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Jun

【てんぷる】人気漫画『ぐらんぶる』の作画担当が描くお寺ハーレムコメディ【2023年夏アニメ】


(画像引用 : アニメ『てんぷる』公式サイト https://temple-anime.com/)

2023年7月より放送を開始する夏アニメ『てんぷる』の魅力を徹底解剖!
主要キャラの紹介と魅力の解説、ストーリー上の見所、そして『ぐらんぶる』との関係と作風の違いについて、余す事なくお伝えします!

【懐かしさと新感覚を融合したドタバタ×シリアスのラブコメディ”


(画像引用 : アニメ『てんぷる』公式サイト https://temple-anime.com/

2023年夏クールは、甘々オフィスラブコメ『うちの会社の小さい先輩の話』、ムズキュン純真ラブコメ『好きな子がめがねを忘れた』、政略結婚から始まるラブストーリー『わたしの幸せな結婚』、人気作の続編『彼女、お借りします(3期)』『五等分の花嫁(3期)』『ホリミヤ(2期)』『政宗くんのリベンジ(2期)』など、様々なタイプの恋愛作品が放送される激戦区になっています。
その中でも『てんぷる』は、特に個性の強いラブコメと言えるでしょう。

本作はお寺を舞台に繰り広げられるハーレム系のラブコメディ
稀代の女たらしとして名を馳せた父の汚名をすすぐため一人でストイックに生きようと決意していた主人公が、ある日偶然出会った女性に一目惚れしてしまい、その煩悩を消し去るために出家しようとするも、訪ねた寺は男子禁制の尼寺「三日月寺」だった……という導入で始まる物語です。

基本的にはライトな作風のラブコメですが、ハイテンションなギャグや下ネタ、豊富な女性陣によるお色気シーン、そして廃寺を巡るシリアスな展開など、様々な要素を取り入れたエンタメ感の強い作品になっています。
割合としてはコメディ:シリアス=8:2くらいでコメディ要素がかなり強めです。

そんな『てんぷる』の原作漫画を手掛ける作者は、吉岡公威先生です。
漫画の絵柄を見れば一目瞭然ですが、吉岡先生は『ぐらんぶる』を描いている漫画家さん。
その為、比較的『ぐらんぶる』に近い作風になっています。

本作が連載を開始したのは、ちょうど『ぐらんぶる』のアニメが放送されている2018年9月。
それもあって連載開始当初から注目度は高く、コミックスの第1巻は発売と同時に売り切れが多発し、早々に大重版&10万部突破を果たすヒット作となりました。

以降も着実にファンを増やし、8巻発売時点で120万部を突破。
勢いそのままに、2023年1月にアニメ化が発表されました。

本作の最大の魅力は、ハーレムラブコメならではの豊富なヒロイン勢です。
近年は一対一のラブコメが増えているだけに、沢山のヒロインが登場してドタバタ劇を繰り広げるタイプのラブコメは懐かしくもあり、逆に新鮮でもあります。
そして彼女たちが見せる様々なタイプの「かわいい」が、この作品の人気に繋がっています。

という訳で、ここからは本作に登場するヒロイン5名、ついでに主人公を紹介していきます!

【赤神明光(あかがみ あけみつ)キャラクター概要】

https://twitter.com/temple_tvanime/status/1654063321761615873

(画像引用 : アニメ『てんぷる』公式Twitter https://twitter.com/temple_tvanime)

主人公。
女好きの家系に生まれ、己の煩悩を消し去る為に出家を決意。
そんな彼が入門すべく立ち入ったのは、可愛い女の子ばかりの三日月寺でした。

真面目でストイックな性格ながら血筋の影響でラッキースケベの遭遇率がかなり高く、周囲から誤解されがち。
それでも、その真摯な姿勢で少しずつ理解を得ていきます。
何気にハイスペックで、料理もかなり得意です。

担当声優は赤坂柾之(あかさか まさゆき)さん。

ネクシードに所属している男性声優。
2016年よりテレビアニメへの出演を開始し、2020年より『彼女、お借りします』主人公の悪友、木部芳秋を演じています。

【蒼葉結月(あおば ゆづき)】

https://twitter.com/temple_tvanime/status/1641379746754732034

(画像引用 : アニメ『てんぷる』公式Twitter https://twitter.com/temple_tvanime)

メインヒロイン。
三日月寺に住む三姉妹の長女で、廃寺寸前の寺を守る為に一生懸命切り盛りしているしっかり者です。

性格は温厚で優しものの、男性に免疫がないため過剰に反応しがちで、恋愛には奥手。
外見は可憐な美少女ですが、実はかなりの怪力で、米俵程度ならヒョイッと持ち上げるほどの腕力を持っています

担当声優は愛美(あいみ)さん。

響に所属している女性声優。
2010年放送『探偵オペラ ミルキィホームズ』で声優デビューを果たし、2015年より『BanG Dream!』Poppin’Partyのボーカル担当・戸山香澄を演じ、リアルでもPoppin’Partyのボーカルとして活動を始めました。
代表作は戸山香澄、ジュリア(ミリマス)、山手響子(D4DJ)、蒼葉結月など。

