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Sep
あの漫画家は今何してる? かつて有名作品を手掛けた漫画家の現在
流石景(さすが けい)
(画像引用 : Amazon)
週刊少年マガジンで『GE ~グッドエンディング~』『ドメスティックな彼女』を連載していた漫画家。
ドメカノはテレビアニメ化もされるヒット作となりました。
2020年にドメカノの連載が完結して以降は読み切り作品を多く手掛けていました。
2022年よりグランドジャンプへと移籍し、2023年よりグランドジャンプむちゃで『一緒に暮らしていいですか?』の連載を開始。
マガジン時代より明るい内容のハーレムものですが、青年誌という事もあり今後ドロドロな展開になる事も予想されます。
勝木光(かつき ひかる)
(画像引用 : Amazon)
週刊少年マガジンで連載されていた『ベイビーステップ』の作者。
NHKでアニメも放送されていました。
ベイビーステップは10年続いたロングラン作品でしたが、最後がまるで打ち切りのような終わり方だった事で物議を醸しました。
その後、読み切り作品の発表はあったもののマガジンでの連載には至らず、2020年より小説家になろうの人気作『本好きの下剋上』の第四部のコミカライズ作品『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部 貴族院の図書館を救いたい!』の作画を担当するという、三大少年誌のアニメ化経験者としては異例の経歴を辿る事に。
原作ファンからの評判は非常に良く、週刊連載で培われた実力が遺憾なく発揮されていると高い評価を得ています。
氏家ト全(うじいえ とぜん)
(画像引用 : Amazon)
当代きっての下ネタ漫画家で、『妹は思春期』『女子大生家庭教師濱中アイ』『生徒会役員共』など20年以上かわいい絵柄で下ネタマンガを書き続けています。
生徒会役員共は4コマ漫画ながら大きなヒットとなり、長期にわたるアニメ化、更には2度にも及ぶ映画化まで果たしました。
生徒会役員共の連載終了後はマガジンへは帰還せず、別冊少年マガジンでユルくて微笑ましい小学生男女(のちに中学へ進学)の交流を描いた『八乙女×2』を連載中。
下ネタもありますが、流石にかなり抑えめです。
1巻には重版がかかったようで、好調なスタートを切っています。
小林尽(こばやし じん)
(画像引用 : Amazon)
『スクールランブル』『夏のあらし!』の作者。
スクールランブルは連載開始からしばらくして絶大な人気を獲得し、ネット上で大いに盛り上がる話題作となりアニメ化も果たしました。
『夏のあらし!』もアニメ化し順調な漫画ライフを送っていましたが、以降はヒット作に恵まれず、ネームが書けなくなったとの事でTwitterアカウントやYouTubeチャンネルを開設してみたものの停滞。
かなり悪戦苦闘している様子が窺えます。
2022年にはクリムゾン先生のYouTubeチャンネルに出演しており、まだまだ現役である事が確認できました。
若木民喜(わかき たみき)
(画像引用 : Amazon)
週刊少年サンデーで連載していた『神のみぞ知るセカイ』の作者。
神のみはテレビアニメ3期まで制作される人気作となりました。
神のみ以降も主にサンデーで連載を持っていましたが、2020年よりビッグコミックスピリッツで初の青年漫画『結婚するって、本当ですか 』を連載。
本作は2023年まで連載され、Webドラマ化も行われました。
更にはアニメ化企画も進行中です。
加えて同人で展開していた『16bitセンセーション 私とみんなが作った美少女ゲーム』もアニメ化が決定。
こちらはアニメオリジナルの内容になる予定で、2023年秋に放送されます。
安西信行(あんざい のぶゆき)
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週刊少年サンデーで『烈火の炎』『MÄR』を連載していた漫画家。
どちらもアニメ化された人気作ですが、特に烈火の炎は累計発行部数2500万部のメガヒットとなりました。
MÄRの後はその続編『MÄRΩ』や『MIXIM☆11』を連載していましたが、2011年以降は雑誌での定期的な連載は行わず、体調を優先し休業しながらの活動だったようです。
2018年より週刊少年サンデーSで異世界コメディ『麗の世界で有栖川』の連載を開始。
現在も続いています。
西森博之(にしもり ひろゆき)
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『今日から俺は!!』『天使な小生意気』の大ヒットで知られる人気漫画家。
1990年代から2000年代にかけて週刊少年サンデーを支えた巨匠の1人です。
天こな以降も『道士郎でござる 』『お茶にごす。』と良質な漫画を手掛けていたものの、年齢もあって徐々にヒットからは遠ざかり、サンデーでの連載はなくなりました。
現在は少年サンデーSで幼女×ヤクザのハートフルコメディ『カナカナ』を連載中。
約35年、ほとんど休みなく連載を持ち続けている鉄人です。
河合克敏(かわい かつとし)
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『帯をギュッとね!』『モンキーターン』『とめはねっ! 鈴里高校書道部』で3作連続長期連載&メディアミックスを果たした人気漫画家。
この3作だけで約27年間の連載となりました。
『とめはねっ!』の後は、作風をガラッと変えた『うどんちゃん』という絵本のようなユルい漫画をeBigComic4で連載し、2020年に完結。
また、2019年にはパラリンピック普及のためNHKが企画した『アニ×パラ~あなたのヒーローは誰ですか~』episode6「視覚障害者柔道」の原作を務めました。
現在も「重版出来!」完結記念小冊子に寄稿するなど、画業は継続しておられます。
松本大洋(まつもと たいよう)
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『鉄コン筋クリート』『ピンポン』の作者。
作品ごとに絵柄を極端に変える事ができ、非常に多彩なタッチを使い分けられる天才漫画家として知られています。
高く評価された作品も長期連載でない事が多く、あまり一つの作品を長く手掛ける事はありませんが、1987年のデビュー以降ほとんど連載を欠かした事はなく、短編も数多く描いています。
近年はビッグコミックオリジナル増刊で『東京ヒゴロ』を連載し、2023年に完結を迎えました。
細野不二彦(ほその ふじひこ)
(画像引用 : Amazon)
数多くのメディアミックス作品を生み出してきたベテラン漫画家。
『さすがの猿飛』『どっきりドクター』『Gu-Guガンモ』『ギャラリーフェイク』はテレビアニメ化を果たしました。
1979年のデビュー以降、40年以上にわたって連載作品を絶やした事がない鉄人中の鉄人。
代表作であるギャラリーフェイクは2005年に1度完結しましたが、2016年にビッグコミック増刊で連載を再開し、現在も続いています。