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Jan

【すずめの戸締り】新海誠監督8作品目!多くの考察が飛び交う話題作を徹底考察

出展 すずめの戸締り公式サイト

・はじめに(すずめの戸締り・ネタバレ考察)

2022年11月11日に公開された、新海誠監督8作品目のアニメ映画。

2023年からは、台湾やアメリカなど海外での公開も予定されていて、公開前から話題となっていたこの作品。

主人公である鈴芽の声優を原菜乃華が務めた他、宗像草太の声優を松村北斗が演じていました。

松村さんは、新海監督作品では、初のジャニーズ事務所のタレント起用ということでこちらもまた注目を集めています。

その他にも、声優陣は深津絵里、染谷将太、伊藤沙莉、花澤香菜といった面々が務めている。

楽曲は、「君の名は。」からタッグを組んでいるRADWIMPS。

話題性満載で公開から大ヒットを飛ばしているこの作品。

多くの考察が飛び交っていることで、何度見ても楽しめると言われており、人気に拍車がかかる状況に。

そんな「すずめの戸締り」の考察を少しこちらで紹介してみたいと思います。

 

 

・すずめの戸締りあらすじ(すずめの戸締り・考察)

舞台は、2023年の九州。

主人公岩戸鈴芽は、伯母である環と2人暮らしをしている女子高生です。

とある日、高校へ向かう鈴芽の前に、草太という青年が現れ、近くに廃墟があるかを訊ねてきます。

近くにある廃墟を紹介し、草太と別れた鈴芽ですが、気になることがあり草太を追いかけます。

廃墟にたどり着いたものの、草太の姿は見えず、代わりに扉を一つ見つけた鈴芽。

思わず扉を開いてしまうと、見たこともない場所と繋がっていました。

扉を開いたことで、鈴芽の周りにはおかしなことが起こり始めます。

不可思議なことを解決するために、草太と鈴芽は協力し合いながら、日本各地を巡ることに。

その道中、家族の絆や新たな人物とのつながりを見つけていく鈴芽。

草太との出会いによって世界を救う任務を背負わされた鈴芽がさまざまな経験を積みながら忘れられていた真実を思い出すロードムービー作品です。

 

・君の名は。や天気の子とのつながり(すずめの戸締り・考察)

新海誠作品の特徴の一つとして、過去作品の登場人物が出演しているということがあります。

例えば、「君の名は。」には、「言の葉の庭」に登場する雪野百香里と、秋月孝雄が登場することから、この2つの作品は地続きではないかと言われています。

そして、「君の名は。」の次に誕生した「天気の子」では、「君の名は。」の主人公2人立花瀧と宮水三葉が登場しているのです。

こちらは、君の名は。に登場した雪野百香里と秋月孝雄よりわかりやすく登場しているので、上映されるとともに話題となりました。

それ以外にも、宮水四葉や勅使河原克彦、名取早耶香といった主役級の面々も続々と登場しているのです。

2作品連続で別作品に登場したキャラクターが出ているということで、「すずめの戸締り」には、「天気の子」のキャラクターたちが登場するのではないかと、公開前から期待の声があがっていました。

しかし、実際公開されると、「すずめの戸締り」には、天気の子のキャラクターは登場していません。

それどころか、過去の新海作品のキャラクターは誰も登場していないのです。

ですが、過去作と唯一の接点があるというのが、声優を務めた神木隆之介さん。

彼は、「君の名は。」と「天気の子」では、立花瀧として登場しており、今作でも声優として登場しています。

しかし、彼が演じたのは、今作では瀧くんではなく、芹澤朋也というキャラクター。

3作品出演しているのですが、今作のみ違うキャラクター。

実は神木さん、芹澤の役のオファーが来た際、一度は断っていたんだとか。

その理由が、自分が芹澤というキャラクターに合っていないのではないかと瀧というキャラクターを芹澤で上書きしてはいけないという考えから。

ですが、新海監督が、「神木隆之介」とわからないのでは、芹澤役も良いのでは?と提案したところ快諾されたんだとか。

たしかに、瀧くんとはまた違うし、一見すると神木君とはわかりにくい声になっています。

気になる方はぜひチェックしてみてください。

このことから、「君の名は。」と「天気の子」、「すずめの戸締り」のつながりというのは、神木隆之介さんというわけなのです。

 

・ダイジンの役割(すずめの戸締り・考察)

白い猫の姿をした神獣で、要石の役割をしているダイジン。

そのビジュアルの可愛さから、キャラクターとしても人気となっているダイジン。

ダイジンという名前は、白いひげが大臣に似ているという事でつけられました。

人の言葉を話すことができ、扉が存在する場所に現れては草太や鈴芽を翻弄させます。

古文書にりょると、生前は奈良県にいた子供の閉じ師。

自分から申し出て要石となった元人間なのです。

ダイジンの役割と言えば、鈴芽たちに、扉の場所を知らせることや、要石としての役割があるのですが、実はそれ以外にもダイジンの役割があると言われています。

それは、鈴芽自身を投影したキャラクターということ。

ダイジンは草太のことを嫌っていますが、鈴芽には懐いています。

それは、鈴芽が「うちの子になる?」とダイジンに声をかけたことに由来しますが、実はこのセリフ、鈴芽もとある人物から言われているのです。

それが伯母である環。

東日本大震災によって母親を失った鈴芽は、母親の妹である環から「うちの子になる?」と言われて暮らしはじめます。

お互い気を使いつつ、親子のような関係を築いているように見える2人ですが、劇中環は鈴芽を引き取って生活をし始めたことにより、恋愛や結婚、さらには自由を奪われたと漏らすシーンがあります。

