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Jun
【四畳半神話大系】キャラクター達が放った名言まとめ #四畳半神話大系
2. 「七畳やら八畳やら十畳やらの部屋に住む人間は、本当に、それだけの空間を我が物゛として支配するに足る人間としての器があるのであろうか」
物語後半で、主人公が自宅の四畳半のアパートに引きこもり、一人で延々と考え事をしていた時の名言です。
主人公曰く、人間には、四畳半が広すぎず狭すぎず、己の器に見合ったちょうどいい広さであるということを言っており、これ以上広い部屋に住む人達に対して、それに見合った人間なのかという主張を繰り広げています。
確かに足るに及ばずという言葉もあるように、物が豊富過ぎても手に余ることってよくありますよね。
人間にとって分相応ということの重要性を狭いアパートの中からおしえてくれる名言ですね。
3. 「可能性という言葉を無限定に使ってはいけない」
主人公の大学の先輩でもある樋口師匠が言った言葉で、自分の人生を振り返ってもっと有意義な生き方があったのではないかと、自分の選択を疑う主人公に対して、可能性という言葉をむやみに使って、自分を見失ってはいけないということを説いています。
自分は自分以外にはなれず、過去に戻ることもできない、ならば今の自分を認めて、どっしりと構えて生きて聞くべきであるということを伝える言葉です。
のらりくらりと生きている樋口師匠だからこそ言うことができる言葉ですね。
4. 「不毛と思われた日常はなんと豊穣な世界だったのか」
主人公が自分の大学生活での日常を振り返りながら言った名言です。
何気ない日常でも、どれがけ無駄かと思われていたことでも、それは確実にかけがえのない日々であり、それを忘れて部屋に閉じこもっていた自分を後悔している言葉です。
ときに、皆さんもなんとなく生きていたり、ダラダラとしていることはよくありますが、見方を変えることで、もしかしたらそれはとても価値のある日々だったかもしれないということをお思い出させてくれますね。
まとめ
『四畳半神話大系』では、もしあの時違う選択をしていたらということが物語のキーになっていますが、それは時に不毛に終わるので、今の自分を受け入れて生きていこうというメッセージが含まれています。
大学生活という特殊な時間の中で、人生について考えさせられる物語でもある『四畳半神話大系』、ぜひ一度読んでみてください。