【蒼葉月夜(あおば つくよ)】

https://twitter.com/temple_tvanime/status/1643916460211970050

(画像引用 : アニメ『てんぷる』公式Twitter https://twitter.com/temple_tvanime)

勝ち気&天然系ヒロイン。
三日月寺に住む三姉妹の次女で、かなりのシスコン。
それはもう、立派なモノをお持ちです。

ツンデレ風味な性格ですが、ツンツンしていると言うよりは姉や妹を男の毒牙から守る為に気を張っている為に強気な姿勢を見せているだけで、決して狂犬キャラではありません。
恋愛に関しては結月以上に無知ですが、だからこそ自覚した時の向こう見ずっぷりは相当なものです。

担当声優は芹澤優(せりざわ ゆう)さん。

2012年よりユニット「i☆Ris」の一員として活動を始めた、81プロデュースに所属している女性声優。
2013年に声優デビューを果たし、翌2014年より南みれぃ(プリパラ)役で有名声優の仲間入りを果たしました。
代表作は南みれぃ、上野(上野さんは不器用)、五十嵐色葉(3D彼女)、蒼葉月夜など。

【蒼葉海月(あおば くらげ)】

https://twitter.com/temple_tvanime/status/1646453177997459458

(画像引用 : アニメ『てんぷる』公式Twitter https://twitter.com/temple_tvanime)

ぴゅあぴゅあ系ヒロイン。
三日月寺に住む三姉妹の三女で、常にポーッとしていて何を考えているのかわからない子。
作者曰く「脳の大半が胃袋」。

純粋無垢な少女で見た目も中身もお子ちゃまですが、明光への対応は三姉妹で一番大人でもあります。
姉の事も明光が来てからの生活も大好きで、いつまでも今が続いて欲しいと願う一方、早く大人になりたいとも願っています。
明光に対しては半ば餌付けされた状態で、かなり懐いています。

担当声優は山下七海(やました ななみ)さん。

81プロデュースに所属している女性声優。
2012年に『Wake Up, Girls!』のオーディションに合格し、2014年に同作の久海菜々美役で声優デビューを果たしました。
代表作は久海菜々美、大槻唯(デレマス)、キョンキョン(邪神ちゃん)、蒼葉海月など。

【ミア・クリストフ】

https://twitter.com/temple_tvanime/status/1648989897150046209

(画像引用 : アニメ『てんぷる』公式Twitter https://twitter.com/temple_tvanime)

異文化系ヒロイン。
日本文化を学ぶべく三日月寺にホームステイしている、外国のとある名家の御嬢様です。

特殊な事情で男嫌い&潔癖を拗らせていて、時に過激な言動に走る事も。
しかし本質的には素直でピュアな女の子で、明光との交流を経てそういった本来の部分が表面化されていきます。

担当声優は朝日奈丸佳(あさひな まどか)さん。

81プロデュースに所属している女性声優。
2015年より声優デビュー、翌2016年に桜ねね(NEW GAME!)役で注目され、以降様々な作品に出演しています。
代表作は桜ねね、小美浪あすみ(ぼく勉)、華園しゅうか(プリパラ)、ミア・クリストフなど。

【カグラ・ボールドウィン】

https://twitter.com/temple_tvanime/status/1651526602168172544

(画像引用 : アニメ『てんぷる』公式Twitter https://twitter.com/temple_tvanime)

ミステリアス系ヒロイン。
ミアの付き添いとして、彼女と共に三日月寺にホームステイしています。

彼女には隠し事が幾つもあり、物語序盤はほとんど前に出る事なく過ごしていましたが、明光の存在が不都合だと見極めてからいよいよ動き出す様はラスボスの如し。
そしてかなりのドSキャラでもあります。

担当声優は上坂すみれ(うえさか すみれ)さん。

ボイスキットに所属している女性声優。
2011年より声優デビュー、翌2012年に凸守早苗(中二恋)役で人気を博し、以後人気声優として数多くのメインキャラを演じています。
代表作は凸守早苗、キュアコスモ(プリキュア)、ノンナ(ガルパン)、シャルティア(オバロ)、ミア・クリストフなど。

【制作スタッフは?】


(画像引用 : アニメ『てんぷる』公式サイト https://temple-anime.com/)

『てんぷる』のアニメーション制作を担当する会社は、月虹という所です。
2017年に設立されたばかりの新しい会社で、制作元請を始めたのは2023年春放送の『異世界ワンターンキル姉さん ~姉同伴の異世界生活はじめました~』から。
その為、アニメファンの間でもまだ馴染みのないスタジオだと思われます。

当然、所属している社員もまだ若い人達ばかりのようですが、『異世界ワンターンキル姉さん 』の作画に関する評価は低くはなく、順調な滑り出しを見せています。
若いスタッフ陣ならではの挑戦的な面も見せており、『てんぷる』でもそういった部分が発揮されるかもしれません。

制作の指揮を取るのは古賀一臣監督です。
『彼女、お借りします』の監督として知られている方ですね。
2023年には同じラブコメでも作風が全く違う『久保さんは僕を許さない』も手掛けていて、ラブコメ表現の引き出しが多い監督という印象です。

