25
Oct
【結城友奈は勇者である】結城友奈が勇者である理由【ゆゆゆ解説・考察】
ストーリーの時系列
『大満開の章』に『楠芽吹は勇者である』の描写がある事で分かりにくく、スピンオフを含む各章の作中の時系列について混乱しやすいのでストーリーの流れを表にしました。
暦 | 章 | アニメ | 概要 |
2015 | のわゆ | ? | 四国が残されるまでの前日譚 |
2018 | のわゆ・しうゆ | ? | 諏訪の勇者・白鳥歌野の物語 |
298 | わすゆ | ゆゆゆ2期1-6話 | ゆゆゆまでの前日譚 |
くめゆ | ゆゆゆ3期2話 | 三ノ輪銀から三好夏凜へ引継ぎ | |
300 | ゆゆゆ | ゆゆゆ1期全12話 | 勇者部バーテックスに勝利 |
くめゆ | ゆゆゆ3期3-4話 | 防人と生贄の巫女 | |
ゆゆゆ | ゆゆゆ2期7-12話 | 友奈の神婚と天の神との戦い |
(大満開の章4話までの時系列です。)
【表中の略称】
鷲尾須美は勇者である=わすゆ
結城友奈は勇者である=ゆゆゆ
乃木若葉は勇者である=のわゆ
白鳥歌野は勇者である=しうゆ
楠芽吹は勇者である=くめゆ
勇者であるシリーズ本編は『大満開の章』4話までの間に『結城友奈は勇者である』と『鷲尾須美は勇者である』と『楠芽吹は勇者である』がアニメ作品となっています。
『乃木若葉は勇者である』のエピソードが『大満開の章』で描かれるのかは不明ですが、関連した部分が今後登場する可能性もあるため、表中では「?」と表記しています。
これまでの1~2期のストーリーは別記事にて紹介されています。
勇者システムというブラックな要素
勇者システムは『結城友奈の章』に登場した大赦が開発した変身アプリで、神樹に選ばれた少女たちが供物となることを前提とした非情にブラックなシステムです。
変身アイテムがスマホアプリとして開発されているところは現代的なのですが、穢れのない少女を犠牲にするこのシステムには、現代の社会事情も垣間見えるので違った意味でもブラックな要素があります。
『勇者の章』では勇者システムが改良されて散華することはなくなりましたが、精霊のバリアが亡くなった事で死亡する確率が上がっているので戦いの非情さは変わりません。
『大満開の章』の『防人編』では、『楠芽吹は勇者である』の量産型システムとして弱体化した防人の少女たちの戦いが描かれていて、ブラックなシステムである反面で強かった勇者システムと比較すると、防人たちのシステムは「星屑」達との戦闘でも苦戦していました。
どちらかというと、質より量で「星屑」に対応することを想定しているのでしょう。
満開(まんかい)ゲージ
『結城友奈の章』に登場する満開は勇者システムの機能の一つで、5つの満開ゲージが溜まると発動できる強力な武装や衣装を入手できます。満開ゲージには変身時の戦闘能力を強化できるメリットと散華というデメリットがあります。
満開する毎に精霊と呼ばれる存在が1体所有でき、精霊の所有に上限は無く『鷲尾須美の章』で乃木園子は21体を取得しています。このことは『結城友奈の章』で乃木園子から東郷美森によって語られていました。友奈の満開ゲージは右手の甲に桜の花弁がデザインとして表示されていて、攻撃や精霊の防御によって溜められます。
『勇者の章』では満開ゲージには改良がおこなわれて、デメリットだった散華がなくなったため、満開を発動しても身体機能が損なわれることはありません。
散華(さんげ)という生贄
大赦が勇者部のメンバーに隠していた勇者システムの機能で、神樹に与えられる強力な力の代償として身体機能の一部を供物として捧げる残酷なデメリット機能。供物となる部位を選択することはできず、勇者が所有している記憶も供物となる場合があります。
『結城友奈の章』で友奈は最終決戦での散華で、一命はとりとめたものの身体機能のほとんどを失ってしまいました。
乃木園子も度重なる戦闘で身体機能を失ってから2年以上の期間が経過していたことから、身体機能の回復は絶望視されていましたが、最終決戦の後に勇者として戦った勇者部と乃木園子は身体機能を回復しています。
『勇者の章』以降で散華は起こっていませんが、『防人編』2話で楠芽吹の防人システムの胸部でゲージらしき部分が減っていたことから、不穏な展開が予想されます。