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29

Jun

アニメ効果ランキングTOP33を発表! アニメ放送中に原作売上が一番伸びたのはどの作品?


(画像引用 : Amazon)

2010年以降に放送されたアニメを対象に、アニメ放送期間中に原作漫画・ラノベの発行部数が伸びた順に作品をランク付け!
なお、公平を期すため1クール以上のアニメは1クールに換算して、期間中の伸びの平均値を算出しています。

33位:干物妹!うまるちゃん


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:120万部
放送終了直後の累計発行部数:220万部

アニメ放送期間の部数の伸び:100万部

2013年よりヤングジャンプで連載を開始し、2015年夏にアニメ化しました。
当時は「ヤンジャンのアニメは成功しない」と言われていましたが、本作は日常系アニメが好きなアニメファンに愛されヒットを記録。
アニメ化前は20万部だった巻割(コミックスの巻平均売上)が31万まで伸び、アニメ化効果がかなり顕著に出ています。

アニメは2期まで作られ、原作は2018年に完結。
シリーズ累計発行部数は400万部強まで伸びました。

現在も続編を待っている根強いファンが相当数いるようです。

33位:ダイヤのA


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:1700万部
放送終了直後の累計発行部数:2300万部
アニメ放送期間の部数の伸び:*600万部

1クール換算した部数の伸び:*100万部

2006年より週刊少年マガジンで連載を始め、2013年よりアニメをスタート。

アニメ化前から女性を中心とした多くのファンを抱え、既に1700万部を売り上げていた大ヒット作でしたが、6クールの放送期間中に600万部を上乗せしました。
ただし巻割は46万→50万部と微増に留まり、一定のアニメ化効果は出たものの、大きな成果とまでは言えない結果に終わっています。

そのアニメは3シーズンにわたって制作され、全178話が放送されました。
原作は第1部が全47巻、第2部が全34巻で計81巻まで続き、累計発行部数は4000万部を記録。
2022年に完結を迎えました。

この終わり方には賛否あったようで「打ち切りみたいだ」という声も挙がっていました。

33位:からかい上手の高木さん


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:300万部
放送終了直後の累計発行部数:400万部

アニメ放送期間の部数の伸び:100万部

2013年よりゲッサンの付録小冊子『ゲッサンmini』で連載を開始し、2016年より本誌で本格連載をスタート。
2018年にアニメ化されました。

本作のヒット以降、一対一形式のラブコメ、そしてタイトルにヒロインの名前を入れる作品が多数生まれるなど、のちに多大な影響を与えたレジェンド作品です。
アニメでは有名曲を高木さんがカバーするEDも人気を博し、更にファン層を拡大する事に成功しました。

原作は2023年6月現在も続いており、19巻まで刊行。
スピンオフ作品の『からかい上手の(元)高木さん』も18巻まで発売され、こちらも続いています。

シリーズ累計発行部数は現在、1100万部まで伸びています。
アニメはテレビシリーズ3期まで制作され、2022年には映画化も果たしました。

32位:無職転生 ~異世界行ったら本気だす~


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:450万部
放送終了直後の累計発行部数:560万部

アニメ放送期間の部数の伸び:110万部

2012年に小説家になろうへの投稿を開始、2014年に書籍化。
一時期はなろうで累計ランキング1位にまで上り詰め、2021年に満を持してアニメ化が始まりました。

本作の為にWHITE FOXとEGG FIRMが「スタジオバインド」という会社を設立して制作するほどの熱の入れようで、実際アニメも非常に丁寧に作られ、ファンから喝采を浴びました。
560万部は放送期間中に発表された数字で、放送直後にはもっと伸びていたと思われますが当時は数字が公表されず、数ヶ月経ってから770万部突破のニュースが流れました。
よって実際には110万部以上の伸びがあったと思われます。

2023年7月より2期の放送がスタート。
シリーズ累計発行部数は1000万部を超えています。

31位:テラフォーマーズ


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:*880万部
放送終了直後の累計発行部数:1000万部

アニメ放送期間の部数の伸び:*120万部

2011年にミラクルジャンプで連載を始め、翌2012年にヤングジャンプへと移籍。
2014年にTVアニメ化されました。

アニメ化前の時点でヤンジャンの看板作品となるほどの大ヒット作ですが、アニメは黒塗りの修正が多かったり演出に賛否あったりと決して原作組が手放しで褒めていた訳ではなく、巻割も88万→91万と微増に留まっています。
2期まで制作されましたが、成功と言える結果には至りませんでした。

