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May

アニメ実写化失敗ランキングTOP30! 歴史上、最も爆死した映画作品は?

20位:ママレード・ボーイ


(画像引用 : Amazon)

原作連載:1992~1995年
アニメ放送:1994~1995年
実写映画公開:2018年

原作売上:1000万部
アニメ視聴率:12.9%
興行収入:3.8億円
公開館数:292館

アニメ版は1990年代前半の朝に放送され、当時の子供たちにとってかなり刺激的な内容でした。
それから約25年の月日が経ち、当時の子供はもう立派な大人になっており、その世代を狙い撃ちするにはちょっと時間が経ちすぎているし、その世代のお子さん達はまだ10歳前後が多いと思われ、ややターゲット層が不明瞭なタイミングでの実写化となりました。

また実写化に伴いコメディ要素をほとんど排除している為、原作ファンにとってもやや取っつきにくかったようです。
案の定、興収はかなり低めになってしまっています。

19位:宇宙兄弟


(画像引用 : Amazon)

原作連載:2007年~
アニメ放送:2012~2014年
実写映画公開:2012年

原作売上:3100万部
アニメ円盤売上:0.1万枚
興行収入:15.7億円
公開館数:322館

モーニング連載の作品で、作風的にも内容的にもアニメより実写向けという印象が強く、実際アニメ化より実写映画化の方が先に発表されました(ただし公開はアニメが先)。
小栗旬さんと岡田将生さんが主演という事で、非常に大きな期待を持たれていましたが、賛否両論がハッキリ分かれたようです。

一番多く見られた否定意見は「2時間前後に纏めた事で内容が薄くなった」というものですが、これはあらゆる実写映画に当てはまる事。
ただ本作の場合、訓練シーンの絵が地味にならざるを得ないので、内容が薄まると余計に地味な絵面になってしまうという問題が生じてしまったようです。

興収15億強は実写映画としてはヒットの部類ですが、本作の原作人気からすると期待に届いたとまでは言えません。
実際、公開直後は「30億も狙えるロケットスタート」と報道されましたが結果はその半分でした。

18位:ガッチャマン


(画像引用 : Amazon)

アニメ放送:1972~1974年/1978~1979年/1979~1980年/2013~2015年(クラウズ)
実写映画公開:2013年

アニメ円盤売上:0.5万枚(クラウズ)
館興行収入:4.8億円
公開館数:307館

1970年代に一世を風靡したSFアニメを原作とした実写映画。
オリジナルアニメの実写化は比較的珍しく、往年のファンにとっては寝耳に水の実写化だったと思われ、当初はネタ的な受け止め方をされていたようです。
しかし同時に実写化が発表され先に公開されたヤッターマンが興収31.4億円とヒットした事で、その後に控えていた本作にも大きな期待が寄せられるようになりました。

ですが……「実写化するはずない作品が実写化した」というサプライズはヤッターマンでお腹いっぱいになっていたのか、本作の公開が始まる頃にはファンの熱も冷めていました。
また、内容に関しても「ストーリーが暗い」「重苦しい」など、期待されていたものとは違っていたようです。

17位:魔女の宅急便


(画像引用 : Amazon)

原作連載:1982~1983年
アニメ放送:1989年
実写映画公開:2014年

アニメ興行収入:43.0億円
実写興行収入:5.3億円
公開館数:281館

ジブリ作品は基本的に実写化は舞台のみで、本作も「ジブリ作品の実写化」という訳ではありません。
あくまで原作である角野栄子先生の児童書を実写化した作品です。
なのでジブリ版魔女宅とは内容が異なって当然ですが、多くの人が本作をジブリオリジナルの作品と思っている為、「あの有名なジブリ映画の魔女宅が実写化される」という誤解が生じ、内容が大きく異なる事に驚いていたようです。

こういった事前に誤解が生じやすい作品は、どうしても先入観と実際の中身とのズレによって評価が低くなりがちで、本作も「アニメ(ジブリ版)と比べて~」といった論調が多く、興収も評価も芳しくない結果に終わっています。

16位:氷菓


(画像引用 : Amazon)

原作連載:2002年~
アニメ放送:2012年
実写映画公開:2017年

原作売上:290万部 (古典部シリーズ)
アニメ円盤売上:1.0万枚
興行収入:1.3億円
公開館数:225館

「氷菓」は米澤穂信先生が手掛けるミステリ小説「〈古典部〉シリーズ」の第1作目で、京アニによってアニメ化された際も古典部シリーズではなく氷菓のタイトルでした。
その為アニメから入ったファンがターゲットだったと思われますが、評価に関しては当時20代前半だった面々が高校1年生を演じていた為、キャスティングに賛否があったようです。
超常現象がなく日常の中に潜む謎を解くという物語なので、実写化との相性が良いタイプだと目されていましたが客入りは悪く、失敗の烙印を押されてしまいました。

