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【天気の子】新海誠監督の3年ぶりとなる新作は“ドエンタメ”作品!? #天気の子
2019年7月19日に公開される新海誠監督の新作アニメ映画『天気の子』に関する情報をまとめました!
全世界興行収入で日本アニメ歴代1位を記録した『君の名は。』の次回作となる本作のあらすじやスタッフ、キャスト情報などをお届けします!
日本で最も注目されている監督の最新作
新作映画『天気の子』、制作発表させていただきました。身近で壮大で、大いに笑って泣ける(はずの)ドエンタメ映画です。でも同時に、すこしも模範的ではなく、むしろ社会や規範から外れていってしまう人物たちの物語です。でもだからこそこれは自分のための映画だと、誰かに思ってもらえますように。 pic.twitter.com/w4jwTUw0tB
— 新海誠 (@shinkaimakoto) December 13, 2018
『天気の子』は、2019年7月19日に公開予定の新海誠監督によるアニメ映画です。
これまでの新海作品同様、脚本も新海監督が担当します。
今やアニメという枠を飛び越え、日本で最も注目されている映画監督となった新海監督ですが、その歩みはかなり独特なものでした。
実は元々アニメ畑の人ではなく、『イースシリーズ』や『軌跡シリーズ』で知られるゲーム会社・日本ファルコム出身。
『イースII』のリメイク作品『イースIIエターナル』のオープニングムービーを手がけており、ゲーム会社に所属していながら既に映像面での仕事を行っていたのです。
1990年代後半から自主制作のショートアニメを制作し始め、2002年に第1作目の映画『ほしのこえ』を発表。
当時最先端の交流手段だった「メール」を用い、宇宙と地上という究極の遠距離恋愛を描いた本作は、監督・脚本をはじめ音楽以外の全てを新海監督1人で担った自主制作映画です。
「1人の人間がほとんど全て作ったアニメ映画」という希有な事例であることも話題となって数々の賞を受賞し、新海誠の名前がアニメファンの間で知られるようになりました。
2作目『雲のむこう、約束の場所』で初の長編、そして商業映画を制作。
以降も『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』『言の葉の庭』といった映画作品を生み出していきます。
この頃の新海監督の評価で最も目にする言葉が「映像美」です。
新海監督は繊細で美しい背景を描く監督として有名ですが、その背景美術がどの作品でも前面に出ており、映像面での印象が圧倒的に強い芸術家肌の監督というイメージが先行していました。
背景と音楽で物語を緻密に表現する一方、登場人物たちの詩的なモノローグはどこか断片的で難解という感想を抱く人も多く、物語としても内向的でビターエンドの作品が多いため、「わかる人にはわかる」「一般受けはしないけど凄い人」という評価が多かったのではないでしょうか。
そういった評価が『君の名は。』の歴史的ヒットで大きく変わり、今や映画業界のど真ん中という存在になった新海監督。
エンターテイメント性に富み、わかりやすい娯楽作品として絶大な支持を得た『君の名は。』の次回作がどういった方向性の映画になるのか、日本のみならず世界のアニメファンから熱い注目を浴びています。
離島から飛び出した高校生男子と、空を自由に晴れさせる少女
『天気の子』のあらすじは、公式サイトで公開されています。
物語の主人公は、高校1年生の男子・森嶋帆高(もりしま ほだか)。
離島で生活していた彼は一念発起し、家出して東京へと赴くものの、順風満帆にいくはずもなく早々に生活は困窮し、怪しげなオカルト雑誌のライター業でどうにか糊口を凌ぐ日々。
彼の心を映し出すかのように連日雨が降り続ける東京で、帆高は一人の少女に出会います。
とある事情から弟と2人で暮らしている少女・天野陽菜(あまの ひな)。
彼女は「祈るだけで空を晴れさせる」という不思議な能力を持っていました。
天候の調和が狂っていく時代を舞台に描かれた本作は、そんな2人が自らの生き方を「選択」する美しく切ない物語です。
メインキャストは若手俳優の2人
『君の名は。』に続き、『天気の子』でもメインキャストは声優ではなく俳優が起用されています。
家出少年・帆高を演じるのは醍醐虎汰朗(だいご こたろう)さんです。
2016年より活動を開始し、2017年には舞台『弱虫ペダル』で主人公・小野田坂道役を射止めるなど、順調にキャリアを重ねている若手俳優の方ですね。
空を晴れさせる能力を持つ少女・陽菜役には森七菜(もり なな)さんが選ばれました。
実写版『心が叫びたがってるんだ。』で中学時代の仁藤菜月を演じたほか、様々なドラマや映画に出演している方です。
どちらも10代で、声優としてのお仕事は今回が初となります。