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Feb

【勇気爆発バーンブレイバーン】令和の勇者シリーズ? Cygamesの手掛ける新たなロボットアニメが話題になっている理由を徹底検証


(画像引用 : Amazon)

2024年冬に放送を開始したオリジナルアニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』を大特集!
放送前は全く話題になっていなかった本作がどうしてSNSを中心に大きな話題になっているのか、その理由を徹底検証します!

放送前は「どうせ変なアニメでしょ?」「令和の勇者シリーズだ!」の声


(画像引用 : 『勇気爆発バーンブレイバーン』公式サイト https://bangbravern.com/

『機動戦士ガンダム』『超時空要塞マクロス』をはじめ、昭和のアニメにおいて主役の一角を常に担っていたロボットアニメ。
平成に入っても『新世紀エヴァンゲリオン』『機動戦艦ナデシコ』『コードギアス 反逆のルルーシュ』『天元突破グレンラガン』など定期的に大ヒット作を輩出し、その存在感を発揮していましたが……徐々に人気シリーズ以外のヒット作が出なくなり、平成末期になると新作自体が滅多に作られない事態に。
稀に制作・放送される新作も悉く不発に終わり、令和の時代に突入する頃にはロボットアニメというジャンルそのものが古い時代のアニメという印章を持たれるようになってしまいました。

このような背景もあって、令和6年冬に放送されるアニメのラインナップにロボットアニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』というタイトルがある事を知っていた人は、決して多くはなかったようです。
dアニメストアが事前に調査したアンケート「今期何見る?2024冬アニメ人気投票」では65作品中53位。
この手の期待度ランキングは人気原作のアニメ化作品や人気シリーズの続編が強く、本作のようなオリジナルアニメは不利に働く……という事情を加味しても、この順位は低過ぎると言わざるを得ません。

というのも、このアニメには事前に関心を持たれるだけの要素もあったのです。

『勇気爆発バーンブレイバーン』の制作を行っているのはCygamesPictures
Cygamesは『グランブルーファンタジー』『ウマ娘 プリティーダービー』などを生み出してた事で知られ、アニメでも『ゾンビランドサガ』を大ヒットさせた実績があります。

そして監督はロボットアニメ制作の第一人者、大張正己さんです。
19歳で『超獣機神ダンクーガ』のメカニックデザインを担当し、直後に手掛けた『機甲戦記ドラグナー』の前期OPがアニメファン、特にロボットアニメ愛好家の間で大きな話題になり、若干22歳で監督も経験。
そのダイナミックで外連味のある演出スタイルは「バリってる」というミームにもなっており、古今東西問わず多くのアニメーターに多大な影響を与え、カリスマ的存在として讃えられています。

近年もWebアニメ『ガンダムビルドシリーズ』の監督をはじめ、数多くの作品で指揮を執っていましたが、テレビアニメの監督は『スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-』以来13年振り。
本来ならレジェンドである大張監督久々の新作ロボットアニメというだけで十分な話題性がある筈ですが……ロボットアニメが長らく低迷していた事で若いアニメファンが関心を持つには至らず、本作に注目していたのは古参のロボットアニメファンとCygamesのファンが大半でした。

Cygamesのアニメと言えば、ゾンサガだけでなく2022年放送『アキバ冥途戦争』もかなりブッ飛んだ作品でした。
その為「今回も変なアニメに違いない」という声が寄せられていたようです。
また、本作のタイトルは平成初期に人気を博した『勇者シリーズ』と同じ路線で、大張監督が勇者シリーズに関わっていた事もあってロボットアニメファンの間では「令和の勇者シリーズかも」という期待の声もあがっていました。

しかし、いずれも現在のアニメにおけるメインストリームとはかけ離れた所であがった声に過ぎず、放送前の公式アカウントのフォロワー数は1万人以下でした。
この頃は誰も『勇気爆発バーンブレイバーン』が2024年冬クールを席巻するタイトルになるとは思っていなかった事でしょう。

斜陽ジャンルだったロボットアニメが話題沸騰! 理由は「意外性の連続」


(画像引用 : 『勇気爆発バーンブレイバーン』公式サイト https://bangbravern.com/

決して多くのアニメファンから期待されていたビッグタイトルではなかった『勇気爆発バーンブレイバーン』ですが、第1話が放送された直後、その風向きは一変します。

放送序盤は洋画テイストの雰囲気でスタート。
陸上自衛隊のパイロットであるイサミ3等陸尉とアメリカ海兵隊のルイス少尉が演習で競い合い、ライバル関係を築く様子が渋い台詞回しで描かれます。
加えて登場する人型装甲兵器ロボット「ティタノストライド(TS)」はフロントミッションシリーズのようなリアル系で、勇者シリーズの再来を期待していたファンを早々に困惑させました。

その後、合同軍事演習の開始直前に地球外より正体不明の武装勢力が襲来。
遠距離からの攻撃を一切受け付けない強力なバリアを持つアンノウン達に地球の部隊は手も足も出ず、多くの犠牲者を出し壊滅寸前まで追い詰められます。

演習では圧倒的な実力を見せていたイサミも、襲撃者の前では全くの無力。
絶望的な戦力差に視聴者が固唾を飲んで見守る中……それまでのリアルな世界観を完全に無視した『勇者シリーズ』のような如何にもアニメらしいロボット、俗に言うスーパーロボットが地球に降り立ちます。

彼の名はブレイバーン
何故か地球の言語を喋れるそのロボは、唖然とするイサミに搭乗するよう促し、それまでのシリアス展開をガン無視した夕方放送の子供向けロボットアニメっぽい戦い方で見事敵を打ち砕きました。
この状況を現代の作品で例えるなら『マブラヴオルタネイティヴの世界観にグリッドマンが現れノリノリでBETAをボコッた』と言ったところでしょうか。