原作者・貴家悠先生の病気療養のため連載はストップしており、再開の目処は立っていません。

30位:バクマン。


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:500万部
放送終了直後の累計発行部数:750万部
アニメ放送期間の部数の伸び:250万部

1クール換算した部数の伸び:125万部

2008年に週刊少年ジャンプで連載を開始し、2010~2013年にNHKでアニメ化されました。

NHKという事もあって「ジャンプ」などの特定の商品名を使えなかった点は残念でしたが、通常のアニメを観る層とは異なるファン層を獲得したようで、Blu-ray・DVD(円盤)売上は派手な数字を残さなかったものの、原作へのアニメ効果はある程度出ています。

デスノートや本作を手掛けた大場つぐみ先生と小畑健先生のコンビはこの後、ジャンプスクエアで『プラチナエンド』を手掛け、こちらもアニメ化を果たしました。
現在は『ショーハショーテン!』を連載しています。

29位:オーバーロード


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:*60万部
放送終了直後の累計発行部数:200万部

アニメ放送期間の部数の伸び:140万部

2010年にArcadiaで投稿を始め、2012年に小説家になろうへの投稿と書籍化を開始。
2015年よりアニメ化がスタートしました。

現在のなろう作品はアニメ化→コミカライズへの効果大→シリーズ累計発行部数大幅アップ……という流れが一般的ですが、当時はまだそういった風潮はなく、本作は原作小説の方に飛躍的な効果が現れ、驚異的な売上を記録。
2018年には年間で最も売れたラノベとなりました。

原作小説は現在16巻までリリースされ、18巻での完結が予定されています。
コミカライズは一足先に完結を迎えました。
シリーズ累計発行部数は1100万部に達しています。

28位:ソードアート・オンライン


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:412万部
放送終了直後の累計発行部数:700万部
アニメ放送期間の部数の伸び:288万部

1クール換算した部数の伸び:144万部

2002年より個人サイトで連載を開始し、2009年に書籍化を開始。
2012年よりアニメがスタートしました。

Web小説のアニメ化がまだ一般的でなかった時代とあって当初はアニメファンも懐疑的でしたが、放送後は多くの人に刺さり大ヒットを記録。
円盤売上だけでなく原作小説への効果もかなり出て、今や最も著名なラノベの一つとなっています。

原作は現在27巻までリリースされ、アニメ、ゲーム、コミカライズなどのメディアミックスも継続中。
映画化もされ国外でも人気を博し、シリーズ累計発行部数は3000万部を突破しました。
長年にわたって人気作のポジションをキープし続けているお化けコンテンツです。

27位:妖狐×僕SS


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:150万部
放送終了直後の累計発行部数:300万部

アニメ放送期間の部数の伸び:150万部

2009~2014年に月刊ガンガンJOKERで連載された藤原ここあ先生の作品。
2012年に『ジョジョ』で有名なdavid productionの制作でアニメ化されました。

アニメ化前はそれほど広く知られてはいない漫画でしたが、アニメの評判が上々で知名度も大幅に上がり、原作売上も大きく向上。
円盤セールスも好調で原作への効果もかなり高く、大成功のアニメ化となりました。

藤原先生は若くしてご逝去されましたが、本作をはじめ先生が残した作品は今もファンにとって大事な宝物です。

26位:僕だけがいない街


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:239万部
放送終了直後の累計発行部数:402万部

アニメ放送期間の部数の伸び:163万部

2012~2016年にヤングエースで連載され、連載終了直前の2016年冬にアニメ化されました。

本作もアニメ化前の知名度は高くなく、知る人ぞ知る良作でしたが、SAOの伊藤智彦監督とA-1 Picturesによって制作されたアニメが高い評価を得て、原作売上も大幅に増加。
サスペンスアニメの傑作として海外でも高い評価を得ています。
また二度にわたって実写化もされています。

25位:弱虫ペダル


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:460万部
放送終了直後の累計発行部数:950万部
アニメ放送期間の部数の伸び:490万部

1クール換算した部数の伸び:163万部

2008年より週刊少年チャンピオンで連載を開始し、2013年にアニメ化がスタートしました。

自転車競技を題材とした漫画は過去に例が少なく、ヒット作も殆どなかったため未知の領域でしたが見事に人気作となり、巻割は16万→28万と大幅上昇。
特に女性ファンの開拓が顕著で、アニメ化以降「女性に人気の作品」として紹介される事が増えました。