幼い鈴芽は悪気は全くなく、無邪気に環と生活をしていたのですが、実は無邪気に環の大切なものやその人生を奪ってしまっていた。

一方、ダイジンは鈴芽の大切な草太を椅子に変えた後、彼にとんでもない使命を背負わせます。

草太を椅子に変えた際に、彼に向けて「お前はジャマ」とたった一言言い放っただけで、彼の運命を変えてしまう。

ダイジンが草太をジャマといったのは、鈴芽と2人になりたいという、実に無邪気な理由なのです。

幼い頃の鈴女は無邪気に環に引き取られ、彼女の生活を奪ってしまう。

ダイジンも、鈴芽と2人になりたいという無邪気な理由で、鈴芽から草太を奪ってしまう。

そのスタートは、「うちの子になる?」という共通した言葉から始まっている。

幼い頃の鈴芽とダイジンがリンクしているというのはこの点からもよくわかるのではないでしょうか。

また、ダイジンは鈴芽に、鈴芽は環に、強い言葉で拒絶されてしまうというシーンもあるのですが、そのシーンもリンクしていることから、ダイジンは鈴芽を投影したキャラクターであるという役割があるのです。

 

・イスの脚が3本の理由(すずめの戸締り・考察)

本作の重要なキーアイテムとなっているのが、黄色い椅子。

ダイジンによって草太がこの椅子に変えられてしまったことで、鈴芽と一緒に日本全国を一緒に旅するアイテムとなってきます。

鈴芽の家にあったこの椅子ですが、彼女にとっては、亡くなってしまった母親との形見でもあるのです。

サイズが合わなくなっても鈴芽が大切に部屋に置いてある理由は鈴芽が幼い頃、誕生日に母親が手作りで作ってくれたから。

その際、「一生大事にする」と母親に告げたことからも、母親との約束を守り続けている鈴芽の姿が描かれています。

この椅子ですが、母親に作ってもらった際には、3本脚ではなく、きちんと4本の脚があります。

しかし、草太が椅子に変えられてしまった際には3本になってしまっている。

その理由は、東日本大震災で津波に流されてしまったから。

映画ではこのシーンは描かれていませんが、原作では、津波に流された椅子と鈴芽が話している場面があります。

幼い鈴芽は、津波が去った後、この椅子を見つけて拾うシーンが描かれています。

その際、椅子の脚は3本。

脚が3本の理由は、津波に流されてしまったからだったのです。

鈴芽は劇中では、幼い頃の記憶を忘れているのか、辛い記憶に蓋をしてしまっているのか、あまり思い出せない場面があります。

椅子が3本になった理由も、「見つけたときには脚が1本かけていた」と草太に語っていることから、鈴芽自身も正確には脚が1本無くなった理由をわかっていないようです。

物語が進むにつれて、自身の過去を思い出したり見直すきっかけを見つけていく鈴芽。

母親との思い出もまた、劇中で描かれており、涙なくては見られない場面の一つとなっています。

幼い鈴芽は、東日本大震災でいきなり母親を亡くしてしまった事実を受け入れられずにいました。

草太と出会い、冒険が始まることで、この悲しい過去との思い出を自分なりに消化するきっかけをつかめたような鈴芽。

脚が3本の理由は、東日本大震災に巻き込まれてしまったからなのです。

しかし、脚が3本というのには、もう一つ理由があるのではないかと言われています。

それは、八咫烏を表しているから。

八咫烏とは、日本神話に登場するカラスの姿をした神です。

その姿は、一見普通のカラスに見えますが、足が3本あり、椅子の脚が3本とリンクしています。

また、この神の役割は導きの神ということで、鈴芽を導くアイテムとなっていることからもリンクしている。

さらに、新海監督は日本神話を引用することが多いということからも、この考察は信ぴょう性をおびてきます。

また、椅子の姿となった草太はこの世ではない扉の向こうの世界に簡単に入ることができました。

鈴芽は草太を助けようと、何度扉をくぐっても扉の向こうにはたどり着かなかったにも関わらず、です。

その理由が、神である八咫烏を象徴した椅子であったからだというのであれば納得できますよね。

新海作品は、災害と日本神話を用いた作品が多いことからもこの考察はあながち間違っていないのではないかと感じます。

八咫烏を象徴しているために、脚が3本。

しかし、その理由は、東日本大震災によるもというのが、この椅子の脚の謎の真相ではないでしょうか。

 

・まとめ(すずめの戸締り・考察)

「すずめの戸締り」のネタバレや考察を紹介してみました。

見るたびに発見があるこの作品。

普通に見ても引き込まれ、面白いこの作品ですが、隠された設定や事実を徐々に発見していくという見方もまた面白いですよね。

様々な見方で、この「すずめの戸締り」を楽しんでみてください。

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