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12

Jan

【最遊記・玄奘三蔵の魅力】悟空の長い髪を紐で結んでいたのは三蔵!?三蔵がタバコや拳銃を所持している理由って? #最遊記RELOAD #最遊記RELOAD BLAST #最遊記外伝

師匠たちの意思を「自分らしく」受け継ぐ【最遊記・玄奘三蔵】

出典:Amazon


三蔵法師とは、経文の守護者であるとともに、人々を導くのが役目。

三蔵法師がなぜ経本を肩からかけているのでしょうか?
それはすべての業(ごう)を背負う意志のあらわれであるからです。

孤児である三蔵は、光明(こうみょう)三蔵法師に拾われた後、「江流(こうりゅう)」と名付けられます。
光明が江流を拾った理由…それは「声が聞こえてきたから」でした。
その後江流は、光明の愛弟子として金山寺で育てられます。

今でこそ「生臭坊主」「破戒僧」と呼ばれる三蔵。
三蔵が江流と呼ばれている頃は、隠れてタバコを吸う師匠を叱る側であり、夜ふかししてお酒(般若湯)を飲む師匠の体を気遣っていた側でした。
実は酒やタバコに、興味は一切なかったのです。

江流は13歳で玄奘三蔵法師の称号を継ぎ、「聖天経文」と「魔天経文」の継承者となります。
しかし師匠である光明三蔵が、玄奘三蔵をかばうようにして目の前で殺されてしまうのです。
そして聖天経文を何者かに奪われてしまいます

たった1人で4年間、聖天経文を探す旅をしていた三蔵。
三蔵はどこへ行っても周囲の者たちから、僧侶らしからぬ見た目や薄汚れた格好などを嫌がられることは日常茶飯事。
三仏神からも、三蔵の言動に「早々に32代目が必要」と考えられていました。

それでも最高僧という肩書きを背負い、経文を探し続けている三蔵。
いつしか自分自身との戦いの旅となっていました。

盗賊や妖怪に襲われそうになる日々。
三蔵は「昇霊銃」と呼ばれる架空の拳銃を所持しています。(原作ではS&W M-10)
それは護身用ではなく、「自死用」に持っていました。
なぜなら、現在所持している魔天経文を奪われた時の「最終手段」として、自分のこめかみを打ち抜けるサイズには充分だと下山前に自ら選んだ武器だったのです。

しかし旅の途中で三蔵は、所持している拳銃を襲われそうになった盗賊に向けて撃ち放ちました。

初めて人を殺してしまった罪悪感。
三蔵の心は、相手を殺めるたびに自分自身を強く締め付けます。

命を奪う事は、こんなに容易い
なのに、罪悪感が重い
孤独が、狂気が後悔が重い

この命が…「生きてゆく事が こんなにも重い」
(引用:最遊記RELORD 3巻より)

三蔵は、孤独と狂気に毎晩うなされていたのです。

そんな現状に苦しむ三蔵の心を救ってくれた人が、亡き師匠・光明三蔵の他にもう1人います。

名前は「慶雲院大僧正待覚(けいうんいん だいそうじょう じかく)」
待覚は僧官の最高位でありながら、毎夜タバコを嗜む僧侶でした。
待覚は考え方が光明に似ているところもあり、三蔵にタバコを与えた張本人でもあるのです。

「人の命はタバコのようなもの」…燃え尽きれば煙になって消えてしまいますよね。
背負い込みすぎるということは、煙を肺まで入れて吐かずにいるのと同じ、真っ黒になった肺が「三蔵の業(ごう)」であると待覚は教えてくれます。
待覚は三蔵に、自分の肺に留まった煙を吐き出すようにと、命をタバコに例えて背中を押してくれました。
残念ながら、待覚も三蔵が目当てで寺院を襲ってきた盗賊により、三蔵をかばって殺されてしまいます。

2人の師匠に命を救われた三蔵は「てめぇらの分まで生きてやる」と、生きていくことを決意したのです。

そして第三十一代唐亜玄奘三蔵法師として、待覚亡き後の寺院「慶雲院」を取り仕切る責任者となります。
戸惑う僧侶たちをよそに、三蔵の表情はどこか晴れ晴れとしていました。
この頃から三蔵はタバコを吸い始めます。
何物にも捕らわれず、自分らしい「玄奘三蔵」として生きる道を選び、仏の教えに従って生きるという道は選ばなかったのです。
その後も三蔵は、西の旅の途中で庶民から経を唱えてほしいと言われても面倒くさがる素振りをみせます。

「見届けなさい江流
あなたが自分らしさを見失わない限り、その重ささえも受け入れられる筈です」
(引用:最遊記RELORD 3巻より)

今の三蔵の魅力が、この亡き師匠・光明の言葉にギュッと凝縮されているのではないでしょうか。

悟空との出会い【最遊記・玄奘三蔵】

出典:Amazon

ようやく悪夢から解放された三蔵。
次に三蔵を悩ませていたのは「謎の声」でした。

三蔵は声の主を探し、五行山へ向かいます。
そして山頂にある岩牢に500年も封印されていた「孫悟空」を見つけるのです。
それはまるで、光明に拾われ育ててもらった幼いころの自分のように、三蔵は悟空に手を差し伸べます。

三蔵が悟空を助けた理由は「声が聞こえたから」
「誰か」と叫んでいた悟空の声が、三蔵の耳にだけ届いていました。
こうして三蔵は悟空の保護者となり、悟空を慶雲院に連れて帰るのでした。

後に、三蔵一行として旅の仲間になる「猪八戒」
彼は大量虐殺をした大罪人であり、三蔵は三仏神より八戒を討伐するよう命じられていました。
しかし三蔵は八戒を危険がない妖怪だと判断し、討伐せず自身の保護下におきます。
そして八戒と共に行動していた「沙悟浄」とも交流が続き、人間1人妖怪3人の「西の旅」が始まったのです。

まとめ【最遊記・玄奘三蔵】

イケメンでヘビースモーカー、僧侶らしからぬ言動が目立つ玄奘三蔵。
自らを犠牲にしてまで守ってくれた亡き師匠・光明三蔵と、大僧正待覚。
三蔵は2人の思いを自分なりに理解し、「自分らしく」背負っていくことを決めました。

玄奘三蔵とは、僧侶としてではなく「1人の人間」として、不器用な優しさと相手を見極める洞察力を持ち合わせ、そのカリスマ性で人々を導いていく存在なのです。

信じるものは己のみ!
同じ信念を持つ孫悟空・沙悟浄・猪八戒との西の旅は、まだまだ続きます!
本編最終章となる「最遊記RELOAD BLAST」は、一迅社「月刊コミックZERO-SUM」にて連載中!

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