15位:弱虫ペダル


(画像引用 : Amazon)

原作連載:2008年~
アニメ放送:2013年~
実写映画公開:2020年

原作売上:2800万部
アニメ円盤売上:0.6万枚(1期)
興行収入:6.9億円
公開館数:339館

2012年からは毎年舞台化されているため実写化との相性も良く、ファンにとっては満を持しての実写映画化だった筈でしたが、期待されていたほど興収は伸びず。
原作・アニメを知らない層からの評価は決して悪くはありませんが、原作組からの評価は賛否がハッキリ分かれていたようです。

本作は各キャラの個性が非常に強く、それは見た目や性格だけでなく選手としての特性においても表現されていますが、その点の見せ方、映像や演出に関して否定的な意見もあったようです。

14位:嘘喰い


(画像引用 : Amazon)

原作連載:2006~2017年
実写映画公開:2022年

原作売上:1000万部
興行収入:2.8億円
公開館数:339館

暴力シーンや倫理的にアウトなシーンが多いためテレビアニメ化はされていない本作ですが、作品人気はかなりのものとあって、実写化が決まった際には原作ファンから熱い期待を寄せられていました。
しかしやはりアニメ化していない事で知名度自体に限界があったのか、スクリーン数の割に興収は寂しい結果に終わっています。

評価自体はそれほど低くはなく、原作組の中でも「原作を再現してくれた」派と「原作が蔑ろにされている」派と真っ二つに分かれているようです。

13位:こちら葛飾区亀有公園前派出所


(画像引用 : Amazon)

原作連載:1976~2016年
アニメ放送:1996~2004年
実写映画公開:2011年

原作売上:1億5650万部
アニメ視聴率:17.0%
興行収入:8.2億円
公開館数:277館

ジャンプで40年連載されていた名物作品で、アニメも長期間放送された事から高い知名度を持つ『こち亀』。
その国民的マンガが2009年に香取慎吾さん主演でドラマ化され、その流れで同キャストによる映画化も実現しました。

香取さんは全力で両津勘吉というキャラに挑んでいましたが、やはり体型も顔も乖離しているのは否めず、原作ファンにとっては納得し辛いキャスティングになってしまい、ドラマ視聴率も映画興収も芳しくない結果に終わっています。

12位:東京喰種 トーキョーグール


(画像引用 : Amazon)

原作連載:2011~2018年
アニメ放送:2014~2018年
実写映画公開:2017年/2019年

原作売上:4700万部
アニメ円盤売上:0.3万枚(1期)
興行収入:11.0億円/3.6億円
公開館数:307館/292館

タイミングを逸した感の強い実写化となってしまった本作。
原作はヤングジャンプの黄金期を支えた大ヒット作ですが、1作目が公開されたのは既に人気のピークを過ぎた時期で、2作目に至っては完結後。
その為、1作目はどうにか10億を超えたものの2作目は2/3減と大きく興収を落としてしまいました。

キャスト陣への不満は比較的少なく、ストーリーやCGも賛否はあれど否定意見ばかりが多いという印象もなく、実写化の中では決して酷い部類の評価という訳ではありません。
ただ前述したタイミングの悪さ、またグロテスクな表現が多いため人を選ぶ作品だった事が災いし、大幅ダウンという結果になったと思われます。

11位:ジョジョの奇妙な冒険


(画像引用 : Amazon)

原作連載:1986年~
アニメ放送:2012年~
実写映画公開:2017年

原作売上:1億2000万部
アニメ円盤売上:2.0万枚(1期)
興行収入:9.2億円
公開館数:323館

膨大な数の熱狂的ファンがいるジョジョの実写化を成功させるとなると、作り手側も相当な原作愛をもって制作しなければ難しい。
それを見事に実現させたのが2020年より展開している『岸辺露伴シリーズ』で、ジョジョ好きを以前から公言していた高橋一生さんが露伴を演じ、アニメシリーズでジョジョファンからの信頼を得ている小林靖子さんが脚本を担当するという鉄壁の布陣で臨んだ結果、ファンの設定した高いハードルを見事に飛び越えてみせました。

そんな露伴シリーズとは対照的にファンからの支持を得られなかったのが、4部を実写化したこの映画。
スタッフやキャストの陣容から「ジョジョを作る為に集結した」というより「人気漫画の実写化を生業とするいつメン」という先入観が強く、多くのファンが映画館に足を運ぶまでに至らなかったようです。

内容については実はそこまで酷評が多い訳ではなく、「賛否がハッキリ分かれている」くらいの評価になっています。

コメント

  1. ムビ郎 より:

    キャシャーンが抜けている。
    あとうさぎドロップは主要キャラの一人が何故か酷い改変をされていて、それだけで全てが台無しになっていた。

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