原作漫画は80巻を超え、累計発行部数は2800万部を突破。
アニメも第5期まで放送され、2023年には連載15周年、アニメ化10周年というWアニバーサリーを迎えています。

24位:かぐや様は告らせたい


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:400万部
放送終了直後の累計発行部数:600万部弱

アニメ放送期間の部数の伸び:200万部弱

2015年よりミラクルジャンプで連載を始め、翌年からヤングジャンプに移籍。
新たなヤンジャンの看板作品となり、2019年よりアニメ化が始まりました。

主題歌をアニソン経験皆無の大ベテラン・鈴木雅之さんに依頼し、チャレンジングな演出を試みたアニメ化によって数多くの新規ファンを獲得する事に成功。
1クール放送としてはかなり大きなアニメ化効果を獲得し、巻割も31万→43万と急上昇しました。

原作は2022年に大団円を迎えましたがアニメ化展開は続いていて、これまでにテレビシリーズ3期と劇場公開のスペシャルアニメが制作されています。
実写映画化も行われ、内容は賛否両論ながらこちらも原作売上の向上に貢献しています。

累計発行部数は全28巻で2200万部まで達していますが、今後もまだ伸びていくかもしれません。

22位:銀の匙 Silver Spoon


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:1000万部
放送終了直後の累計発行部数:1200万部

アニメ放送期間の部数の伸び:*200万部

2011~2019年に週刊少年サンデーで連載され、2013年および2014年にアニメ化されました。

ハガレンの荒川弘先生の作品とあって連載開始当初から大きな注目を集め、アニメ化前から1000万部突破の大ヒット作となりました。
アニメ放送期間中、200万部もの上乗せがありましたが、巻割は125万→133万と10万未満に留まっています。
アニメ化効果が絶大だったというより、期間中に新刊が出た事が大きかったようです。

原作は全15巻で無事完結し、最終的には1700万部に達しています。

22位:暗殺教室


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:1100万部
放送終了直後の累計発行部数:1500万部
アニメ放送期間の部数の伸び:*400万部

1クール換算した部数の伸び:*200万部

2012~2016年に週刊少年ジャンプで連載され、2015年および2016年にテレビアニメ化されました。

コアな漫画読みに人気の『魔人探偵脳噛ネウロ』を手掛けた松井優征先生の作品で、しかもタイトルがタイトルだけに尖った作品かと思われましたが、実際にはジャンプの王道をいく作品で幅広い層に受け、アニメ化前に初版100万部を達成。
しかし当時は今ほどジャンプアニメへの注目度が高くなく、アニメの方は大きな話題にはなりませんでした。

1期2クール放送中に400万部の上積みがありましたが、巻割の増加は100万→107万に留まりました。
既に知名度が高すぎた為、絶大なアニメ効果という訳にはいかなかったようです。

最終累計は全21巻で2500万部。
巻割はアニメ1期放送時より増え(119万部)、最後まで安定した人気を保持しました。

21位:僕のヒーローアカデミア


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:370万部
放送終了直後の累計発行部数:590万部

アニメ放送期間の部数の伸び:220万部

2014年より週刊少年ジャンプで連載を始め、2016年よりアニメ化がスタート。
1期のみ1クールで、2期以降は2クールでの放送となっています。

1巻発売時には既に人気作品となっていて、アニメ化前から巻割50万部以上の大ヒット作でした。
ボンズ制作のアニメ1期は好評を博し、放送終了時点の地点で巻割は53万→66万へとアップ。
2期以降も伸び続け、更には海外でも人気作となった事で現在は全世界累計8500万部(1~38巻)まで伸ばしています。

20位:盾の勇者の成り上がり


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:330万部
放送終了直後の累計発行部数:780万部
アニメ放送期間の部数の伸び:450万部

1クール換算した部数の伸び:225万部

2012年より小説家になろうへ投稿、翌年に書籍化、2019年からアニメ化展開がスタートしました。

円盤売上がそれほど大きな数字ではなかった事もあって『オバロ』『このすば』『リゼロ』ほどヒット作扱いされませんでしたが、配信でかなりの好結果を残しており、原作へのアニメ効果はなろうアニメでも最上位。
一気に2期どころか3期まで決まった事からも、そのヒット具合が窺えます。
3期は2023年10月より放送開始予定です。

