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Nov

【SSSS.GRIDMAN】ヒロイン候補・アカネはラスボス!? 原作『電光超人グリッドマン』から徹底検証 #グリッドマン #SSSS_GRIDMAN

出展 : (c)円谷プロ (c)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 : TVアニメ「SSSS.GRIDMAN」公式サイト

2018年秋アニメ『SSSS.GRIDMAN』のメインキャラ・新条アカネ実は敵サイドの人間だったことが大反響を呼んでいます!
そこで今回、アカネに関する情報を原作『電光超人グリッドマン』との比較も交えながら徹底検証します!

『SSSS.GRIDMAN』はこんなアニメ

出展 : (c)円谷プロ (c)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 : TVアニメ「SSSS.GRIDMAN」公式サイト

2018年10月より放送を開始した『SSSS.GRIDMAN』は、雨宮哲監督・TRIGGER制作によるアニメ作品です。
1993~1994年に放送された円谷プロダクション創立30周年記念作品『電光超人グリッドマン』を原作としています。

TRIGGERといえば、今石洋之監督をはじめガイナックスの主力スタッフが新たに立ち上げた新進気鋭のアニメ制作会社……だったのも過去の話で、既に設立から7年以上が経過し、近年も『リトルウィッチアカデミア』や『ダーリン・イン・ザ・フランキス(A-1 Picturesと共同)』を手がけるなど、すっかり人気メーカーとして定着しました。
雨宮監督もガイナックスからの移籍組。
『キルラキル』で助監督を務め、2015年に開催された日本アニメ(ーター)見本市で公開された『電光超人グリッドマン boys invent great hero』を監督として手がけ、その後『ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン』でシリーズディレクター(監督とほぼ同じポジション)を経験し、今回テレビシリーズでは初めて監督という肩書きを背負って制作に臨んでいます。

電光超人グリッドマンはウルトラマン等と同じ特撮番組で、電光超人グリッドマン boys invent great heroはその特撮をそのままアニメ化した短編映像ですが、SSSS.GRIDMANは登場人物を一新し、現代風にデザインとストーリーをアレンジしているため、原作の要点を押さえつつ新たなアニメとして制作されています。
タイトルの一部「SSSS.」は、グリッドマンのアメリカ向けローカライズ版である『スーパーヒューマン・サムライ・サイバー・スクワッド(略称:SSSS)』から一部設定を引き継いでいるので、そのオマージュを込めて付けたものと思われます。

SSSS.GRIDMANのストーリーは、主人公・響裕太(ひびき ゆうた)がクラスメイトの女子・宝多六花(たからだ りっか)の家にある古いパソコンから呼びかけて来るグリッドマンという謎の存在に呼応し、街を脅かす怪獣と戦う……というもの。
裕太は物語冒頭から記憶喪失になっており、自分に話しかけてくる友人・内海将(うつみ しょう)のことすら覚えていませんでした。

この記憶喪失の理由をはじめ、1~4話の段階では「怪獣に破壊された街が何故か一晩で元に戻る」「怪獣に殺された人間はその翌日以降、もっと前の段階で死んだことになっている」「そもそもグリッドマンの正体が不明」など謎が非常に多く、もう少し話が進まないと世界観が把握できないという状況です。

一方で、既に一部解明された謎もあります。
裕太たちが住む街を襲う怪獣の正体です。

怪獣を生み出していたのは、裕太のクラスメイトである新条アカネ(しんじょう あかね)だったのです!

新条アカネは優等生に擬態したサイコパス?

