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7

Aug

【プリコネ】アニメ3期の可能性を徹底検証! 新作は第2部をアニメ化?


(画像引用 : Amazon)

大人気ゲーム『プリンセスコネクト!Re:Dive』のテレビアニメシリーズ3期が制作される可能性を徹底検証!
アニメ1~2期の実績、ゲームの現在の状況、制作会社やスタッフのスケジュール等から、続編が作られるかどうかの考証を詳しく行います!

2期は失速? それとも安定? 1期と実績を比較


(画像引用 : Amazon)

2020年春に放送されたテレビアニメ『プリンセスコネクト!Re:Dive』は、ソーシャルゲームのアニメ化作品としては異例の高評価をアニメファンから得ました。
ソシャゲ原作アニメはゲーム未プレイ組には取っつきにくい事が多く、また膨大な量のゲームシナリオを1~2クールで映像化する難しさもあって、どうしても低評価になりがちですが、アニメ版プリコネ1期は無理にストーリーをなぞらず、キャラ同士の兼ね合いとシチュエーションを重視したコメディに仕上げ、原作未プレイ組でも楽しめる作品にした事が勝因だったと言えます。

円盤(Blu-ray・DVD)の売上は平均3.2万枚。
これは2020年代のアニメの中ではトップクラスの数字です。
1巻および4巻の特典に別ゲーム(グラブル)のシリアルコードを封入するという離れ業もありましたが、2~3巻も3万枚売れているので単独でも十分な人気だったのは間違いありません。

この爆発的なセールスもあって早々に2期制作が決定。
『プリンセスコネクト!Re:Dive Season 2』のタイトルで、2022年冬に放送されました。

ただ、この2期はプリコネ旋風を巻き起こした1期と比べると、やや影が薄かったように感じられました。
その理由は幾つかあります。

まず、同じCygamesのゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』が前年に大ブレイクした点。
2021年に放送されたウマ娘2期はアニメファンを震撼させるほどの高評価を得て、放送中にサービスを開始したゲーム版も爆発的なヒットを記録。
これによってプリコネの立場が相対的に弱くなったのは否めませんでした。

次に、2022年のアニメ業界が豊作だった事。
この年は『SPY×FAMILY』『チェンソーマン』といったメガヒット漫画のアニメ化が相次ぎ、更に『ぼっち・ざ・ろっく!』『リコリス・リコイル』『その着せ替え人形は恋をする』とヒット作が多数生まれており、プリコネに限らず過去のヒット作の続編が総じて影が薄くなりがちでした。

そしてアニメ自体の内容も、1期とは明らかに異なりました。
1期は美食殿の4人をメインにコミカルでテンポの良いコメディ作品として描かれましたが、2期はゲーム版のメインストーリーをなぞってシリアスな展開が多く、1期とはテイストが異なる映像作品になっていました。
その為、1期を観てプリコネにハマったファンの中には「2期は期待していたような感じじゃなかった」と嘆く人も相当数いたようです。

結果、2期の円盤セールスは平均9000枚強と、1期の1/3以下になりました。

とはいえ、この売上は2022年度の深夜アニメにおいて6位に該当する数字。
2020年度2位の1期に及ばないのは確かですが、アニメ市場全体の中では依然として上位に入る人気作です。

2期で大きくセールスを落としても3期が制作されたケースは過去に何例もあります。
最も極端なのは『おそ松さん』で、1期は平均6.6万枚売れ、2期は1万枚以下になりましたが、それでも3期が作られました。
こういった事例がある事を踏まえると、プリコネの3期は十分現実的な範疇と言えます。

ゲーム版は第2部が完結! 第3部がスタート


(画像引用 : Amazon)

ゲーム版『プリンセスコネクト!』は2015年にサービスを開始し、2016年に一旦終了。
その後、2018年2月に続編となる『プリンセスコネクト!Re:Dive』がスタートしました。
よって2023年はプリコネRの5周年に当たります。

アニメ1~2期で描かれたメインストーリー第1部は、アニメ1期放送前の2019年末に完結しました。
そして翌月の2020年1月より第2部の配信が開始され、その第2部は2023年1月をもってついに完結。
2023年2月より第3部を開始しています。

3期の制作が決まった場合、そこで描かれるのはほぼ間違いなくメインストーリー第2部という事になるでしょう。

そこで1つ気になるのが、第2部のボリューム
第1部は2クールで収められたものの、第2部は果たしてその話数で可能かどうか……という問題があります。
勿論、1~2期は第1部のストーリーを順番通り映像化している訳ではないので、収めようと思えば問題なく収められますが、ゲームシナリオのボリュームとアニメの尺次第ではカット祭りになる恐れがあります。

とはいえ、ある程度のカットや短縮化はゲーム作品のアニメ化では避けられない宿命。
それはプリコネにおいても例外ではなく、実際1~2期も一定以上出番のあるキャラはかなり絞られていました。
それでも、少しだけでもアニメに出るキャラを増やすべく、モブ並の扱いで出したキャラがかなりいました。

もし第2部が第1部をボリュームで遥かに凌駕しているならば、その傾向は更に強まるところですが……結論から言えば、1~2期以上のカット祭り&モブ祭りにはならないと思われます。

第1部が完結まで2年弱、第2部が3年かかっている為、第2部の方がボリュームがあるように感じられますが、実際にはそれほどの差はありません。
また、1期は美食殿の出会いと日常にスポットを当てる構成だった事、既にキャラ同士の関係性は第1部で示している事を考慮すれば、3期はメインストーリーに集中した構成にする事も可能です。
よって、2クールあれば十分に第2部の良質な映像化が可能と思われます。

金崎監督は今後も総監督のまま?


