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【SSSS.GRIDMAN】宝多六花はどうして人気ヒロインになれたのか? 検証まとめ #グリッドマン #SSSS_GRIDMAN
出展 : (c)円谷プロ (c)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 : TVアニメ「SSSS.GRIDMAN」公式サイト
2018年秋アニメ『SSSS.GRIDMAN』のヒロイン・宝多六花が人気キャラクターの仲間入りを果たした理由を徹底検証!
六花に関する基本情報、魅力、そして彼女がたくさんのアニメファンに受け入れられた理由についてまとめてみました!
宝多六花(たからだ りっか)キャラクター概要
出展 : (c)円谷プロ (c)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 : TVアニメ「SSSS.GRIDMAN」公式サイト
『SSSS.GRIDMAN』のメインキャラクターの1人で、主人公・響裕太(ひびき ゆうた)と同じツツジ台高校1年E組に在籍する女子高生。
実家はグリッドマンが宿った古いパソコンを置いているジャンクショップ「絢」を経営しています。
今時の女子高生らしい気怠げな口調と、何処か冷めたような雰囲気を持ったごく普通の女の子。
一方で、記憶喪失になった裕太の面倒を見たり、人間の少年の姿をした怪獣のアンチを怪獣と知らず体まで洗ってあげたりと、かなり世話好きな性格のようです。
イヤホンで音楽を聴くシーンが多く、機嫌が良いと鼻歌を歌うことも。
ジャンク屋の娘にしては機械に疎く、パソコンの電源を切るためにコンセントのプラグを抜くなどの蛮行に及んでいます。
茶道部のなみこ、YouTuberのはっすとは仲良し。
新条アカネ(しんじょう あかね)とは家が近所だったため以前はよく一緒に登校する仲だったようですが、高校に入ってからはやや疎遠気味になっています。
アニメの担当声優は宮本侑芽(みやもと ゆめ)。
アニメヒロイン王道の容姿
出展 : Amazon.co.jp
六花の外見は、アニメヒロインとしてはいわゆる王道に分類されます。
髪型は黒髪ロング。
ただし長めのロングではなく胸の辺りまでの長さなので、厳密にはセミロングに該当します。
やや流し気味の前髪と後ろ髪の毛先ワンカールはファッション誌などでよく見かける髪型ですね。
黒髪ロングは、アニメ界においては大正義の髪型。
髪を染める習慣がない時代、茶髪が当たり前の時代、そして現代に至るまで、一度たりとも廃れることのなかった無敵のヘアスタイルです。
目はややツリ目気味でパッチリした、いわゆる「猫目」タイプ。
この目をしているヒロインは、一見気が強そうに見えて実際には心優しい……といった性格が多いように思います。
そして、この2つを組み合わせた「黒髪ロング+猫目」の女性キャラと言えば、『アイドルマスターシンデレラガールズ』の渋谷凛、『けいおん!』の秋山澪、『のんのんびより』の一条蛍などが該当します。
性格は三者三様ですが、いずれも作中で屈指の人気キャラですね。
彼女たちのような先駆者がいることからもわかるように、この「黒髪ロング+猫目」という組み合わせは非常に人気が高い外見と言えます。
この容姿が人気の要因としては、「かわいさとクールさが程よくブレンドされていてバランスが良い」というのが大きいのではないでしょうか。
黒髪ロングでタレ目だと、おっとり感が非常に強くなり、やや好みの偏った外見になります。
また、猫目で金髪だと一気に血気盛んな印象が増し、不良感が出てきます。
優等生の印象が強い黒髪、それも大和撫子のような良妻賢母感のある黒髪ロングと、小悪魔的でミステリアスな印象がある猫目の組み合わせは、甘みと酸味のバランスが絶妙ないちごショートケーキのような安心感があります。
また、六花の外見を語る上で太ももは無視できません。
監督の雨宮哲さんが「お尻が大きく脚が太めな女子」とリクエストしてデザインされたらしく、実際太ももがかなり強調されています。
しかもその太ももを更に魅力的に見せるようなアングルを次々に披露する徹底ぶり!
1話放送直後から六花の太ももは話題になり、あっという間に彼女の代名詞となりました。
適度に等身大の女子高生
出展 : (c)円谷プロ (c)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 : TVアニメ「SSSS.GRIDMAN」公式サイト
容姿はアニメヒロインの王道を行く六花ですが、性格はアニメキャラとリアル女子高生の中間くらいの印象です。
六花の初登場は、1話「覚・醒」の序盤。
記憶喪失になった裕太が目を覚まし、彼に話しかける場面ですね。
「急に倒れたクラスメイトを自宅まで連れて行って寝かせ、目を覚ますまで傍にいた」という、ヒロインらしい優しさに溢れる行動です。
しかし目を覚ました裕太に対する反応は実に素っ気なく、感情の起伏もあまり感じさせません。
その後、グリッドマンに呼ばれたと主張し(この時点ではグリッドマンは裕太にしか認識できていない)、更に記憶喪失だと訴える裕太を不審に思ったのか、声を荒げるなど苛立ちを隠せなくなり、母親から裕太を病院に連れて行くよう促された際には露骨に面倒臭がっていました。
この一連のシーンの六花は、まさに等身大の女子高生。
無駄に感情を昂ぶらせず、かといって終始クールという訳でもなく、相手が不可解な言動をすれば鬱陶しげに対応し、必要以上に関わりたくないという雰囲気を出す……という、とても自然な反応です。
露骨な嫌悪感や不快感こそ示していませんが、アニメのヒロインとしてはやや生々し過ぎる対応で、現実の女子高生っぽさを感じさせる一幕でした。
上記のシーンを筆頭に、六花は基本的に素直な感情表現をします。
初めてグリッドマンが見えた時には「信じられないものを見た」くらいの感じで、パソコンが火花を散らしたら大声を上げて驚きを露わにしました。
メタ的な視点になりますが、物語上重要な場面だからといって過剰な反応をせず、視覚的なインパクトが強い刺激に対して相応の反応をする……という印象を受けます。
ただし、決してアニメヒロインらしさが皆無な訳ではありません。
裕太の友人で、六花と共にグリッドマンと関わることになった内海将(うつみ しょう)の発案により「グリッドマン同盟」を結成することになった際に「気持ち悪」と言いながらも笑顔を見せたり、裕太の電話に出なかったことをずっと引きずって、やっと謝れた直後に1人微かに微笑んだりと、アニメヒロインらしさも随所に見せています。