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Jun
【はるかなレシーブ】作品まとめ!ビーチバレーに百合はあるのか!【新きらら系アニメ】 #はるかな
「ゆるふわ」じゃないきらら系
『はるかなレシーブ』は、如意自在先生がまんがタイムきららフォワードで連載しているビーチバレーを題材としたマンガです。
ビーチバレーの初心者ながら172cmの長身を誇る女の子・大空遥(おおぞら はるか)と、151cmと小柄なため一度は挫折してしまった比嘉かなた(ひが かなた)のペアを中心に、それぞれのペアがビーチバレーへの情熱をぶつけ合い、試合を通し相互理解と親交を深めていきます。
フォワードはきらら系の中でも特殊な位置付けで、「ビジュアルストーリーコミック誌」というキャッチコピーが示すように他のきらら系よりストーリー性が強く、また「ゆるふわ」な雰囲気があまりない作品も掲載されています。
この『はるかなレシーブ』もその中の一つで、単に女の子同士が競技を楽しむという内容ではなく、レシーブの手の組み方から練習方法まで懇切丁寧に描写していて、読みながら「ビーチバレーとはこういう競技」だとわかるような作品になっています。
ただし、決してビーチバレーだけを描いたお話でもありません!
ビーチバレーを通し、仲間を信じることや思いやることの大切さも描かれています。
また、百合要素もそう濃くはないですがそこそこあり、ゆるふわなきらら系アニメが好きな人でも楽しめる作品になっています。
パートナーの重要性を教えてくれる作品
出典 : (c)如意自在・芳文社/はるかなレシーブ製作委員会 : 『はるかなレシーブ』公式Twitter https://twitter.com/harukana_anime
本作で特に注力しているのは、パートナーの重要性です。
それは「ビーチバレーはパートナーシップがとても大事」ということでもあり、本作におけるテーマの一つでもあるように見受けられます。
この作品のタイトル『はるかなレシーブ』は、遥とかなたの名前から取られているからです。
ビーチバレーは2人1組で行う競技。
必然的に、チームプレーの対象はパートナーに限定されます。
2人の他に誰も助けてくれる人がいない訳ですから、その相性が悪ければチームは当然崩壊しますし、逆にコンビネーション次第では個の力で負けていても試合に勝利することが可能です。
そして何より、本作でも明言されているように、ビーチバレーという競技は「弱い方が狙われる」という絶対的な事実があります。
それも徹底的に狙われるのが常です。
結果として、負けの責任をその狙われた方のプレーヤーが背負わざるを得ない……そんな残酷な一面もビーチバレーにはあるんです。
『はるかなレシーブ』はそこを濁さず、かといってクドく描くでもなく、その重要性を適度に表現した作品です。
アニメでもそこはしっかりと表現してくれると期待しています!