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2014年10月にアニメ1期が放送された「結城友奈は勇者である」。2017年には過去編である「鷲尾須美の章」、正式な続編となる「勇者の章」が公開されました。『ゆゆゆ』の略称で親しまれている同シリーズは、イラストノベル化やゲーム化も果たしている大人気作品です。

2021年11月には「ゆゆゆ」第3期となる「大満開の章」が公開されます。この記事では1期と2期のストーリーを振り返ると共に、3期のストーリー展開を大胆に考察していきます。

1期「結城友奈の章」のストーリーまとめ

時は神世紀300年。人々は壁に囲まれた世界で、「神樹さま」と呼ばれる存在を信仰していました。四国にある讃州中学校に通う中学2年生の結城友奈は「勇者部」に入っています。

友奈は部員であり親友の東郷美森、部長の犬吠埼風、その妹の犬吠埼樹の4人で、世の中の役に立とうとボランティア活動にいそしむ毎日を過ごしていました。

しかしある時、少女たちは突然、神樹がつくる結界「樹海」に飛ばされます。そして部長の風から、実は勇者部のメンバーは、世界の統括組織「大赦(たいしゃ)」によって集められた勇者の適性を持つ者達であるということを告げられます。

勇者達の使命は、神樹を狙うバーテックスと呼ばれる謎の敵を討伐すること。もしバーテックスが神樹に到達した場合、世界が滅亡してしまうというのです。

風が明かした驚愕の真実に動揺する友奈たちでしたが、それでも勇者部の本懐を思い出し、世界を守るため、バーテックスと戦うことを決意します。途中、大赦から派遣された三好夏凛が勇者部に加わりました。

ある時、バーテックスとの戦いで苦戦した友奈たちは勇者の力を解放させる「満開」を使用します。満開には、大きな力を得る代償に体の一部の機能を奪われるという恐ろしい機能「散華」が搭載されていました。

歌が大好きだった樹は声を失い、風は自責の念に苛まれます。一方、友奈と美森は散華によって寝たきりとなった元勇者・乃木園子と面会。美森は自分がかつて、園子と共に戦っていた勇者・鷲尾須美であることを思い出します。記憶を失っていたのは散華の影響でした。

さらに美森は、世界のほとんどがすでに滅んでおり、四国を囲む結界の外はバーテックスが跋扈していることを知ります。絶望した美森は、勇者というシステムを必要とするこの世界そのものを滅ぼそうと、結界の一部を破壊し、バーテックスを引き入れてしまいます。

風と樹は世界を守ろうと立ち向かいますが、友奈は真相を知ったショックで変身できなくなっていました。しかし、4回も満開を発動する夏凛の戦いぶりに後押しされ、再び立ち上がります。

そして美森を説得し、勇者部全員の力によって超巨大バーテックスを打ち倒すことに成功します。バーテックスは一時的に壊滅し、散華によって失われた体の機能も戻ってきました。

友奈だけは戦いが終わった後も意識を喪失したままでしたが、美森たちの必死の看護により、見事回復します。

2期「鷲尾須美の章」ストーリーまとめ

2期の1話から6話では、1期に登場した東郷美森の過去が描かれます。東郷家の養子となる前、彼女は鷲尾姓を名乗っていました。物語の冒頭、小学生6年生になった鷲尾須美は、同級生の乃木園子、三ノ輪銀とともにバーテックスから神樹様を守るお役目に就くことになりました。

愛国心が人一倍強い須美は当初、お役目に対する責任感が強すぎるあまり融通が利かなかいところもあったのですが、マイペースな園子や姉御肌の銀と過ごすうちに、堅物だった性格は徐々にほぐれていき、小学6年生の女の子らしい可愛い1面をのぞかせるようになります。

3人はあだ名で呼び合うようになり、修行や遊びを繰り返す中で友情も深まって行きます。このまま幸せな日々がずっと続くかに思われた時。1度に複数のバーテックスが襲来するというイレギュラーな事態が発生。

そしていつも切り込み隊長を務めていた銀が、大けがを負った須美と園子に代わって1人で戦い、命を落とすという悲劇が起こります。残された2人は悲しみに暮れますが、それでも銀の遺志を継いでお役目を全うしようと戦い続けます。

しかしその裏で、教育係であった安芸先生が上層部と不審なやりとりを行っていました。安芸先生のパソコンの画面には、「勇者システムのアップデートが決定した」という文字列が。

そして再び悲劇が起こります。「アップデート」の儀式を受け。力を増したバーテックスに挑むすみとその子。苦戦を強いられる中で、彼らはあなたに勇者搭載された勇者の。力満開システムを発動します。そして須美は両足の自由と記憶を。園子は両目。左手。続いて全身を奪われます。

1人ぼっちで記憶喪失になった須美は、東郷家の養子にとなり、鷲尾須美から東郷美森になります。そんな彼女の元に結城友奈が尋ねてきて、1期の冒頭へとつながります。