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Jan
【プリンセス・プリンシパル Crown Handler】劇場版の内容を予想! 新キャラ&伏線は?
宿敵との決着は?
テレビシリーズにおいては、アルビオン王国公爵のノルマンディー公、その秘書のガゼル、共和国の情報組織「コントロール」に所属する凄腕のスパイ・ゼルダがアンジェ達の宿敵として描かれていました。
彼等との決着も、続編の大きな見所になるでしょう。
最終回の12話では、ノルマンディー公がプリンセスと共和国との結びつきに気付いたことが示唆されました。
元々王位継承権第4位ながら国民人気の高いプリンセスを警戒していただけに、共和国とプリンセスを共倒れにさせる画策を練る可能性が高そうです。
プリンセスとアンジェにとっては最大の難敵となるでしょう。
秘書のガゼルはテレビシリーズでドロシーの父親を殺害しています。
続編では、その因縁が何らかの形で描かれるのではないでしょうか。
ゼルダは名目上コントロールの一員でありアンジェたちの先輩に当たる人物ですが、Lの後任として軍部から就任したジェネラルと同じタイミングで出張って来ている為、軍事情報部の人間である可能性が高いと思われます。
共和国は穏健共和派の政府と革命推進派に当たる一部の軍部が対立しており、もし革命推進派とノルマンディー公の利害が一致した場合は、両者が一時的に水面下で手を組むことさえも考えられます。
コントロールの面々もまだしっかりとは掘り下げられておらず、軍部からの調整官である大佐はもちろん、他の人間もアンジェ達の味方とは限りません。
ちせの母国である日本も、王国と共和国のどちらに付くかは決めていません。
アンジェ達はかなり厳しい戦いを強いられることになりそうです。
黒蜥蜴星の謎は語られる?
出典 : Amazon.co.jp
1話目からアンジェの口癖として頻繁に使用している「黒蜥蜴星人」。
元ネタは推理作家・江戸川乱歩の『黒蜥蜴』に登場する同名の女盗賊と思われます。
当然アンジェが『黒蜥蜴』を読んだという訳ではなく、メタ視点におけるモチーフですね。
アンジェが「黒蜥蜴星人」を名乗るのはほぼ一貫して「自分に正直な時」です。
スリの子供を助ける時の「通りすがりの黒蜥蜴星人。正義の味方よ」というセリフに象徴されるように、スパイとしての非情な自分とはかけ離れた行動をする際に告げることが多いようです。
また、自分を訝しむベアトに「私とプリンセスは黒蜥蜴星から来た姉妹なの」と言ったこともあります。
その為、黒蜥蜴星とはアンジェの理想の世界で、黒蜥蜴星人は自分の理想像だという意見が良く見受けられます。
また同時に、第3話冒頭で宣言した「私が騙してあげる。あなたも、世界も、そして私自身さえも」というセリフを実践するための暗示という見方もできます。
黒蜥蜴星はアンジェとプリンセスの理想の世界であり、アンジェはその世界から現れた正義の使者。
偽らず、悪を許さず、強くて優秀な存在。
自分をそう騙すことで、アンジェは目的へ向かう強い意志と鋼の精神を得ようとしたのかもしれません。
ただ、黒蜥蜴星人について続編でハッキリとした回答が提示されるとは限りません。
この件については、視聴者の想像に委ねるという方がオシャレな気もします。
ケイバーライト障害は物語に絡んでくる?
一定範囲を無重力化させるケイバーライトは、アルビオン国の強大な軍事力の象徴であり、絶対的な切り札です。
王国と共和国に分断されてからは、その採掘や加工技術を巡って凄まじい駆け引きが行われているのは想像に難くありません。
しかしこケイバーライトは有害性で、「ケイバーライト障害」と呼ばれる視野異常を引き起こすことがわかっています。
作中では1話でケイバーライトの研究者・エリックの妹のエイミーが被害者となっていました。
アンジェは個人携帯型ケイバーライト移動装置「Cボール」をスパイ活動時に愛用しています。
ケイバーライト障害の脅威に晒されるかもという懸念はありますが……Cボールの使用過多でケイバーライト障害が引き起こされるという描写は、少なくともテレビシリーズではありませんでした。
なので続編でもアンジェがケイバーライト障害になる可能性は低そうです。
ただ、何らかの罠でこの障害が利用される可能性はあるかもしれません。
プリンセスが生き残る方法は?
