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Dec
【SSSS.GRIDMAN】新世紀中学生という中学生が1人もいない謎の集団
ボラー
出展 : (c)円谷プロ (c)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 : TVアニメ「SSSS.GRIDMAN」公式サイト
新世紀中学生の面々の中で最も小柄なのがこのボラーです。
小さい上に童顔で髪をツインテールにしているため、どこからどう見ても少女ですが、肉体・精神ともに健全な男性。
男性です。
アシストウェポンとしての真の名は「バスターボラー」。
前方に一対となる二つの巨大なドリルを備えた戦車で、突撃機のような外見とは裏腹にミサイルによる爆撃や消火剤の散布などを得意としています。
グリッドマンと合体することで武装合体超人「バスターグリッドマン」になることが可能。
新世紀中学生の他の面々が外見だけでなく中身も大人なのに対し、見た目同様中身も子供っぽくて攻撃的。
口調もかなり荒っぽく、特に内海に対しては忌憚なき言葉の数々を投げつけています。
ただし悪意があってのものではなく、人間態では主に内海の監視と護衛を行っており、最終話でハイパーワールドへと帰還する際には「内海のくだらない予想とか発想にはかなり振り回されたけどな」と言いながらも「でも楽しかったぜ」と続け、惜別の笑みを向けていました。
思ったことをそのまま口に出し、更に口より先に手が出るタイプ。
その一方で、他の面々が奇っ怪な行動をとった際には呆れた様子でツッコミに回ることもしばしばあります。
その容姿から登場当初は大半の視聴者から少女と勘違いされており、また男性と判明して以降も女性っぽい存在と見なされ、一部のファンからは「ボラーちゃんくんさん」と呼ばれています。
アシストウェポンとしての元ネタは電光超人グリッドマンにおける「ツインドリラー」。
名前の由来はSSSSのボラー(ツインドリラー)。
キャラデザの元ネタは「ロストエイジ スコーン」と思われます。
担当声優は悠木碧(ゆうき あおい)さん。
ヴィット
出展 : (c)円谷プロ (c)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 : TVアニメ「SSSS.GRIDMAN」公式サイト
新世紀中学生の面々の中で最もイケメンなのがこのヴィットです。
爽やかなようでどこか艶があり、まるでホストのような風貌で、六花ママから「イケメン君」と呼ばれるほど端正な顔立ちです。
アシストウェポンとしての真の名は「スカイヴィッター」。
大型の戦闘機で、機関砲やレーザーなどを主武器としています。
新世紀中学生では唯一となる飛行能力の持ち主で、戦闘機の状態でグリッドマンを乗せて飛行することも、グリッドマンと合体して大空合体超人「スカイグリッドマン」となることも可能です。
面倒臭がりな性格なのか、常に気怠げでやる気をあまり見せず、飛行能力という便利な力を持ちながらも出動には消極的。
また、他の新世紀中学生がグリッドマン同盟のメンバーを警護しているのに対し、彼だけは「絢JUNK SHOP」で店番をしており、その店番も不真面目な態度で行っていました。
ただし自分が必要と判断した際にはしっかりと役割をこなす仕事人気質で、普段やる気がないのは「自分が動く必要がある時への備えを常にしておく」という信念に基づくもの……かもしれません。
アシストウェポンとしての元ネタは電光超人グリッドマンにおける「サンダージェット」。
名前の由来はSSSSのヴィッター(サンダージェット)。
キャラデザの元ネタは「ロストエイジ ストレイフ」と思われます。
担当声優は松風雅也(まつかぜ まさや)さん。
「新世紀中学生」の由来
新世紀中学生の4人は全員が中学生ではありません。
キャリバーの実年齢は33歳ですし、唯一子供っぽい外見のボラーでさえ中学生でないと断言しています。
「新世紀中学生」とは、実像を反映させた名称ではないようです。
でも、だったら何故「中学生」なのでしょう?
この件については当初、原作である電光超人グリッドマンの設定を踏襲したのでは……という説がまことしやかに囁かれていました。
というのも、電光超人グリッドマンの主要登場人物であり、グリッドマン同盟の元ネタでもある翔直人(しょう なおと)、馬場一平(ばば いっぺい)、井上ゆか(いのうえ ゆか)の3人が中学生だったからです。
彼らはアシストウェポンそのものではないものの、彼らへのオマージュとして「中学生」という言葉が使われているのでは……という理屈です。
そしてこの説は、ほぼ正解だったことがのちに判明します。
SSSS.GRIDMANは本編の放送直後、YouTubeで雨宮哲監督描き下ろしのボイスドラマを1週間限定で配信していましたが、6話「接・触」の直後に配信された第6.6回「新世紀中学生って何ですか?」にて、マックスが新世紀中学生の由来について「新世紀中学生とは……称号だ。かつて世界を守った中学生たちにより、我々は21世紀を迎えることができたことから……」と語っていました。
その後は残念ながら内海に邪魔されたため語られませんでしたが、“かつて世界を守った中学生たち”が直人たちを指しているのは明白。
つまり、新世紀中学生とは「かつてグリッドマンと協力して世界を救い、この世界に新世紀を迎えさせてくれた中学生たちへの感謝と敬意を込めた名称」なのです。
そして同時に、雨宮監督をはじめとしたSSSS.GRIDMANのスタッフ陣による原作『電光超人グリッドマン』への数あるオマージュの1つでもあるのでしょう。
まとめ
これぞトリガーキャラという感じのキャリバーさん、ただひたすらにカッコいいマックスさん、最後まで可愛かったボラーちゃんくんさん、やる気なさそうな割に見せ場はしっかり作るヴィットさん……と、それぞれの強烈な個性を遺憾なく発揮した新世紀中学生ですけど、正直まだまだ活躍が見たいですよね!
アカネの物語としてのSSSS.GRIDMANは綺麗に完結しましたけど、グリッドマンと新世紀中学生の物語は続くと思うので、ぜひそれも映像化して欲しいです!
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