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6

Sep

『結城友奈は勇者である』通称『ゆゆゆ』時系列なども徹底解剖!!!

出典 Amazon

神道を活用した個性あふれる設定

『ゆゆゆ』は非常に個性あふれる設定があります。大雑把に表現するのであれば『魔法少女まどか☆マギカ』の勇者バージョンといった感じでしょうか。『ゆゆゆ』は理不尽な状況の中でも懸命に戦い続ける少女たちを『勇者』というテーマで表現しているのです。

『ゆゆゆ』の舞台は香川県讃州市、これは香川県の観音寺市がモチーフとなっているそうです。そして『ゆゆゆ』の世界では大赦(たいしゃ)と呼ばれる組織が世界を統治しており、神樹のご加護に守られているとのこと。しかし、この神樹にめがけてバーテックスと呼ばれる敵が向かってくるのです。これを阻止するのが勇者であり、登場人物たちは勇者に選ばれていくのです。

この設定は日本の伝統的な宗教である『神道』がテーマとなっており、古事記などからインスピレーションを得ています。大赦はおそらく『大祓い』がモチーフになっており、作中では祝詞(のりと)が登場したりしています。

私達日本人はもちろんのこと、海外の視聴者もターゲットにしているのは言うまでもありません。非常に魅力的な設定なのです。

安定した作画

『ゆゆゆ』は非常に作画が安定しています。アニメ制作会社のStuido五組は安定したキャラデザに定評がありますが、『ゆゆゆ』はキャラデザだけでなく戦闘シーンも非常にいいです。また、先程の濃厚な設定がモチーフとなっている幻想的な背景があるのですが、こちらも非常に安定しており、とても美しいです。この背景だけでも神の神々しさがよく伝わってきます。

キャラがとても良い

『ゆゆゆ』はキャラがとても良いです。まずはキャラクターデザイン。

萌え要素を取り入れながらも大衆向けのキャラデザとなっています。

可愛らしさもありながら適度にキャラデザも崩れるので、親しみを持てます。

また、声優の演技も非常にいいです。可愛らしい声はもちろんのこと、ギャグの際の演技も非常に巧みです。特に東郷美森(CV.三森すずこ)と乃木園子(CV.花澤香菜)は秀逸です。

鬱要素の強いストーリー ※ネタバレあり

『ゆゆゆ』といえばなんといっても『鬱』。物語当初は、勇者に選ばれることは素晴らしいことだと讃えられていました。

勇者は神樹によって選ばれた存在であり、この世界が神樹のご加護によって支えられている以上、勇者であることはとても名誉なことなのです。実際に勇者となったキャラは「自分のおかげで世界を救うことに貢献できている」といった充実感もありました。

しかし、実態はそうではありません。勇者で選ばれると必ず厳しい運命が待っているのです。
まず、基本的にバーテックスは延々と出現し続けます。なぜなら、神樹が存在しているからです。

しかし、この世界は神樹によって守られています。しかも、四国から外は既に世界が滅亡しており、プロミネンス状の炎が渦巻いているのです。勇者はこのバーテックスを延々と処理し続け、場合によっては『満開』を発動させます。

『満開』は急激なパワーアップをすることができる能力なのですが、これを利用すると自らの身体の一部が供物として神樹に捧げられてしまうのです。そうなると現実世界でその身体の一部が利用不可能になってしまうのです。作中では味覚・視覚・声・聴覚が奪われている様子が描かれていました。

つまり、『勇者』というのは仮の名称に過ぎず、実際は神樹に対する生贄のようなものなのです。

しかし、この生贄は世界を維持するために必要なものなので、登場人物たちは「みんなのため」ということで命を懸けて戦い続けるのです。

しかも、普段の日常シーンが明るく楽しいので、より鬱要素を強く感じます。この世界の大多数の人は何気ない日常を過ごしているのですが、その裏側で勇者が犠牲になっているのです。

『ゆゆゆ』を視聴すると、『平和な日常』を大事にしようと思えるようになります。

さいごに

それでは本記事をまとめていきます。

・『ゆゆゆ』は様々なメディアミックスがされていて大人気
・『ゆゆゆ』は見る順番が複数ある
・全体的に作品のクオリティは高い
・鬱要素が強いので苦手な人は注意

伝説的な人気となった『まどマギ』以降の現代アニメにおいて、鬱系のジャンルの中で『ゆゆゆ』は最も成功しているでしょう。これほど心が痛い作品は中々ありません。2021年10月にはTVアニメ3期も放送されますので、まだ『ゆゆゆ』を視聴していない方はぜひ視聴してみてください。

 

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