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【シネマこんぷれっくす】艦これマンガでおなじみビリー提督による映画議論×青春コメディ #シネマこんぷれっくす
評判がちょっとアレな映画も登場
本日ドラゴンエイジ8月号の発売日で私が連載中の「シネマこんぷれっくす!」は4話が掲載です。告知漫画を描きました。二枚目からサンプルです。キンドル版でもアンケが出せますので物理だと重い人はこちらも。また現在WEBで1話を公開しておりますhttps://t.co/f7jAbJuhcy pic.twitter.com/jFmfI9UDhe
— ビリー🍆 シネこん連載中🦇 (@biri_EX) 2017年7月7日
こういった映画を題材にしたマンガは、基本的に評価の高い作品を取り上げるのが一般的です。
誰も知らない映画を取り上げても求心力は得られないので、いわゆるヒット作や話題作、或いは興行的な成功は収めていないものの映画ファンの間では支持されている作品を語る……というのが通常の感覚でしょう。
しかし本作は、有名は有名でも「評価が低いことで有名」な映画も取り上げています。
特にZ級映画好きの宮さんがメインの回は、『実写版デビルマン』をはじめそういった作品のタイトルがポンポン出て来ます。
また、作中で特定の映画や「マンガの実写化」などに対し、結構辛辣な評価をしているケースも珍しくありません。
作者自身が映画好きで、映画には一家言を持っているからこその思い切った作風だと思われます。
もちろん、それをしなければネタとして、またコメディとして成立しない……という事情もあるのでしょうが、他ではあまり見られないこの攻めの姿勢こそが本作の特徴でもあります。
そして何より、この『シネマこんぷれっくす』を読みたいと思わせるのは「押しつけ感」が全くない点。
例えば映画の見方一つとっても、特定の見方だけを誇示するのではなく、作中で各キャラが異なるスタイルを主張し、それをネタとしてディスカッションさせているので、全然押しつけがましくありません。
面白おかしく、気軽に映画について知ることができる所が本作最大の魅力です。
まとめ
掲載誌はドラゴンエイジなんですけど、アクション系の印象が強いドラゴンエイジというよりはサンデーに載っていそうな明るくて読みやすい作風のマンガです。
各キャラの個性と見せ場がしっかりしているため、「映画あるある」だけでなくポップな青春コメディとしての印象が強い作品になっていて、映画を普段ほとんど観ない人でも全く問題なく楽しめます。
むしろそういう人にこの作品を通して映画について知ってもらいたい……というタイプのマンガだと思うので、ジャンルに拘らず一度読んでみることをオススメします!