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テレビシリーズにおいてはあまり深く語られることのなかった王位継承問題。
ノルマンディー公がプリンセスを警戒していること、プリンセスの共和国との繋がりをほぼ確信していることから、続編ではこの件が掘り下げられる可能性はかなり高いと思われます。
最終話でプリンセスは、革命の連鎖を断ち切るため自らの命を差し出す覚悟で女王になると訴えました。
しかしアンジェがそれを許すとは思えません。
アンジェだけではなくスパイチーム全員がそうです。
プリンセスが死なずに革命の連鎖を終わらせ、国を変える方法はないのでしょうか。
考えられる展開は「他国の侵略」です。
王国と共和国が分断した直接の原因は議会共和派の革命ですが、間接的な原因として「ケイバーライト独占による覇権国家の確立」があります。
つまり、強過ぎる軍事力のため他国が脅威ではなく、国内で力を合わせる必要がないという状況だったからこそ、分断が起きたということです。
逆に言えば、他国の脅威に晒されてしまえば、内戦などしている場合ではなくなります。
共通の敵が生まれることでまとまるというのは、割と良くある話です。
例えばですが、「アルビオン国の軍事力を低下させるために他国が議会共和派を裏で支援し革命を起こさせ、まんまと国を分断させていた」といった妄想も捗ります。
その場合、頃合いを見てその国はアルビオン国の侵略とケイバーライトの強奪を目論むでしょう。
メインキャラクターの顛末は?
出典 : Amazon.co.jp
この作品では人が死にます。
アンジェは任務のために人を殺めてもいます。
決して綺麗事だけを描いたお話ではありません。
そのため、メインキャラクター全員が生存できるとは限りません。
5人の中で最も死の匂いがするのは、アンジェです。
プリンセスの命を救うために彼女に扮して処刑台に立ち、プリンセスの代わりに命を差し出す……という展開は当然考えられます。
1話目であえてアンジェが人を殺す描写を入れたのも、彼女が光の当たる場所で生きられる結末はないという暗示なのかもしれません。
逆にプリンセスは、自らの死を示唆したことで却って死ぬ可能性は低くなったと言えます(アニメのお約束)。
何より、彼女の死はアンジェが何を犠牲にしてでも阻止しようとするでしょう。
一方のプリンセスは、アンジェの命とアンジェの願い(国の統一)を天秤にかける時が来たら、果たしてどちらを選ぶのか……難しいところです。
ドロシーはテレビシリーズ放送中から、何故か一番死にそうだと言われていました。
恐らく年長者でお色気要員だからでしょう。
ガゼルと因縁があるだけに、父親の仇を討って相打ちに……なんてことも考えられます。
ベアトは戦闘要員ではないため、戦場で散る可能性は低そうです。
ただ、彼女の目的はプリンセスと一緒にいること、プリンセスを守ることなので、プリンセスが断頭台に立つとしたら運命を共にしようとするでしょう。
しかしそれはベアトの死のフラグというよりは、プリンセスが死なないフラグかもしれません。
ちせは12話で任務より仲間の救出を優先したことで、上司である堀河(ほりかわ)公からの信頼を失った可能性もあります。
もし日本が王国側に付く場合、ちせの立場は難しいものになるでしょう。
とはいえ、ラストシーンでスパイチームの面々と行動を共にしている時点で、特にお咎めはなかったと思われますが。
これらを総合的に考え、アンジェはかなりヤバい、ドロシーもちょっとヤバい、他は生き残る可能性大と予想します。
できれば全員生き残って、完全無欠のハッピーエンド……となるのを期待したいのですが。
まとめ
アンジェ役の今村彩夏さんの引退、スマホゲーの終了など、いろいろあって中々続報がなくやきもきしましたけど、ついに公開日が決定しました!
予定通り全6章構成なのか、そこも今後変わってくるのかはまだわかりませんが、メインキャラ全員を完結までしっかり描いて欲しいですね。
月刊COMICリュウでテレビシリーズのコミカライズもスタートしているので、復習にはちょうどいいタイミングです!
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