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16

Nov

往年の人気エロゲー30選! 1992~2002年を代表する美少女ゲームまとめ

Pia☆キャロットへようこそ!! 2


(画像引用 : Amazon)

1990年代を代表するエロゲーメーカーのF&Cはライトな作風が売りで、キャッチーな絵で描かれる可愛いヒロイン達が最大の特徴。
それを存分に発揮したのが、ファミリーレストラン「Piaキャロット」を舞台にした恋愛シミュレーションゲーム『Pia☆キャロット』シリーズです。
その中でも特に人気を博したのがこの2で、甘露樹さんとみつみ美里さんが中心となったキャラクターデザインに絶大な支持が集まり、大ヒットとなりました。

その人気の高さからゲーム以外での展開も目立ち、東京キャラクターショーで当時としては異例のコスプレ喫茶を行ったり、メディアミックスを積極的に行ったり各方面で躍動しました。
その後もシリーズは続き『3』『G.O.』『G.P.』『4』がリリースされ、乙女ゲームに進出した事もありました。

アトラク=ナクア


(画像引用 : Amazon)

アリスソフトが1997年に発売したファンディスク『アリスの館4・5・6』に収録されたノベルアドベンチャー。
高いゲーム性を売りとするアリスが敢えて当時流行のノベルゲーを作った事で話題となり、非常に高い評価を受けた事を受け後に単品でも発売されています。

人間を食らう女郎蜘蛛の比良坂初音が100年ぶりに人里に降り立ち、一人の内気な少女と出会う物語です。
重厚で残忍、淫靡でありながら哲学的で美しくもあるストーリーに多くのユーザーが魅了され、ファンディスク収録作品とは思えないほどの知名度と人気を獲得しました。

本作は百合描写も濃厚で、これは当時としてはかなり異例。
比良坂初音の妖艶な外見と残虐な性格も合わさり、多数の人間が新たな性癖に目覚めてしまったとか。

ONE ~輝く季節へ~


(画像引用 : Amazon)

『To Heart』のヒット後、この作品のようなゲームを作ろうと息巻く会社は沢山あったようですが、本作もそんな中で生まれた数多のゲーム中の一つ。
同時に、その一群の中から突如として生まれた超新星でもあります。

1998年にひっそりとリリースされた本作は、『To Heart』に倣って個性的な特徴を持つヒロインばかりで構成された恋愛ゲームですが、各ヒロインの魅力は勿論、主人公のトリッキーさや「永遠の世界」に関する考察にも注目が集まり、口コミでジワジワと広がり時間をかけて人気作となりました。
BGMの美しさも特徴で今尚人気が高く、2023年にはキャラクターデザインの樋上いたるさんが新規に描き下ろしてのリメイクも行われます。

本作を作ったスタッフの大半が、この後独立してゲームブランド「Key」を設立
これによって、エロゲ業界の勢力図が大きく変わっていく事になります。

とらいあんぐるハート


(画像引用 : Amazon)

Windows95用のゲームがようやく定着した矢先、Windows98が登場して更にPCゲーム市場が活性化した1998年。
エロ重視、シナリオ重視の二分化が進む中、本作の登場によって「エロ重視の美少女ゲーム」という新たな括りも生まれました。

これまでの美少女ゲームは1ヒロインに付き濡れ場は一度きりという作品が多かったのに対し、本作は恋人になってからも話が続く二部構成を採用し、ラブラブな日々をエロゲならではの描写で展開してくという新たな美少女ゲームの在り方を示しました。
本作のヒットによって、美少女ゲームのエロ描写に関しても少しずつ変化の兆しが生じたように見受けられます。

1作目の好評によってシリーズ化し、1999年に『とらいあんぐるハート2 さざなみ女子寮』、2000年に完結編となる『とらいあんぐるハート3 ~Sweet Songs Forever~』を発売。
ファンディスク『とらいあんぐるハート3 リリカルおもちゃ箱』内に収録されたミニシナリオ『魔法少女リリカルなのは』は、その後設定を刷新してまさかのテレビアニメ化&まさかの大ヒットを記録し、一時代を築くまでのコンテンツとなりました。

こみっくパーティー


(画像引用 : 『コムショップ』公式サイト https://www.comshop.ne.jp/)

『To Heart』で業界内でも最高峰の人気を獲得したLeafはその後、路線を大きく変えた『WHITE ALBUM』を発売。
一方で『To Heart』の流れを汲むポップな恋愛ゲームとして、1999年に本作をリリースしました。