(画像引用 : Amazon)

アニメ版プリコネの制作スタッフは、1期と2期とではやや陣容が異なります。

明確に違うのは監督で、1期は金崎貴臣さんが監督、助監督を春藤佳奈さんが務めたのに対し、2期は金崎監督が総監督という立場に就き、監督にはいわもとやすおさんが就任しています。

金崎監督は『この素晴らしい世界に祝福を!』を大ヒットに導いた監督として知られ、1期のプリコネが『このすば』テイストだったのは有名な話。
本作では指揮を執るだけでなく、シリーズ構成および8話以外の全ての回で脚本を担当しています。
1期の作風は金崎監督の影響によるところが非常に大きかった筈です。

助監督を務めた春藤佳奈さんは監督経験こそありませんが、『幼女戦記』『連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ』で副監督を担当しており、サポート面で優れた力を発揮できる方と思われます。
また、春藤さんは絵コンテや演出にも参加しており、この方も非常に重要なポジションを担っていました。

この2人を中心とした体制によって、プリコネ1期は絶妙なバランスのアップテンポなコメディ作品になっていたと思われます。

金崎監督は2期も総監督だけでなくシリーズ構成として参加している為、一見すると1期と大きな違いはないように見えます。
しかし総監督という立場は実のところ微妙なポジションで、最終的な決定権を持っているものの実務的には積極的に参加せず、出来上がった作品のチェックを行う監修的な立場というのが実際のところ。
作品の方向性や修正の指示などは行うようですが、役割としては後進の指導という意味合いが強く、その為ある程度自由にやらせて育成しながら作品作りを行うという形が一般的です。

脚本としても参加しているので、通常の総監督と比べれば介入度は高いと思われますが、1期のように制作の中心を担っているかというと、その限りではないと思われます。
実際、2期の際のインタビューで「シナリオやコンテ作業に集中するために、いわもとさんにお願いした」と語っており、2期は作品全体の管理より脚本面がメインだったのは間違いないでしょう。

いわもとやすおさんはベテランの演出家で、1期では7話および13話に演出として参加していた為、作品の中身や方向性については十分に理解が行き届いていたと思われます。
ただ、監督としては本作が初めて。
その為、1期と比較して「思っていたのとちょっと違う」という感想を抱いたファンが少なからずいたのも仕方がなかったのかもしれません。

仮に3期が制作される事になった場合、金崎監督が再度監督に戻る事はほぼないと思われます。
というのも、このすばシリーズでも『爆焔』は総監修、3期は総監督という立場に就いて監督には若手の安部祐二郎さんを据えており、あくまで後進に道を譲るというスタンスを貫いている様子。
よってプリコネ3期が実現した場合も、新たに若い監督を迎える可能性が高そうです。

制作会社は1期・2期ともにCygamesPicturesが担当しています。
CygamesPicturesはゲーム版プリコネの開発・運営を行っているCygamesのアニメ実制作部門で、2023年には『アイドルマスター シンデレラガールズ U149』を制作・放送しました。
そして現在、オリジナルアニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』の制作が進められている為、スケジュール的にはすぐプリコネ3期という訳にはいかないと思われます。

劇場版、OVA展開の可能性は?


(画像引用 : Amazon)

Cygamesのゲームはプリコネ以外にも『アイドルマスター シンデレラガールズ』『神撃のバハムート』『グランブルーファンタジー』『シャドウバース』『ウマ娘 プリティーダービー』といったタイトルがアニメ化されています。

デレマスは1期(2クール)以降の直接的な続編はないものの、『シンデレラガールズ劇場』『U149』がアニメ化されました。
神バハは2期まで制作され、その後ゲーム内イベント「マナリア魔法学院」を『マナリアフレンズ』のタイトルでアニメ化しています。

グラブルは2期まで制作され、公式5コマ漫画『ぐらぶるっ!』もアニメ化。
シャドバは第2作『シャドウバースF』まで制作されています。
ウマ娘は3期の放送を控えており、それ以外にも様々な形でアニメ化が行われ続けています。

これらCygamesの他作品を見る限り、2期でアニメ化展開を終えるケースは少なく、2期以降も何らかの形で映像化が続いています
よって3期が制作される可能性は十分にあると考えて良いでしょう。
またプリコネの場合、5年以上続いている公式4コマ漫画『ぷりこねっ!りだいぶ』があるので、こちらのアニメ化が行われる可能性はありそうです。

その他の可能性として考えられるのは、劇場版や劇場公開OVAによるアニメ化展開の継続です。
CygamesPicturesは劇場版制作の経験はありませんが、今後更なる事業拡大を行っていくならば、映画展開は必ず視野に入れている筈。
よって、まずは根強い固定層を持つプリコネで手堅く映画制作を始めてみる……という展開は十分にあり得ます。

まとめ

2期で円盤売上は大きく落ちましたが、元々ゲーム版への動線というのがアニメ版最大の役割だと考えられる為、そこはあまり気にしなくて良いところだと思います。
海外展開も行っている、Cygamesの主力IPの1つなのは間違いない筈なので、今後もアニメ化展開を続けてくれると信じています!

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