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11

Sep

【安達としまむら】安達桜の今は「初期安達」とは別人なのか? 徹底検証

「付き合う」の定義

出典 : Amazon.co.jp

本作において、安達としまむらの関係性が劇的に変わることはありませんが、一つ大きなターニングポイントをピックアップするとすれば、第6巻のエピソード「飛翔」において安達がしまむらに告白する場面です。
2人で夏祭りに行って花火を見ながら、打ち上がった花火が弾けた瞬間に「だい、すき、だー!」と叫ぶ……という、これまでの2人の日常を思えば意外なほどドラマティックなものでした。

とはいえ、ここに至るまで既に安達の心の中はしまむらで満杯になっており、飽和状態になっていたため、祭り&花火というシチュエーションによって少しでも後押しされると、後はもう溢れ出すだけ。
そういう意味では、この状況での告白は必然であり、安達にとっても、しまむらにとっても、逃げ道のない強制イベントだったのでしょう。

クールな見た目とは裏腹に情熱的な告白をした安達に対し、しまむらは冷静に彼女の想いを咀嚼します。
友達として付き合うことと、その域を越えて付き合うこと。
安達はそれを「私だけを、見てほしい」という言葉で線引きし、しまむらもまたその言葉を境界線と判断しました。

しまむらは熟考の末、安達の想いを受け入れることし、晴れて二人は付き合うことになります。

そのことに関して、しまむらと安達の間ではかなり意識の差が顕著に現れています。
しまむらは「女子同士が付き合うこと」を強く意識し、周囲からどう思われるかを思い巡らせ、それでも問題ないと納得した上で付き合うことを決めました。
一方の安達は、女子同士の恋愛という葛藤は一切なく、しまむらと付き合える事実にひたすら舞い上がっていました。

安達にとって、しまむらが女子であるとか、自分が女子であるとか、そういったことはほとんど関係ないようです。
安達もそんな彼女の事は理解していて、「安達は周りなんてまったく気にしない」と述懐しています。
もっとも、初期安達はそれなりに気にしていたはずで、しまむらに夢中になってからは気にしなくなったというのが実際のところと思われます。

そういう意味では、初期安達とそれ以降の安達の違いを最も顕著に示しているのが、この「付き合う」ということに対するスタンスでしょう。
もし初期安達がしまむらの方から告白されていたら、全く違った関係性になっていたかもしれません。

まとめ

初期安達とそれ以降の安達は、物凄く違うとも言えますし、そこまでは違わないとも言えます。
初期安達を惜しむ声があるのも理解できるところですが、そんな彼女の変遷を楽しむのも本作の醍醐味。
だからこそ、アニメ化によって初期安達が再び見られる喜びを得られるとも言えます。

鬼頭さんがそんな安達をどう演じるのかも楽しみですね!

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