その異次元すぎる展開は瞬く間にX(旧Twitter)で話題になり、トレンドランキング1位を獲得。
フォロワー数も飛躍的に増え、たった1話で冬クールアニメの勢力図を一気に塗り替える事態となりました。

『勇気爆発バーンブレイバーン』がここまでバズった要因の一つに「意外性」が挙げられます。
ただ、超展開のアニメというだけなら『アキバ冥途戦争』のように「知る人ぞ知る」くらいの範囲に収まっていたでしょう。
本作がここまでの盛り上がりを見せた背景には、「ロボットアニメ斜陽の時代に大張監督で本格ミリタリー路線と勇者シリーズ路線の融合を実現した」という、何重にも入り組んだ意外性があります。

レジェンドの大張監督を起用しておきながら80~90年代のロボットアニメとは全く違う路線を描く意外性。
かと思えばその世界観に80~90年代のロボットをブチ込んでくる意外性。
ロボットアニメでは盛り上がらない時代に敢えてロボットアニメで冒険するという意外性。

この揺さぶりの連続によって、視聴者は嫌でもこの作品に引き込まれざるを得なくなったと思われます。

更に第2話では、ブレイバーンがイサミに対し異常な執着を見せる変態ロボットだった事が判明。
1話序盤ではニヒルなクールガイだったイサミは2話目にしてキャラ崩壊を起こし、更にED映像ではイサミとルイスが服を脱いで熱唱する意味不明な映像が流れ、1話以上の揺さぶりでカオス極まる内容となりました。

決して多くはないものの、過去のロボットアニメにもギャグ・コメディ路線の作品はありました。
しかしその殆どは全編にわたって軽いノリの作品や、シリアスとコメディを織り交ぜた世界観の作品。
『勇気爆発バーンブレイバーン』のような、ある意味ロボットアニメの文化を逆手にとったようなメタ的な視点でコメディをやる作品は過去に例がない筈です。

この新しい試みこそが、本作品を話題作にした最大の要素だと思われます。

ブレイバーンの正体は?


(画像引用 : 『勇気爆発バーンブレイバーン』公式サイト https://bangbravern.com/

超展開ばかりが話題になっている一方で、『勇気爆発バーンブレイバーン』に確かなロボットアニメとしての文脈を感じている視聴者も多いようです。
すなわちロボットアニメとしての王道、或いはお約束もしっかり抑えているという事ですね。
実際、「主人公とイケメンライバルの構図」「メカニックがオタク気質」「宇宙からの侵略者」「ヒーローはピンチに現れる」「ロボと操縦者が意志を通わせる」「敵が謎の侵略者」「フィニッシュはポージング」「OPの伏線になりそうな意味深映像」など、1話だけでもお約束の展開は多数確認できます。

そしてロボットアニメ最大の関心事である「戦いの背景が徐々に明かされていく展開」も、本作は間違いなく踏襲するでしょう。
敵勢力である宇宙からの侵略者「デスドライヴズ」が何故地球を狙ったのか、ブレイバーンがどうして地球に味方しているのかが3話終了の段階で謎のままだからです。

こういった謎がネタバレで拡散されていないのはオリジナルアニメならでは。
破天荒でハチャメチャな内容でありながらも真面目に考察し甲斐のある要素が幾つもあり、多くの視聴者が自分の予想や考察をネット上に書き、まとめサイト等で旬な作品として取り上げられる。
この一連の流れもまた、話題になっている理由の一つでしょう。

エヴァや『機動戦士ガンダム 水星の魔女』もそうだったように、主人公が搭乗するロボに重大な秘密が隠されているのもロボットアニメのお約束の一つです。
本作も既にブレイバーンの正体に関する多くの予想が飛び交っています。

その鍵を握るのが、2話のラストより登場したルルという謎の少女です。

彼女はブレイバーンが戦ったデスドライヴズの一機「スペルビア」から脱出したと推察される少女。
普通に考えればパイロットという事になりますが……公式サイトでルルの紹介ページを見ると、そこには「ガガガピピピピピピピーーーー」とだけ記しています。
これはスペルビアが戦闘中に発していた声です。

つまり、ルルはパイロットではなくスペルビアの人間態という見方も出来ます。
ならば、そのスペルビアと知り合いで明らかにデスドライヴズとの関連があると思われるブレイバーンも人間態、つまり人間の姿になれる可能性があります。
もしかしたら、その姿で過去にイサミと知り合い執着するに至ったのかもしれません。

或いは未来からやって来たという考察もあるようです。
というのも、OP曲「ババーンと推参! バーンブレイバーン」の2番の歌詞に「時空さえ穿つ矛となれ」という一節があり、この歌は他ならぬブレイバーン本人が歌っている事を考えると、彼が時空を超えてやってきたと解釈する事が出来るのです。
「ロボットやヒーロー作品のオタク」と紹介されているルイスがブレイバーンに深く関連している可能性もかなりあると思われます。

このように、しっかりとした考察要素が多数ある事もまたロボットアニメの文脈に則っている所であり、話題が尽きない理由の一つと言えるでしょう。
『ウマ娘』の競馬も『ゾンサガ』のアイドルもそうですが、表面上フザけていても扱うテーマに対してはガチなのがCygamesの特徴で、そういう意味ではCygamesらしい作品とも言えます。

まとめ

いやー、とんでもないアニメが始まりましたね!
サイゲらしいと言えばらしいですけど、大張監督を招いたロボットアニメでそれをやる所がブッ飛んでます。
フザけ倒しているように見えて、しっかり考察要素も沢山用意していそうなのもニクいですね。

当初は比較的地味だと言われていた2024年冬クールを大いに盛り上げるアニメになってくれそうです!

 

 

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