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Aug

【サクガン】2021秋アニメ・原案公募アニメは面白い?SF父娘ロードムービーの魅力を考察 

出典:Amazon.co.jp

ストーリー概要

「削岩ラビリンスマーカー」は流行りの「なろう系・異世界転生・能力バトル」とは違う、「SFロボット・父娘・ロードムービーもの」という古典的ジャンルです。

作品内容はダメ親父と、天才児の9歳の娘が作業用の人型ロボに乗り込み、「ラビリンス(未開地帯)」を探索する「マッパー(地図を作る人)」になり、冒険するSFロードムービーといった所感。

未来の世界で人類が住んでいるのは、岩盤で区切られた「コロニー」と呼ばれる居住区で、居住区以外には巨大生物が闊歩する弱肉強食の世界「ラビリンス」が広がっています。そこは、新しい領域を開拓する「マッパー」と呼ばれる、富と名声を得るハイリスクハイリターンの職業がある世界が舞台です。

主人公は9歳少女?

原案小説はガガンバー視点ですが、アニメ版はメメンプーが主人公となっています。主要キャラクターの、メメンプーとガガンバー親子のプロフィールをまとめてご紹介しましょう。

出典:sakugan-anime.com

メメンプー

年齢:9歳
声優:天希かのん(あまね・ かのん )<初主演作>
学歴:小学生→飛び級で大学卒業
職業:ワーカー・ガガンバーの仕事を指揮する。
性格:好奇心旺盛でメカにも強い。方向感覚や空間把握力が高く、マッパーになるのが夢。
備考:作業ロボのナビ役をしつつ、「ガガンバ」と父親を呼び捨てにして尻に敷く天才児。

出典:sakugan-anime.com

ガガンバー

年齢:29歳
声優:東地宏樹(とうち・ ひろき)
職業:採掘場のワーカー
性格:酒・ギャンブルが好き。ラビリンスを知っているためメメンプーの夢に反対する。
備考:作業ロボの運転役でスキルは高い。娘に頭が上がらないダメ親父で、過去の事件がきっかけにでワーカーを続けている。娘大好きパパ。

原案・冒頭あらすじ

採掘場で鉱石を採取するワーカーとして働くダメ親父「ガガンバー」は、9歳の娘「メメンプー」の尻に敷かれて、2人乗りの作業ロボットで日銭を稼ぐ日々を過ごしていました。ガガンバーは「酒・ギャンブル」好きなダメ人間で、女房に逃げられてしまい、シングルファーザーとしてメメンプーを育てています。

メメンプーは母親に似たのか、大学を飛び級で卒業した天才児。作業ロボでガガンバーを助ける指示役として9歳で家計を助けて働くしっかり者です。好奇心からマーカーに憧れて夢を抱き、さらに違うコロニーにいる母親にも会いたいメメンプーは、ガガンバーにマーカーになりたいと言い出しました。

娘に危険なマーカー職をさせる訳にも行かず渋るガガンバーは、立ち寄った酒場で謎の女性ザクレットゥと出会います。

制作はサテライト

「Project ANIMA」はアニメ化企画が前提で、制作は「マクロス」シリーズや、「シンフォギア」シリーズの「サテライト」が手掛けることになりました。原案小説をアニメ原作に落とし込むのを脚本家が行うようで、数人の脚本家が執筆するほか、「ガンパレード・マーチ」の芝村裕吏がシナリオ協力に入っています。

また、「マクロス」シリーズの河森正治や、ブリュネ・スタニスラスらがカイジュウやメカニックデザインで入るなど、陣容の顔ぶれも豊かです。キャラクター原案は「いばらの王」や「ディメンションW」を代表作とする漫画家の岩原裕二さんが担当していて、メメンプーのかわいさには一見の価値があると思います。

見どころは

ガガンバーとメメンプー親娘がコロニーを巡る道行きには様々なキャラクターが登場してきますが、原案とアニメ版で設定が異なる部分があり、アニメ化で更に物語やキャラクターとしての掘り下げがあるものと予想されます。

また、メメンプーという元気で愛らしい少女を主人公とする変更が為されていることで、ガガンバー視点のちょっとハードボイルドチックな話から、少女の冒険物語になって来そうな予感がする点もポイントが高いです。

「サテライト」が制作するということもあり、「マクロス」でみせたバルキリーのシャープなデザインとは違う「サクガン」で、ずんぐりとした人型作業ロボをどう動かしてくれるのかが見どころ。「マクロス」でデトロイトモンスターをあれだけカッコよく描ける「サテライト」なので、期待が高まります。

原案公募アニメは面白くなる?

原案「削岩ラビリンスマーカー」というフレッシュな素材を、アニメ制作陣というプロがシナリオと設定をアニメ用に煮詰めなおすこの企画の成否は、手掛ける料理人次第というところでしょう。

その素材を調理する料理人は、実績としては申し分ない「サテライト」なので、アニメが面白くなるかという質問に対する期待値は高いと考えられます。既に10月の放送開始に向けてPVも公開されており、作品の味見もできる状態になっているので、一度見てみると作画レベルの高さやメカデザインの良さがお判りいただけるはずです。

メカのデザインは人型作業用ロボなので、武骨さがあっていかにも「重機」といった良さがあり、単調ゆえにアクションに期待できそうなフォルムをしています。PVで描かれている冒頭部分はあっさりとした原案を再構成し、ぎゅっと濃縮したように作りこまれているので、原案既読の人は驚かれることでしょう。


引用:「TVアニメ『サクガン』最新PV」
公式サイトリンク:https://sakugan-anime.com/

まとめ

2021秋アニメの「サクガン」を、原案小説「削岩ラビリンスマーカー」からご紹介して、「サクガン」がさらに面白くなるのかを考察してきました。アニメ化により原案小説のガガンバーのハードボイルド要素が入った世界観を、どうやってメメンプーの冒険物語に料理できるのかが面白くなるかのポイントだと考えます。

サテライト制作のPVはメメンプーのかわいさを十分に表現で着ていて、作業ロボも良デザインです。10月の放送が待ち遠しく良作となる予感がします。

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