にもアニメより実写向けという印象が強く、実際アニメ化より実写映画化の方が先に発表されました(ただし公開はアニメが先)。
小栗旬さんと岡田将生さんが主演という事で、非常に大きな期待を持たれていましたが、賛否両論がハッキリ分かれたようです。

一番多く見られた否定意見は「2時間前後に纏めた事で内容が薄くなった」というものですが、これはあらゆる実写映画に当てはまる事。
ただ本作の場合、訓練シーンの絵が地味にならざるを得ないので、内容が薄まると余計に地味な絵面になってしまうという問題が生じてしまったようです。

興収15億強は実写映画としてはヒットの部類ですが、本作の原作人気からすると期待に届いたとまでは言えません。
実際、公開直後は「30億も狙えるロケットスタート」と報道されましたが結果はその半分でした。

23位:ガッチャマン


(画像引用 : Amazon)

アニメ放送:1972~1974年/1978~1979年/1979~1980年/2013~2015年(クラウズ)
実写映画公開:2013年

アニメ円盤売上:0.5万枚(クラウズ)
館興行収入:4.8億円
公開館数:307館

1970年代に一世を風靡したSFアニメを原作とした実写映画。
オリジナルアニメの実写化は比較的珍しく、往年のファンにとっては寝耳に水の実写化だったと思われ、当初はネタ的な受け止め方をされていたようです。
しかし同時に実写化が発表され先に公開されたヤッターマンが興収31.4億円とヒットした事で、その後に控えていた本作にも大きな期待が寄せられるようになりました。

ですが……「実写化するはずない作品が実写化した」というサプライズはヤッターマンでお腹いっぱいになっていたのか、本作の公開が始まる頃にはファンの熱も冷めていました。
また、内容に関しても「ストーリーが暗い」「重苦しい」など、期待されていたものとは違っていたようです。

22位:ヲタクに恋は難しい


(画像引用 : Amazon)

原作連載:2014~2021年
アニメ放送:2018年
実写映画公開:2020年

原作売上:1200万部
アニメ円盤売上:0.3万枚
興行収入:13.4億円
公開館数:303館

原作はそこまでコメディ色が強くはなく、あくまで「ヲタクによる職場恋愛」という面がクローズアップされた作品ですが、実写映画では『銀魂』『斉木楠雄のΨ難』の福田雄一監督とあってギャグがやや多めになっています。
そして何と言っても実写版最大の特徴はミュージカルパート。
アニメでも稀にミュージカルシーンを挿入する作品がありますが、その部分はあまり良い評価を得ていない印象で、本作もこれをマイナス評価する人がかなり多かったようです。

客足は公開直後こそまずまずでしたが、その後はやや伸び悩み、当初見込まれていた15億に届かず。
もしかしたらミュージカルパートがリピーターの数を減らしてしまったのかもしれません。

 

21位:約束のネバーランド


(画像引用 : Amazon)

原作連載:2016~2020年
アニメ放送:2019~2021年
実写映画公開:2020年

原作売上:4100万部
アニメ円盤売上:0.1万枚
興行収入:20.3億円
公開館数:340館

ジャンプで人気を博し、大きな期待をもってメディアミックスが行われた本作。
先陣を切ってアニメ1期が放送され、その翌年に実写映画が公開されました。

しかし公開時には既に原作は完結済みで、既にピークは過ぎていた印象です。
また配役に関しても「当たり外れの差が激しい」という意見が多く、必ずしも高い評価は得られませんでした。

ネバランはアニメでもCloverWorksが本来の力を発揮できず、ジャンプ作品の中ではメディアミックスがあまり評価されなかった方の事例になってしまった印象です。

20位:寄生獣


(画像引用 : Amazon)

原作連載:1988~1995年
アニメ放送:2014~2015年
実写映画公開:2014/2015年

原作売上:2500万部
アニメ円盤売上:0.1万枚
興行収入:20.2億円/15.0億円
公開館数:418館/422館

『寄生獣』の原作は非常に評価が高く、全10巻という手に取りやすい長さもあって、ネット普及前の作品にもかかわらず現在も「不朽の名作」を挙げる際には必ず取り上げられるほどです。
そんな名作の実写化を『ALWAYS 三丁目の夕日 』『STAND BY ME ドラえもん』の山崎貴監督が手掛けるとあって、事前の期待度はかなり大きく膨らみ、それは418館という最大級の上映館数にも現れていました。