最大のトピックはなんと言ってもキャラクターデザインで、F&Cの人気絵師だった甘露樹さんとみつみ美里さんを引き抜き、新たに東京開発室を旗揚げ。
2人の描く当時最先端の可愛い女の子達は更に支持層を広げる事に繋がり、本作も大ヒットを記録しました。

もう一つの大きな特徴は、当時かなり人口を増やしていた同人活動および同人即売会を扱っている点です。
その勢いは本作を経て更に増し、コミケは日本随一のビッグイベントにまで成長しました。

Kanon


(画像引用 : Amazon)

ロングヒットとなった『ONE』のスタッフが設立した新ブランド・Keyの処女作という事で、発売前から凄まじい期待を集めていた本作。
その初回版は店頭から一瞬にして消えたとも言われています。

雪の街を舞台にしたオーソドックスなアドベンチャーゲームですが、『ONE』同様に「謎」「笑い」「感動」を散りばめ、美しいBGMも健在だった事で大好評。
セールス面でも好調で、大きな期待に見事応えました。

同時期に発売された『こみパ』と共にヒットした事で、エロゲ業界の人気はこのKeyとLeafの二強状態となり、両者を合わせ「葉鍵」と言われるようになりました。
その影響は凄まじく、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)で葉鍵板が設けられるほど。
本作によって「泣きゲー」と呼ばれるジャンルが完全に定着し、以降はその路線のゲームが多数生み出される事になりました。

加奈 ~いもうと~


(画像引用 : Amazon)

『Kanon』が泣きゲーの一大ブームを巻き起こす中で、その『Kanon』ほど有名ではないものの、ネット上で熱烈な支持を集めたのが本作。
病に苦しむ妹・加奈と、彼の兄による切ないラブストーリーが描かれています。
妹モノでありながら萌え要素は余りなく、泣きゲーの代表格として長らく語り継がれています。

本作のシナリオを手掛けた山田一さんは、のちに田中ロミオ名義で活躍。
アニメ化も果たしたライトノベル『人類は衰退しました』やKeyの『Rewrite』などを手掛けています。

Lien ~終わらない君の唄~


(画像引用 : 『コムショップ』公式サイト https://www.comshop.ne.jp/

空前の泣きゲーブーム当来により、エロゲ業界はエロよりもストーリーを重視する流れが押し寄せ、シナリオライターの手腕が重要視される時代となりました。
そんな2000年に発売された本作もその流れの中で発売された作品です。

開始時点で主人公が既に死亡しており、幽霊となってヒロインと仲を深めていく本作は、序盤から中盤にかけ悲壮感など皆無のコメディ路線で突き進み、終盤になると必然的な別れを前に切ない物語が展開していきます。
前半と後半の落差、そしてご都合主義に囚われない真摯なストーリーを描ききった本作は、必ずしも多くのユーザーに届けられた訳ではありませんが、確かにこの時代を彩った名作と呼べるゲームでした。

ファントム ~Phantom of inferno~


(画像引用 : Amazon)

ストーリー重視の傾向が強まる中、エロゲーの題材もかなり多様化し、エロゲらしくない作品も増えていきます。
そんな時代の奔流の中で、今やその代表的存在になって久しいあのメーカーが産声をあげました。

ニトロプラス、そして虚淵玄さんの処女作として2000年にリリースされた本作は、心ならずも殺し屋となってしまい日常が一変した主人公ツヴァイのハードボイルドな日々を綴った物語。
どのヒロインのルートでも重く、苦しく、そして感動的なストーリーが描かれています。

あまりにもエロゲーとかけ離れたジャンルと知名度の低さから当初はセールス的に苦戦を強いられたようですが、その後口コミで広がりロングヒット。
ニトロプラスの名前も浸透し、以降も『吸血殲鬼ヴェドゴニア』『斬魔大聖デモンベイン』『沙耶の唄』『装甲悪鬼村正』など相変わらずエロゲのイメージとかけ離れた作品を手掛けていますが、いずれも大人気となりました。

果てしなく青い、この空の下で…。


(画像引用 : Amazon)

元々アドベンチャーゲームはサスペンスや伝奇といったジャンルと相性が良いとされており、その手のエロゲー作品も数多く発売されています。
本作もそれを証明した会心の一作で、田舎のほのぼのとした日常の中に潜む「闇」を卓越した文章力で描き、非常に高く評価されました。

キャラクターデザインを担当したのは、コミックLOの表紙でお馴染みのたかみちさん。
そのノスタルジックを感じさせる朴訥とした絵柄は、この作品のイメージ構築に多大な貢献をしています。

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