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【コップクラフト】ティラナは気高いけど不幸体質でいろいろ酷い目に遭うヒロイン
出典 : Amazon.co.jp
2019年夏放送の人気アニメ『コップクラフト』のヒロインで、可愛いと評判のティラナをピックアップ!
彼女のどんな部分がアニメファンに人気なのか、主人公ケイ・マトバとの関係、そしてアニメだけではわからない誕生秘話などをお届けします!
ティラナ・エクセディリカ キャラクター概要
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『コップクラフト DRAGNET MIRAGE RELOADED』に登場する女性キャラクターで、本作のヒロイン。
異世界レト・セマーニのファルバーニ王国から、誘拐された妖精レアーヤを救い出すために地球のカリアエナ島を訪れた見習い騎士で、サンテレサ市警の特別風紀班に勤務している日本人刑事のケイ・マトバとコンビを組むことになります。
フルネームは「ティラナ・バルシュ・ミルヴォイ・ラータ=イムセダーリャ・イェ・テベレーナ・デヴォル=ネラーノ・セーヤ・ネル・エクセディリ」。
「エクセディリカ家の娘セーヤの第一の子女、デヴォル大公の血筋に列せられるものにして、栄えあるミルヴォアの準騎士、ティラナ」という意味があり、セマーニにおいて長い名は身分が高貴で背負うものが多いことを意味しているようです。
血の一滴すら通っていないような白い肌、完璧に均質な金色の髪(実際にはプラチナのような色)、猫のようにやや吊り上がった大きな目が特徴です。
民族衣装のような刺繍入りの短衣に身を包んでいます。
年齢は原作版だと地球換算で20歳前後、アニメ版だと18歳。(セマーニ年齢だと26歳)
身長は低めで、大柄なマトバの肩ほどもなく、胸のサイズも控えめ。
その容姿は年齢よりもかなり幼い印象を与えます。
得物は剣で、常にサーベルを腰に下げており、術(ミルディ)と呼ばれる魔法を操ることもできます。
セマーニ人特有の罪と生に対する意識を持っているため、地球人とは価値観が少し異なり、悪人に対しては容赦なく斬り付け命を奪おうとします。
かなり気性が激しくプライドが高いため、セマーニ人であることを揶揄されると烈火の如く怒ります。
初対面時から年上のマトバに対しても毅然とした態度で接し、当初はかなりギクシャクしていましたが、徐々に相互理解を深め、相棒らしい関係へと変化していきます。
担当声優は吉岡茉祐(よしおか まゆ)さん。
実は不幸体質?
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ティラナの魅力は、気難しさすら感じさせるシビアさと、狼狽えたり照れたりした時のギャップです。
彼女の属性は一言で言えばツンデレですが、単なるツンとデレのギャップとは違います。
ティラナは地球人ではないので、地球人とは倫理観や道徳観が根本から異なります。
自身や社会的正義の為なら、悪人は殺めても問題なしという「悪・即・斬」の精神の持ち主。
これはセマーニ人特有の残虐性らしく、ティラナに限ったものではないようですが、彼女の場合は正義感が非常に強くプライドが高い為、より悪人に対しての容赦のなさが目立ちます。
悪人でも殺せば殺人罪になる地球の常識を「一生理解できそうにない」と断じるほど、苛烈な性格です。
そういうシビアな一面を持つ一方で、年齢相応、場合によっては年齢より幼い面も持ち合わせています。
性経験は皆無、性知識もほとんどないらしく、マトバからエロ本を見せられた際には狼狽のあまり涙を流すほど。
しかし興味がない訳ではないらしく、破廉恥だ醜悪だと地球のポルノ文化を罵っておきながら、その後しれっとエロ本を読み続けていました。
このエピソード以外にも、ティラナは再三にわたりマトバから弄られ、その度に憤慨していますが、普段の凛とした姿とは打って変わり、コロコロ表情を変え感情を露わにします。
人間味がないキャラかと思いきや、実は登場人物の誰より表情豊かで愛らしい……そのギャップが多くのファンから支持されているのです。
また、正義感とは別に、個人として友人を想う気持ちも人一倍強いようです。
道徳的観点からアニメ化されなかった原作3巻のエピソードでは、潜入捜査のためにシャーウッド高校の生徒に成り済まし、束の間の学園生活を送っていたティラナが、セマーニ人の移民であるナイアスという生徒と仲良くなったものの彼を救うことができず、マトバの胸を借りてすすり泣く姿が描写されました。
そのエピソードの代わりに制作されたアニメオリジナル回も骨子はほぼ同じで、こちらはデートクラブに囮捜査を行ったティラナがセマーニ人の女性ゾーイと親交を深め、悲しい別れを体験するというストーリー。
どちらもティラナは決して冷血な人間ではないことを裏付けるエピソードとなっています。
そして、ティラナには「不幸体質」という一面もあります。
元々ティラナは妖精のレアーヤを救うために地球へ来ましたが、逆にレアーヤの命と引き替えに自身が救われるという悲しい体験をしています。
前述のエピソードも含め、ティラナにとって辛い体験が本作ではかなり多いのです。
その中でも特に不幸体質を印象付けたのが、アニメ8~9話で映像化されたエピソード。
使用者と対象者の精神を入れ替える術(ミルディ)によって、マトバの飼い猫のクロイと精神が入れ替わってしまい、元に戻る為に必要なアイテムがゴミ収集車に持って行かれるという大惨事に巻き込まれてしまいました。
このエピソードでは、ティラナの己の不幸に翻弄され嘆く人間味と、それに最後まで屈さない気高い精神の両方が堪能できます。