しかし出足の2日間で興収3億4000万円と期待には及ばず、伸びもイマイチ。
娯楽要素が強い作品ではない事もあって、実写化に懐疑的な原作ファンが多かったようです。

19位:魔女の宅急便


(画像引用 : Amazon)

原作連載:1982~1983年
アニメ放送:1989年
実写映画公開:2014年

アニメ興行収入:43.0億円
実写興行収入:5.3億円
公開館数:281館

ジブリ作品は基本的に実写化は舞台のみで、本作も「ジブリ作品の実写化」という訳ではありません。
あくまで原作である角野栄子先生の児童書を実写化した作品です。
なのでジブリ版魔女宅とは内容が異なって当然ですが、多くの人が本作をジブリオリジナルの作品と思っている為、「あの有名なジブリ映画の魔女宅が実写化される」という誤解が生じ、内容が大きく異なる事に驚いていたようです。

こういった事前に誤解が生じやすい作品は、どうしても先入観と実際の中身とのズレによって評価が低くなりがちで、本作も「アニメ(ジブリ版)と比べて~」といった論調が多く、興収も評価も芳しくない結果に終わっています。

18位:氷菓


(画像引用 : Amazon)

原作連載:2002年~
アニメ放送:2012年
実写映画公開:2017年

原作売上:290万部 (古典部シリーズ)
アニメ円盤売上:1.0万枚
興行収入:1.3億円
公開館数:225館

「氷菓」は米澤穂信先生が手掛けるミステリ小説「〈古典部〉シリーズ」の第1作目で、京アニによってアニメ化された際も古典部シリーズではなく氷菓のタイトルでした。
その為アニメから入ったファンがターゲットだったと思われますが、評価に関しては当時20代前半だった面々が高校1年生を演じていた為、キャスティングに賛否があったようです。
超常現象がなく日常の中に潜む謎を解くという物語なので、実写化との相性が良いタイプだと目されていましたが客入りは悪く、失敗の烙印を押されてしまいました。

17位:弱虫ペダル


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原作連載:2008年~
アニメ放送:2013年~
実写映画公開:2020年

原作売上:2800万部
アニメ円盤売上:0.6万枚(1期)
興行収入:6.9億円
公開館数:339館

2012年からは毎年舞台化されているため実写化との相性も良く、ファンにとっては満を持しての実写映画化だった筈でしたが、期待されていたほど興収は伸びず。
原作・アニメを知らない層からの評価は決して悪くはありませんが、原作組からの評価は賛否がハッキリ分かれていたようです。

本作は各キャラの個性が非常に強く、それは見た目や性格だけでなく選手としての特性においても表現されていますが、その点の見せ方、映像や演出に関して否定的な意見もあったようです。

16位:嘘喰い


(画像引用 : Amazon)

原作連載:2006~2017年
実写映画公開:2022年

原作売上:1000万部
興行収入:2.8億円
公開館数:339館

暴力シーンや倫理的にアウトなシーンが多いためテレビアニメ化はされていない本作ですが、作品人気はかなりのものとあって、実写化が決まった際には原作ファンから熱い期待を寄せられていました。
しかしやはりアニメ化していない事で知名度自体に限界があったのか、スクリーン数の割に興収は寂しい結果に終わっています。

評価自体はそれほど低くはなく、原作組の中でも「原作を再現してくれた」派と「原作が蔑ろにされている」派と真っ二つに分かれているようです。

15位:こちら葛飾区亀有公園前派出所


(画像引用 : Amazon)

原作連載:1976~2016年
アニメ放送:1996~2004年
実写映画公開:2011年

原作売上:1億5650万部
アニメ視聴率:17.0%
興行収入:8.2億円
公開館数:277館

ジャンプで40年連載されていた名物作品で、アニメも長期間放送された事から高い知名度を持つ『こち亀』。
その国民的マンガが2009年に香取慎吾さん主演でドラマ化され、その流れで同キャストによる映画化も実現しました。

香取さんは全力で両津勘吉というキャラに挑んでいましたが、やはり体型も顔も乖離しているのは否めず、原作ファンにとっては納得し辛いキャスティングになってしまい、ドラマ視聴率も映画興収も芳しくない結果に終わっています。

14位:東京喰種 トーキョーグール


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原作連載:2011~2018年
アニメ放送:2014~2018年
実写映画公開:2017年/2019年

原作売上:4700万部
アニメ円盤売上:0.3万枚(1期)
興行収入:11.0億円/3.6億円
公開館数:307館/292館

タイミングを逸した感の強い実写化となってしまった本作。
原作はヤングジャンプの黄金期を支えた大ヒット作ですが、1作目が公開されたのは既に人気のピークを過ぎた時期で、2作目に至っては完結後。
その為、1作目はどうにか10億を超えたものの2作目は2/3減と大きく興収を落としてしまいました。

