『昭和元禄落語心中』：助六

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与太郎の師匠である八雲と同じ日に有楽亭に入門した助六。飄々としているお調子者で女好きと、加持リョウジとスパイクを彷彿とさせるキャラクターです。
キャスト発表時は「声優が落語なんてできるわけがない」と不安の声が多かったものの、さすがは山ちゃん。いざ放送されると違和感はなく、知らず知らずのうちに落語に聞き入ってしまいます。声優としての山ちゃんの能力の高さを知ることができるキャラクターです。

『ルパン三世』：銭形警部

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1971年から2010年に銭形警部を担当していた納谷悟朗に代わり、2代目として銭形警部を引き継いだ山ちゃん。人気シリーズの2代目として大きなプレッシャーがある中で、見事に銭形警部を演じています。
ちなみにルパンの声は1971年～1994年までは山田康雄で、2代目として引き継いだのは栗田貫一。ものまねタレントとして活躍する2人が本家を引き継ぐという、ものまねタレント冥利に尽きる偉業を成し遂げました。

『ヤッターマン』：ナレーション、各種ヤッターメカ

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2008年にリメイクされた『ヤッターマン』でナレーションのほか、毎話登場するメカの声を担当した山ちゃん。東国原知事や美川憲一など実在の人物がゲストとして登場した時は、得意のものまねを活かしてその声を担当。
『アンパンマン』では通算20キャラクターを担当していますが、『ヤッターマン』では1話の中で1人16役という離れ業を成し遂げています。

『20世紀少年』：コンチ(今野裕一)

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3部作で実写化された『20世紀少年』で山ちゃんは、第2章「最後の希望」と最終章「ぼくらの旗」にコンチ役として出演。
ラジオ局のDJを務めるコンチ。山ちゃん自身もラジオ経験があるため、そのクオリティは圧巻の一言。ビジュアル面も漫画の中から出てきたと思わせるほど高いクオリティを誇っています。

『マスク』、『イエスマン “YES”は人生のパスワード』：ジム・キャリー

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山ちゃんが担当している31人の俳優の中で、特におすすめなのがジム・キャリー。ジム・キャリーの出演作はコメディ映画が多く、コメディ映画特有のテンションの高さを吹き替えで見事に再現しています。
特に『マスク』と『イエスマン “YES”は人生のパスワード』の2作が映画の雰囲気と吹き替えが見事にマッチしていておすすめです。

『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』：山寺宏一

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アニメや実写などで様々なキャラクターを演じている山ちゃんですが、時には山寺宏一本人として登場することも。
2000年に公開された『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』では『おはスタ』の山ちゃんとして出演。大怪獣ゴジラという非日常の中に『おはスタ』という日常が盛り込まれることで、リアリティのある映画に仕上がっています。
本人役として出演できるのもメディア露出が多く、期待を裏切らない力量のある山ちゃんだからこそ。実写映画でも圧巻のクオリティなので、『20世紀少年』と合わせて鑑賞することをおすすめします。

まとめ

今回は山ちゃんの声優デビュー時から経歴を振り返り、演じたキャラクターの中から代表的なキャラクターを10人選出しました。
「七色の声を持つ男」として1人で何役も演じ分ける山ちゃん。30年以上も第一線で活躍し続ける実力は計り知れません。
今後も声優やタレントとして幅広く活躍してほしいですね。