キャラクターデザインは勝又聖人さんが担当。
『五等分の花嫁』の2期および映画、『僕の心のヤバイやつ』のキャラデザを担当し、話題のアニメ【推しの子】でも総作画監督を務めるなど、現在のアニメ業界において特に注目されているアニメーターの1人です。

そしてOPテーマは愛美さんが歌唱を担当する「煩悩☆パラダイス」、EDテーマはヒロイン5名が歌う「おいでませ!三日月寺」に決定。
愛美さんと言えばポピパのボーカルで有名ですが、ソロアーティストとしての活動も長く、これまでも『FAIRY TAIL』など様々なアニメの主題歌を手掛けています。

【『ぐらんぶる』との関係は? コラボレーションにも期待大】

(画像引用 : 『ぐらんぶる&てんぷる』公式Twitter https://twitter.com/sakazukiwohosu)

『てんぷる』と『ぐらんぶる』はどちらも吉岡先生が作画を手掛け、タイトルも平仮名で統一している為、姉妹作のような印象を受けます。
ただ、両作品には異なる点が幾つもあります

というのも『ぐらんぶる』のお話は『バカとテストと召喚獣』の作者、アニメ『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』の脚本家でもある井上堅二先生が手掛けているのに対し、『てんぷる』は原作者を立てず吉岡先生1人で生み出している作品。
その為、この二つの漫画の作風は似てはいるものの、必ずしも一致している訳ではありません

最も大きな違いは、メインにしている部分です。
『ぐらんぶる』はテンションの高いギャグ・コメディ要素が核になっていて、そこに青春・ラブコメ路線が混入しているのに対し、『てんぷる』はラブコメ主体の作品
恋愛要素は『てんぷる』の方が強めです。

『てんぷる』もハイテンションなシーンは多々ありますが、その多くは恋愛絡み。
下ネタは結構ありますが、『ぐらんぶる』のような下品なネタは比較的少なく、逆にラッキースケベはこちらが多く、それぞれの作品の方向性による相違点と言えるでしょう。

また、『てんぷる』はメインだけでなく準メインのポジションもほとんど女性キャラです。
男性キャラもかなり多い『ぐらんぶる』とは違い、ムサ苦しい場面はあまりありません。

「酒」の有無も大きな違いです。
『ぐらんぶる』と言えば酒、酒、そしてスピリタスですが、『てんぷる』はお寺が舞台の作品なので酒で酔う場面は滅多になく、ましてスピリタスなど影も形もありません。

一方、共通点も少なからずあります。

まず主人公のスタンス
『てんぷる』の主人公である明光は代々女好きの家系で、周囲からはクズと罵られるレベル。
そんな己の中に眠る畜生の血筋を自分の代で終わらせる為、自ら出家して女性から遠ざかろうとするくらい真面目です。

一方『ぐらんぶる』の主人公、北原伊織も一見すると女好きですが、実は女性に対してかなり誠実な性格。
好意を示されても相手を傷付けない事を第一に考えて行動しています。

バカですが決して頭の回転は悪くなく、人間関係の機微や困っている人のヘルプサインに対しては敏感なのに、恋愛面では鈍感なのも共通しています。
意外と自己評価が高くないのか、「自分が女性に好かれるとは思えない」という意識が内在しているような印象です。

裸が多い点も同じです。
ただし、野郎共の無駄に鍛え上げた筋肉ばかりが目立つ『ぐらんぶる』とは違って、『てんぷる』は女性の裸が大半を占めています。
このあたりは、昔ながらの由緒正しいハーレムラブコメと言える部分ですね。

そして最大の共通点は、悪人がいない所です。
両作品ともクセの強いキャラは山ほどいますし、一見すると悪女のような振る舞いをしているヒロインもいますが、みんな根っこの部分は思いやりのある優しい性格。
そのため胸糞悪い展開はなく、どちらの作品もスカッとした読後感になります。

そんな両作品ですが、掲載誌は異なります。
『ぐらんぶる』は月刊誌のgood!アフタヌーンで連載している漫画で、『てんぷる』はコミックDAYSで連載中のWeb漫画です。
ただしどちらも講談社ですし、『ぐらんぶる』はコミック発売時にその掲載分をコミックDAYSでも公開しています。

作者も同じ、掲載誌も近い関係にある為、両作品のコラボレーションがアニメ放送期間中に行われる事は十分に期待できます。
アニメでは、例えばきらら作品同士がコラボする事が多く、最近も『ぼっち・ざ・ろっく!』と『スローループ』のキャラがお互いのアニメに登場していました。
『てんぷる』のアニメの中に、『ぐらんぶる』のキャラが登場するというファンサービスも、もしかしたらあるかも?

【まとめ】

ざっくりとした作風や空気感は『ぐらんぶる』とかなり近いので、ぐらんぶるのファンなら楽しめるアニメになっていると思います!
一方で、最近はめっきり減ったハイテンションなハーレム系ラブコメなので、2000~2010年代前半のラブコメが好きな層にも刺さるはず。
実況映えするアニメになると思うので、ネットでワイワイ言いながら観るのをオススメします!

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