キャスト陣への不満は比較的少なく、ストーリーやCGも賛否はあれど否定意見ばかりが多いという印象もなく、実写化の中では決して酷い部類の評価という訳ではありません。
ただ前述したタイミングの悪さ、またグロテスクな表現が多いため人を選ぶ作品だった事が災いし、大幅ダウンという結果になったと思われます。

13位:ジョジョの奇妙な冒険


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原作連載:1986年~
アニメ放送:2012年~
実写映画公開:2017年

原作売上:1億2000万部
アニメ円盤売上:2.0万枚(1期)
興行収入:9.2億円
公開館数:323館

膨大な数の熱狂的ファンがいるジョジョの実写化を成功させるとなると、作り手側も相当な原作愛をもって制作しなければ難しい。
それを見事に実現させたのが2020年より展開している『岸辺露伴シリーズ』で、ジョジョ好きを以前から公言していた高橋一生さんが露伴を演じ、アニメシリーズでジョジョファンからの信頼を得ている小林靖子さんが脚本を担当するという鉄壁の布陣で臨んだ結果、ファンの設定した高いハードルを見事に飛び越えてみせました。

そんな露伴シリーズとは対照的にファンからの支持を得られなかったのが、4部を実写化したこの映画。
スタッフやキャストの陣容から「ジョジョを作る為に集結した」というより「人気漫画の実写化を生業とするいつメン」という先入観が強く、多くのファンが映画館に足を運ぶまでに至らなかったようです。

内容については実はそこまで酷評が多い訳ではなく、「賛否がハッキリ分かれている」くらいの評価になっています。

12位:からかい上手の高木さん

(画像引用 : Amazon

原作連載:20132023

アニメ放送:20182022

実写映画公開:2024

原作売上:1200万部

アニメ円盤売上:0.5万枚(1期)

興行収入:5.9億円

公開館数:252

本作のヒット以降、マンガ業界やラノベ業界では主人公1人に対しメインヒロイン1人のみを配置する一対一ラブコメが大流行。

ラブコメのスタンダードを変えた不朽の名作で、アニメはテレビシリーズ3期に加え劇場版まで作られました。

2024年春にはテレビドラマ化。

まだ初々しい10代半ばの俳優が演じ、次世代を担う若手に演じる機会を設ける、非常に意義のある映像作品になりました。

しかし同年に公開されたこの映画は、原作の10年後を描くというキャスト都合ありきの設定で原作ファンの顰蹙を買い、大ヒット原作でありながら最初から原作ファンの方を見もしない実写化になってしまいました。

当然、観客の大半は原作とは縁のない人たちばかり。

評価は決して低くはありませんが、実写化の意義を全く見出せない映像作品でした。

11位:【推しの子】

https://animeanime.jp/imgs/p/jtKDOVlKAvjRrNw8SXAVejagI61Nrq_oqaqr/726518.jpg

(画像引用 : animeanime

原作連載:20202024

アニメ放送:2023年~

実写映画公開:2024

原作売上:2000万部

アニメ円盤売上:0.7万枚(1期)

興行収入:5.7億円

公開館数:363

2023年に放送されたアニメが人気を博し、元々人気作だったものの更に火が点き一大ブームを巻き起こした人気マンガの実写映画。

Amazon Prime Videoでドラマ化され、その続きを完結編として映画館で上映するという形をとりました。

芸能界を舞台とした作品とあって、作中でドラマや舞台、映画を大々的に扱っており、ある意味実写化に最も適していた作品ですが、同時に実写化における問題点を幾つも指摘しているため、多少不穏な空気はありました。

また、202411月に原作は完結を迎えましたが、その終盤の展開があまり評判が良いとは言えず、勢いが失速気味だった点も憂慮された中での公開とあって、やはり客足は伸びませんでした。

テレビよりも視聴者層の幅が狭いアマプラでのドラマ化で、その続きという展開も苦戦した要因の一つと言えそうです。

実写向きの大ヒット作でも、扱いやタイミングを間違えると失敗してしまうという一例になってしまいました。

10以降は次ページへ!

コメント

  1. ムビ郎 より:

    キャシャーンが抜けている。
    あとうさぎドロップは主要キャラの一人が何故か酷い改変をされていて、それだけで全てが台無しになっていた。

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