原作は22巻まで発売されていますが、22巻が発売されたのは2019年6月の事。
かなり長い間新刊が滞っていて、とうとうコミカライズに巻数を追い抜かれました。

19位:彼女、お借りします

(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:400万部
放送終了直後の累計発行部数:630万部

アニメ放送期間の部数の伸び:230万部

2017年より週刊少年マガジンで連載を開始、2020年よりアニメ化がスタートしました。

円盤売上、配信実績ともに高くはありませんが原作へのアニメ化効果は抜群で、放送期間中に何度も重版がかかり驚異的な部数の伸びを記録。
巻割も27万→37万と10万部アップし、一気に読者数を増やして他の人気ラブコメと肩を並べる存在になりました。
その好調を受けアニメは3期まで制作され、実写ドラマ化も果たしています。

現在は31巻まで発売され、累計発行部数は1000万超を記録しています。

17位:その着せ替え人形は恋をする


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:350万部
放送終了直後の累計発行部数:600万部

アニメ放送期間の部数の伸び:250万部

2018年よりヤングガンガンで連載を開始、2022年にCloverWorks制作でアニメ化されました。

連載開始直後から早々に人気作となっていて、アニメ放送直前の時点で既に巻割44万部とかなりの数字に達していました。
そのポテンシャルはアニメでも遺憾なく発揮され、円盤売上は1万枚を大きく超えクール内トップを記録。
原作への効果も凄まじく、アニメ放送が終わる頃には巻割67万まで伸びていました。

この年、CloverWorksは『SPY×FAMILY(WIT STUDIOと共作)』『ぼっち・ざ・ろっく!』とヒット作を連発しましたが、本作がその勢いをつけたと言っても過言ではありません。
既に2期の制作が決まっていて、累計発行部数も850万部(巻割77万)まで伸びています。

17位:ワンパンマン


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:600万部
放送終了直後の累計発行部数:850万部

アニメ放送期間の部数の伸び:250万部

2009年よりONE先生が個人HPで連載を開始し、村田雄介先生の呼びかけで2012年より村田先生作画によるリメイク版を立ち上げ、となりのヤングジャンプで連載されるようになりました。

2015年にアニメが放送された時点で大ヒット作になっていましたが、マッドハウスの作画が凄まじいと海外でも評判になり国内外で更に人気を向上させ、元々高かった巻割も67万→85万と大上昇。
2期放送まで3年半空きましたが人気は衰えず、現在は28巻で2800万部と巻割100万に達しています。

アニメ3期も放送予定です。

16位:五等分の花嫁


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:150万部
放送終了直後の累計発行部数:420万部

アニメ放送期間の部数の伸び:270万部

2017~2020年に週刊少年マガジンで連載され、2019年よりアニメ化を果たしました。

アニメ化が発表された時点では1~5巻で70万部と大ヒットしていた訳ではなく、アニメ化によって一気に広まった作品です。
放送直前に21万だった巻割は、放送終了後には47万にまで上昇。
実に倍以上もの読者を増やした計算になります。

髪の色や声優を変えて五つ子を敢えて差別化するというアニメの表現は物議を醸しましたが、結果的には大成功だったと言えるでしょう。
アニメで火が点いた人気は連載終了後も上がり続け、全14巻の累計発行部数は脅威の2000万部を記録しています。

テレビアニメ2期後に映画で原作ラストまでを映像化しましたが、2023年7月からはアニメ化していないエピソードを補完する3期を放送。
制作はシャフトが行います。

15位:転生したらスライムだった件


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:*650万部
放送終了直後の累計発行部数:1200万部
アニメ放送期間の部数の伸び:*550万部

1クール換算した部数の伸び:*275万部

2013~2015年に小説家になろうへ投稿、その間に書籍化とコミカライズが始まり、2018年にアニメ化されました。

アニメが始まる前から漫画版が大ヒットとなって、アニメ化が発表された時点では既にシリーズ累計450万部、放送前には650万部まで伸びていました。
アニメ化以降は更にブーストがかかり、部数は倍増。
本作の成功によって、なろう作品のコミカライズの価値やなろうアニメの視聴者層は大きく変貌しており、エンタメ業界にちょっとした革命が起こりました。

現在はシリーズ累計4000万部にまで伸びていて、なろうの累計ランキングでも1位の座に就くなど、なろうで最も成功した作品になっています。

14位:ハイキュー!!


