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21

Sep

【コップクラフト】ティラナは気高いけど不幸体質でいろいろ酷い目に遭うヒロイン

元々は大人びた女性だった?

出典 : Amazon.co.jp

コップクラフトには前身となったラノベ作品が存在します。
そのタイトルは『ドラグネット・ミラージュ』で、2006~2007年にゼータ文庫から発売されましたが、ゼータ文庫が2007年に撤退し、本作も刊行を終了。
全2巻で発売されたこの作品の1巻は「原案:賀東招二 著者:きぬたさとし」という名義でしたが、これは「『フルメタル・パニック!』が完結するまで他作品は執筆しない」と賀東先生が以前語っていたことへの辻褄合わせとも言える苦肉の策で、実際には賀東先生が執筆も行っていることが明らかになっています。

このドラグネット・ミラージュを改題し、更に加筆修正および設定変更を行った上でリスタートしたのがコップクラフトです。
そのため、原作の正式タイトルは『コップクラフト DRAGNET MIRAGE RELOADED』となっています。

このリスタートにおいて、最も大きな変更が行われたのがティラナです。

ドラグネット・ミラージュのティラナは、コップクラフトの彼女とは全く違い、年齢相応の大人びた容姿の女性でした。
本作は「架空の海外ドラマの小説版を邦訳したもの」というコンセプトで制作されており、そのため登場人物の大半が大人というラノベでは珍しい作品のため、ヒロインであるティラナもその世界観に合わせた人物像になっていたと思われます。
ドラグネット・ミラージュでキャラクターデザインおよびイラストを担当した、『おやすみシェヘラザード』などで知られる篠房六郎先生の描いたティラナの外見も、その設定に合わせアダルトな容姿になっています。

そのティラナがコップクラフトで一気にロリ化したのは、新たにイラストを担当することになった村田蓮爾先生のアイディアとのこと。
ラノベ市場の需要、受けやすいヒロイン像を考慮した結果と思われます。

数々の作品を手がけ、少女から年寄りまであらゆる年代のキャラを書き分ける村田先生によってデザインされた新生ティラナは、エキゾチックなお姉さんといった感じの前デザインから一転、ラノベヒロインらしい幼い容姿の女性になりました。
単にイラストのデザインを変更しただけではなく、設定から見直されているため、根本的な部分から生まれ変わっています。

もしティラナが以前の設定のままなら、同じようにアニメファンに受け入れられていたか……というと、難しかったかもしれません。
大人びた外見のヒロインが人気者になるケースはかなり少ないからです。
そういう意味では、この変更はコップクラフトがアニメ化に至った理由の1つと言えるでしょう。

まとめ

硬派なアニメと思ってコップクラフトを観始めた大勢のアニメファンが、ティラナの不意打ち的な魅力にオトされていましたね。
彼女の可愛さと不幸属性なところがコップクラフトの血生臭い世界観にアクセントを加えて、緩急自在の作品になっているように思います。
彼女の慌てふためくシーンは、気の毒に思う反面、とても可愛くてほっこりします!

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