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Jun
【SCP財団・専門用語辞典】自分の常識・認識が不安になる奇妙さ
引用taikutsu-breaking.com
SCP
SCP財団における略称SCPには、[Secure、Contain、Protect(確保、収容、保護)]と[Special Containment Procedures(特別 収容 手順)]の2つがあります。
前者はSCP財団を示す頭文字で、後者はSCPオブジェクトに対する収容手順、特別収容プロトコル(報告書)のことです。
SCiP(スキップ)
SCP財団の世界観では、登場するSCPオブジェクトのことを[SCP-****]または[SCiP]と呼びます。
アノマリー
SCP財団では、SCPオブジェクトが引き起こす異常な現象や存在を指す言葉として使われています。
アノマリーの英表記はanomalyで異常という意味です。
わかりやすく言うと科学的な常識、法則からはとても説明できない事象や個体のことを言います。
終了されました
報告書上で具体的には書かれていないものの、メタ的には「殺した」「処分した」という意味の記述です。記憶処理( 後述します)した場合もこれに含まれます。
編集済/データ削除済/████
メタ的な説明ですがSCP財団の世界観を作る一つの手法として、個人情報、具体的な場所、特定機密など、文書の一部を意図的に隠した(伏せた)ように見せかけているものです。
公式によると厳密には、編集済、データ削除済、████(黒塗り)にそれぞれ使い分けがあります。
ただし説明文は複雑であり、気にせず報告書を作成している人もいるようなので、深く考えずSCP財団を楽しむ要素として見てみてください。
セキュリティクリアランスレベル
SCP財団でのセキュリティクリアランスレベルとは、SCPオブジェクトやこれらに関連する機密情報、制限区域へのアクセスについてを定めるものです。
各職員がどの情報を開示でき、どの区域へ立ち入れるかの許可レベルを設定しています。レベル1からレベル5までがあり、最高はレベル5です。
具体的にいうと、職員(サイト閲覧者である貴方を含む)が報告書へアクセスできるかの権限や、報告書上で職員が制限区域に入ったか理解しながら読むときに役立ちます。
ただし機密管理上、その職員が知るべき必要最小限の情報にのみアクセスできるようになっています。
これは最高レベルのセキュリティクリアランスレベル5のステータスを持っていても、
必ずしも該当の情報にアクセスできるかはわからないという意味です。
すべては情報開示担当者の判断・指示のもと許可されます。
レベル0 (公式用途のみ)
すべての財団職員が該当する、誰でもアクセスできるレベルのステータスです。
SCPオブジェクトの情報にアクセスする必要のない、事務員、物流管理系担当者、施設の守衛などに付与されます。
レベル1 (内部機密)
在籍する財団施設にSCPオブジェクトの収容設備がある、または機密情報がある場合に付与されるステータスです。
事務員、物流管理系担当者、施設の守衛などに付与されますが、彼らがSCPオブジェクトに接触することはありません。
レベル2 (最低レベル機密)
SCPオブジェクトの関連情報にアクセスが必要な職員のステータスです。
大半の研究職員、フィールドエージェント、収容スペシャリストがこのレベルを付与されます。
レベル3 (極秘)
SCPオブジェクトに対してより詳細なデータを必要とする、一部の職員に付与されるステータスです。
SCPオブジェクトの起源、回収、SCP財団の長期的な計画に関わるサイトの管理官や財団運営スタッフがこれに該当します。
具体的にはプロジェクト責任者、セキュリティ担当者、研究職員、応答チームや機動部隊隊員です。
レベル4 (最重要機密)
SCP財団における重要情報にアクセスが必要な、上位の管理職員にのみ与えられるステータスです。
このレベルの権限があると、サイト全体の情報、特定情報、財団の作戦、研究プロジェクト等に関する長期戦略データへのアクセスが可能となります。
サイト管理者、セキュリティ責任者、機動部隊指揮官、倫理委員会、O5評議会員が該当します。
レベル5 (Thaumiel)
SCP財団において最も位の高いO5評議会員に付与されるステータスです。
あらゆる機密情報へ無制限のアクセスが許可されます。
Kクラスシナリオ
SCP財団は、SCPオブジェクトが起因する世界滅亡の可能性を危惧し、いくつかのシナリオを想定しています。
SCP財団ではこれらを総称しK-クラスシナリオと呼んでいるのです。
シナリオには世界終焉、再構築、支配シフトなどの種類があり、NK-クラス、XK-クラスといった風に名前がついています。
たとえばNK-クラスは、自己増殖する物質による世界終焉シナリオで、有名なものでは[SCP-871(景気のいいケーキ)]が該当しています。
SCP-871は自己増殖するケーキで、食べ終えても24時間で再生、または増殖する特性を持ちます。
しかし、現時点で増え続けるSCP-871を止める手段は存在しないため、このシナリオをNK-クラスに分類しているのです。
ちなみにSCP-871を放置した場合、80日で地球は居住不可能になるとされているため、SCP財団では定期的にクラスD職員に食べ尽くすよう指示し、これを当面(現時点)の対応としています。
またXK-クラスは、あらゆる“文明の再建が不可能な絶滅シナリオ”を分類する世界終焉シナリオです。
一部を抜粋すると核爆発規模の大規模破壊、致命的な感染症、ゾンビウイルスの発散、黙示録的なシナリオ等が含まれます。
KクラスシナリオといえばXK-クラスを思い浮かべる人も多いかもしれません。
収容違反
SCP財団の報告書、いわゆる特別収容プロトコルはSCPオブジェクトを収容、管理するための手順書です。
収容違反とはこれらSCPオブジェクトがこの手順書から逸脱した状態のことを指します。
具体的には、脱走、持ち出し、情報の流出(例としてはミーム汚染)などがあります。
記憶処理
これはSCP財団において一般人から財団職員まで、SCPオブジェクトに遭遇した記憶を消し去る必要があるとき実行されるものです。
記憶の処理方法は時と場合により注射、ガス、投薬などと異なります。
映画メン・イン・ブラックで記憶を消す“ピカッとやる”アイテム、ニューラライザーと目的は同じです。
まとめ
今回はSCP財団の専門用語からいくつかの内容をピックアップして、なるべく噛み砕いて紹介してみました。
なんとなくSCP財団のイメージがつかめてきましたでしょうか。
報告書の文体は独特なので読もうとすると少し難しい表現があるかもしれませんが、先に概要を知っていれば報告書の内容が頭に入りやすいと思います。
SCP財団をさらに深く知りたくなったときは、ぜひ当サイトの他の記事や、SCP財団の日本支部、YouTubeの動画等を覗いてみてくださいね!
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