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:*400万部
放送終了直後の累計発行部数:1000万部
アニメ放送期間の部数の伸び:*600万部

1クール換算した部数の伸び:*300万部

2012~2020年に週刊少年ジャンプで連載、2014年よりアニメ化がスタート。
ジャンプのスポーツ漫画らしく女性人気の高い作品ですが、男性ファンも多く幅広い層に愛されている作品です。

アニメ化前から巻割44万部と人気作でしたが、アニメ化によって一気に読者が増え77万部まで急浮上。
その後もアニメ化展開が続いた事で新規ファンが定期的に増加し、最終的には巻割100万の壁を突破しました。

更に本作は完結後もファンを増やしていて、全45巻のリーズ累計発行部数は5500万部に到達しています。

13位:ゴールデンカムイ


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:460万部
放送終了直後の累計発行部数:800万部

アニメ放送期間の部数の伸び:340万部

2014~2022年にヤングジャンプで連載、2018年よりアニメ化展開がスタートしました。
質は高いもののクセの強い作風とあって当初はヤンジャンの中でも中堅くらいの位置でしたが、マンガ大賞2016の受賞をきっかけに多くの読者に良さが伝わり、巻割も30万を超え人気作の仲間入りを果たします。

アニメ放送中は530万部とアナウンスされていましたが、その後にガツンと伸びて放送後は一気に800万部まで上昇。
巻割も放送前の35万部から57万部まで伸びています。

その後も完結まで人気は上がり続け、最終的には全31巻で2400万部に達しました。

10位:マギ


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:*300万部
放送終了直後の累計発行部数:1000万部
アニメ放送期間の部数の伸び:*700万部

1クール換算した部数の伸び:*350万部

2009~2017年に週刊少年サンデーで連載、2012~2014年にアニメ化されました。

ジャンプやマガジンと比べて中々アニメ化が成功しなかったサンデーですが、本作はA-1 Pictures制作とあって質が高く、多くの新規ファンを獲得。
放送開始前は23万部だった巻割は放送終了後に63万部まで伸び、実に2.7倍増という脅威の上昇を見せました。

大ヒット作の仲間入りを果たした本作はスピンオフ作品までアニメ化するほどの勢いを持続し、最終的に全37巻で2500万部を記録しています。

10位:七つの大罪


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:*500万部
放送終了直後の累計発行部数:1200万部
アニメ放送期間の部数の伸び:*700万部

1クール換算した部数の伸び:*350万部

2012~2020年に週刊少年マガジンで連載、2014年よりアニメ化がスタート。
本作のアニメも当初はA-1 Pictures制作でした。

アニメ化前からマガジンの新たな看板作品になりそうな勢いを見せ、巻割は50万部を記録。
そしてアニメ化後はそれを遥かに上回る勢いで売れ続け、2クールの放送が終わる頃には86万部にまで伸びました。

円盤セールスは4000枚強程度だった為ヒットアニメという印象はそれほど持たれていませんが、原作へのアニメ化効果が抜群という意味では大成功のアニメ化だったと言えるでしょう。
全41巻の累計発行部数は3800万部に達しています。

なお、現在は続編『黙示録の四騎士』を連載中です。

10位:青の祓魔師


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:100万部
放送終了直後の累計発行部数:800万部
アニメ放送期間の部数の伸び:700万部

1クール換算した部数の伸び:350万部

2009年よりジャンプスクエアで連載スタート、2011年にアニメ化されました。

アニメ化前から巻割20万を記録するなど人気作ではありましたが、知名度が高いとまでは言えず、アニメ化によって一気に広まった作品です。
制作を担当したA-1 Picturesは当時『WORKING!!』『あの花』をヒットさせ、飛ぶ鳥を落とす勢い。
本作もその流れに乗って大きな注目を浴び、大ヒットを記録しました。

特に原作への影響は凄まじく、放送中から猛烈な勢いで売れ、累計発行部数は100万部から僅か半年で800万部まで増加。
放送中に発売された7巻の初版は100万部を記録し、巻割も100万を突破するなど、爆発的な伸びを見せました。

現在は累計2500万部以上を記録しています。

9位:黒子のバスケ


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:*540万部
放送終了直後の累計発行部数:1300万部
アニメ放送期間の部数の伸び:*760万部