出展 : (c)円谷プロ (c)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 : TVアニメ「SSSS.GRIDMAN」公式サイト

SSSS.GRIDMANのキービジュアルが発表された際、アカネは最も目立つポジションで描かれ、メインキャストにも名を連ねていました。
制服を着崩していながらも清純な印象の外見、可憐で幼い顔立ちなど、ヒロインオーラも抜群。
放送が始まった当初も「誰にでも優しい優等生」として描かれ、彼女は六花とWヒロインを担う一角として注目されていました。

しかし2話にして早くも正体が判明。
アカネはアレクシス・ケリヴという謎の存在と手を組み、アカネの作った怪獣の人形をアレクシスが何らかの方法で巨大化し、街で暴れさせていたのです。

その動機は「自分を苛立たせた相手を殺害するため」という、かなり幼稚でエゴイスティックなもの。
標的を殺すことに成功すれば大喜びで高笑いし、そのために無関係な街の住人を巻き込んでも一切気にも留めません。
些細な理由でキレて、怪獣の破壊活動を無邪気に見守る姿はサイコパスそのものですが、部屋の片付けが一切できていないズボラな性格や感情の起伏が大き過ぎる点は幼い子供のようでもあり、単純明快な悪役のようで実は掴み所のないキャラとなっています。

そんなアカネですが、放送前~1話までと2話以降のギャップ、時折見せる小悪魔的な仕草や表情、フェチ心を擽る挙動とアングルがアニメファンの心を掴み、放送開始から1ヶ月と経たない段階でファンアートが激増。
彼女とは対照的にダウナー系の雰囲気を出しつつも人間味や温かさを随所に感じさせる六花とのコントラストも映え、2人揃って人気者になっています。

原作のアカネポジションのキャラは「陰キャの男」

出展 : (c)円谷プロ (c)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 : TVアニメ「SSSS.GRIDMAN」公式サイト

SSSS.GRIDMANにおける物語の構成は、原作である電光超人グリッドマンとは大きく異なってます。
ただし基本設定やキャラクター配置については、原作をベースに作られているようです。

原作では主人公の翔直人(しょう なおと)、その親友である井上ゆか(いのうえ ゆか)および馬場一平(ばば いっぺい)の3人がグリッドマン側の人間。
裕太、六花、将の3人とグリッドマンによって結成された「グリッドマン同盟」という言葉こそ原作にはありませんが、男2人女1人というキャラ配置は共通しています。

また、グリッドマンのサポート役として兵器に擬態する面々については、原作で使用されていた「アシストウェポン」という言葉が公式サイトでもそのまま用いられています。(作中で本人たちは「新世紀中学生」と自称)
要するに、キャラは一新されているものの、それぞれのキャラには元ネタとなった人物や集団が存在しているのです。

裕太の場合は、原作の主人公である直人が該当。
六花はゆか、将は一平がそれぞれの元ネタとなります。

ということは、アカネの元ネタとなったキャラも原作にいるはず……なのですが、電光超人グリッドマンの登場人物にはアカネと同じポジションの女性はいません
それもそのはず。
アカネのポジションを担っているのは、女性ではなく男性――――藤堂武史(とうどう たけし)という少年なのです。

武史がパソコンで描いた怪獣のイラストを、彼のコンピュータに乗り移り世界征服を企む魔王カーンデジファーが実体化させ、現実世界に被害を与える……というのが電光超人グリッドマンにおける敵側の行動。
細部こそ異なりますが、アカネとアレクシスのコンビとほぼ同じですね。
よって、アカネの人間性や立ち位置について考察するためには、元ネタである武史を知ることが近道と言えそうです。

では、武史とは一体どんな人物だったのでしょう?

直人たちのクラスメイトである彼は、細身でメガネの少年。
根暗で陰気だが感情の起伏が激しく、身勝手かつ自己中心的な性格のため友達は1人もおらず、今で言うところの“ぼっち”。
そういった環境の影響でコンピュータオタクとなり、密かに好意を寄せているゆかに対しハッキング行為を仕掛けたりストーキングを行ったりと、いわゆる典型的な「キモオタ」でした。

この設定だけを見ると、ただの嫌な奴で小物といった印象ですが、実はグリッドマンのファンからは絶大な支持を得ています。
放送当時もそうだったかは不明ですが、少なくとも近年においては、武史を語らずして本作を語ることはできないというくらいの存在になっているのです。

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