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Jun

【炎炎ノ消防隊】マキ・オゼは残念美人界の注目株

「残念」要素こそ最大の魅力

アイリスいわく、マキは「一日の九割はクールで美人で素敵ですよ。残りの一割は残念ですけど」とのこと。
つまりは残念美人です。
そして、その残念な一面こそがマキの魅力でもあります。

クールでカッコいいと周囲に評判のマキですが、その頭の中は「お花乙女畑」と称されているようです。

シンラと初対面時、アイリスが彼に救出されお姫様抱っこをされていた光景を目撃したマキは、アイリスに「やっぱり運命とか感じましたか?」19歳とは思えない質問をしていました。
それでも、茶化すような物言いなら単なる冗談として成立するのですが……彼女の場合、照れ顔で真剣に聞いています。
まさに脳内お花畑の乙女ですね。

そのためか、自分の女性らしくない体にはコンプレックスを持っている模様。
前述したように、身体を鍛えまくったためガッチリと筋肉が付いており、そのことを男性隊員から弄られることも多く、その度に「誰がゴリラサイクロプスですって!!?」とキレています。
なお作中でゴリラサイクロプス呼ばわりされたことはなく、過去にそのような中傷を受けたことがあるかどうかも不明です。

これだけなら「残念」と呼ばれるほどではないですが、彼女のお花乙女畑は能力面にも影響が出ています。
暇を見つけては着火装置で炎を起こし、その炎をマスコットキャラのような形状にして操作し、「メラメラ」「プスプス」といった名前を付けて可愛がるという奇行に走っているのです。
このメラメラやプスプスが他の隊員に消化されて泣くところまでがお約束です。(ただし、メラメラたちは鉄梟の動力として活用されているので、一応役には立っています)

また、同じ軍人出身のヒナワ中隊長に対しては当時の上下関係の厳しさからか、彼から叱られるといつも涙目で謝っています。
普段は面倒見の良い先輩としてシンラに優しく接していますが、自分がヒナワ中隊長に叱られそうな場合は保身を最優先し、シンラを売ることも。
ただしヒナワ中隊長との関係が悪い訳ではなく、服装に一切頓着がなく何でも着てしまうヒナワ中隊長に「中隊長改造計画」と称しつつウサ耳の帽子などのフザけた服をプレゼントするなど、全くシャレが通じない関係ではないようです。

基本的にはクールでストイックですが、残念要素が結構多く、堅物な印象や取っつき難さは全くありません。
少なくともファン目線においては、彼女の残念要素は立派な魅力と言えます。

ライバルの多い「残念美人」

「残念美人」という言葉が普及し始めたのは2010年代半ば頃です。
通常、こういった属性が広く知れ渡る場合、大ヒット作の人気キャラなどがきっかけになるものですが、残念美人に関しては明確な第一人者はいません
残念な美女をコンセプトの1つとした『僕は友達が少ない』のヒット以降少しずつ定着していき、「言われてみればあのキャラも残念美人だ」と過去作からも掘り起こされ、その結果膨大な数の残念美人がアニメ界に誕生した……という感じです。

残念美人の定義はかなり広く、美人であること(作中でそう扱われていること)は大前提ですが、中身に関しては「変態」から「ポンコツ」まで様々
「美人だけど性格が悪い」「美人だけどオタク趣味」「美人だけど私生活がだらしない」といった残念美人が特に多いですね。
マキのように、趣味やコンプレックスを拗らせて変な言動をするキャラも結構いて、近年最も勢いのある属性の1つです。

ライバルはかなり多いですが、上記のように「残念美人の代名詞」的なキャラはまだいないので、マキが残念美人の第一人者になる可能性は十分にあります!

まとめ

魔女帽子を被った時の姿がとっても可愛いですよね。
原作では割と大人しめに表現されているマキの筋肉がアニメでどう表現されるのかにも注目です!

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