1クール換算した部数の伸び:*380万部

2009~2014年に週刊少年ジャンプで連載、2012~2015年にテレビアニメを放送。
2017年には劇場版も公開されています。

ジャンプのバスケ漫画というと『スラムダンク』というレジェンド作品がありますが、本作は異能を前面に出して独自色を形成し、女性ファンを中心に大ヒットを記録。
アニメ放送前の巻割は36万部でしたが、アニメ1期放送終了後には68万部と倍近く伸ばしました。

その後も順調にファンを増やし、全30巻の累計発行部数は3100万部と、最終的に巻割100万を突破しました。

8位:東京喰種


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:420万部
放送終了直後の累計発行部数:840万部

アニメ放送期間の部数の伸び:420万部

2011~2018年にヤングジャンプで連載、2014年よりアニメ化展開を開始しました。
本作の連載時はヤンジャンが最盛期を迎える一方でアニメ化の成功例が少なく、本作も円盤売上だけを見ると3000枚程度で、当時の水準ではヒットしたとまでは言えない数字です。

しかし原作コミックスへの効果は絶大で、アニメ放送前は38万部だった巻割は、僅か1クールで60万部まで上昇。
特に海外での受けが抜群で、その人気もあってアニメは4期まで制作されました。

最終的な累計発行部数は4700万部に達しています。

7位:鬼滅の刃


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:*350万部
放送終了直後の累計発行部数:1200万部
アニメ放送期間の部数の伸び:*850万部

1クール換算した部数の伸び:*425万部

2016~2020年に週刊少年ジャンプで連載、2019年よりアニメ化がスタートしました。

「アニメ効果でコミックスが売れた作品」というと、多くの人が真っ先に思い付くのは恐らく本作。
ただ、その人気に火が点いたのは1期2クール目の中盤とかなり遅かった為、突然の需要急騰に印刷が全く追い付かず、店頭から全巻消えたままの状態が長く続き、放送期間中の伸びはそこまで圧倒的ではなかったのです。
本作が爆発的に伸びたのはアニメ終了後以降で、放送直後の累計発行部数は1200万部でしたが、その半年後には6000万部、更に半年後には1億部に達しています。

最終的な全世界累計は全23巻で1億5000万部。
巻割は652万部で、これはジャンプ最盛期の発行部数653万部とほぼ同じです。

6位:進撃の巨人


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:1200万部
放送終了直後の累計発行部数:2300万部
アニメ放送期間の部数の伸び:1100万部

1クール換算した部数の伸び:*550万部

2009~2021年に別冊少年マガジンで連載、2013年よりアニメ化展開が始まりました。

決してメジャーとは言えない掲載誌でありながらアニメ化前に爆発的な人気となり、アニメ放送直前には1200万部(巻割120万部)に到達。
既に大勢の人に行き渡っていて、これ以上ファンを増やすのは難しいと思われましたが、WIT STUDIOが制作したアニメの圧倒的クオリティによって更に読者は増え、放送終了後の巻割は200万部を突破しました。

絶対王者ONE PIECEに年間ランキングで肉薄するほど売れに売れ、最終的な全世界累計発行部数は1億1000万部。
国外にも膨大な数のファンを抱えています。

5位:SPY×FAMILY


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:1500万部
放送終了直後の累計発行部数:2100万部

アニメ放送期間の部数の伸び:*600万部

2019年よりジャンプ+で連載を開始、2022年よりアニメ化がスタートしました。

1巻どころか1話からトレンド入りを果たす話題作となり、瞬く間に人気作の仲間入りを果たすとコミックスも飛ぶように売れ、連載開始から僅か2年で1000万部を突破。
アニメ放送前の段階で1500万部に達し、巻割は脅威の167万を記録しました。

アニメも期待に十分応えるだけの反響を呼び、特にアーニャの子供人気が大爆発。
アニメ放送終了時には僅か1クールで600万部以上の上積みとなり、巻割もあっさり200万を突破しました。

3位:ブルーロック


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:1000万部
放送終了直後の累計発行部数:2400万部
アニメ放送期間の部数の伸び:1400万部

1クール換算した部数の伸び:*700万部

2018年より週刊少年マガジンで連載を開始、2022~2023年にアニメ化が行われました。

ちょうど放送時期にワールドカップが重なり、しかも日本代表がドイツ、スペインという世界の強豪を立て続けに破るジャイアントキリングを達成した事で爆発的な盛り上がりを見せ、本作にとって猛烈な追い風になりました。

その勢いもあってコミックスは飛ぶように売れ、アニメ放送前は48万部だった巻割は放送後には104万部と一気に倍以上に。
新たなマガジンの看板作品となりました。

3位:チェンソーマン


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:1600万部
放送終了直後の累計発行部数:2300万部

アニメ放送期間の部数の伸び:*700万部

2018年より週刊少年ジャンプで連載を開始、2022年よりアニメ化が行われています。

演出面で原作の雰囲気と異なる仕上がりになっていた為に賛否両論となり、円盤売上が振るわなかった事もあって「失敗」という声が多くあがった本作のアニメ化ですが、放送期間中にコミックスはかなりの勢いで売れ、巻割も133万部→177万部と大きく上昇。
1クールでこれだけ伸びるケースは稀で、十分な成功と言えます。

反面、ファンからの不満の声が多かったのも事実で、2期制作に関しては慎重に進められているようです。

2位:東京卍リベンジャーズ


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:1000万部
放送終了直後の累計発行部数:4000万部
アニメ放送期間の部数の伸び:3000万部

1クール換算した部数の伸び:1500万部

2017~2022年に週刊少年マガジンで連載、2021年よりアニメ化が行われています。

アニメ化が発表された2020年6月の段階では400万部(巻割24万)と、決してメガヒット作とまでは言えませんでしたが、その後アニメ放送までの間に部数を伸ばし続け、放送直前には1000万部を突破(巻割45万)。
勢いに乗っている状態でアニメが始まり、更にアメトーークで紹介されるなど様々な追い風が吹いた事で爆発的な売れ行きとなり、2クールの放送が終わる頃には4000万部(巻割167万部)まで伸びました。

その後も最後まで売れ続け、全31巻の累計発行部数は7000万部に達しています。
終盤の展開は賛否両論でしたが、マガジンを代表するメガヒット作になった事は確かです。

1位:呪術廻戦


(画像引用 : Amazon)

放送開始直前の累計発行部数:*850万部
放送終了直後の累計発行部数:4000万部
アニメ放送期間の部数の伸び:3150万部

1クール換算した部数の伸び:1575万部

2018年より週刊少年ジャンプで連載を開始、2020年よりアニメ化がスタートしました。

鬼滅の歴史的ヒットを受け、同じジャンプ掲載のダークファンタジーという事もあって「第二の鬼滅」としてメディアから広く扱われた事もあって、アニメ化直後から人気沸騰。
放送前の巻割も65万部と十分高い数字ですが、2クールの放送が終わる頃には267万部と、200万部以上の上昇を見せました。

現在の累計発行部数は7000万部。
本誌では五条vs宿禰の頂上バトルがスタートし更に活気づいています。

順位まとめ

01位 呪術廻戦
02位 東京卍リベンジャーズ
03位 チェンソーマン
03位 ブルーロック
05位 SPY×FAMILY
06位 進撃の巨人
07位 鬼滅の刃
08位 東京喰種
09位 黒子のバスケ
10位 青の祓魔師
10位 七つの大罪
10位 マギ
13位 ゴールデンカムイ
14位 ハイキュー!!
15位 転生したらスライムだった件
16位 五等分の花嫁
17位 ワンパンマン
17位 その着せ替え人形は恋をする
19位 彼女、お借りします
20位 盾の勇者の成り上がり
21位 僕のヒーローアカデミア
22位 暗殺教室
22位 銀の匙 Silver Spoon
24位 かぐや様は告らせたい
25位 弱虫ペダル
26位 僕だけがいない街
27位 妖狐×僕SS
28位 ソードアート・オンライン
29位 オーバーロード
30位 バクマン。
31位 テラフォーマーズ
32位 無職転生 ~異世界行ったら本気だす~
33位 からかい上手の高木さん
33位 ダイヤのA
33位 干物妹!うまるちゃん

まとめ

放送後の発行部数は、アニメ放送が終わった直後のデータです。
また2010年以降のアニメに限定したのは、それ以前の作品は発行部数の詳細なデータがなかったのと、昔の作品は1クールではなく年単位での放送が多く、比較が困難な為です。
現代は通販や電子書籍ですぐ入手できる分、昔よりもアニメ化効果がすぐに出やすいという条件の違いもあります。

鬼滅が一番じゃないのは意外ですけど、神回「ヒノカミ」が後半だった分、爆発的に売れるのが遅かったみたいですね。
これからも呪術や東リベを超える爆発力を持った作品が登場する事に期待しましょう!

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