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Jun
【ひげを剃る。そして女子高生を拾う。】2期の可能性を徹底検証! 配信絶好調も1期で原作ラストまで映像化決定?
原作は5巻で完結! 1期でラストまで映像化
出典 : Amazon.co.jp
売上や配信実績と並び、2期制作において重要な意味を持つのがストックの有無と刊行状況。
ストックがなければ幾ら人気作でも続きは作れませんし、原作の連載や刊行がストップしてしまっている場合、ますます2期は遠のきます。
実際、それが理由で2期決定の告知から何年経っても実現していない作品は存在しています。
一方で、ラノベ原作のアニメはストックにあまり問題が生じないケースが多く、アニメ1期が放送された時点で2期どころか3期、4期まで作ることができるほど潤沢なパターンも珍しくありません。
コミックス3~5巻分で1クールを制作する漫画と違い、ラノベは1~3巻で1クール作られることが多いため、アニメ化が決まった時点で6巻まで出ていれば、2期までのストックは既に確保している状態と言えます。
1巻の刊行から3年以内にはクリアできる巻数なので、アニメ化が決まった時点で6巻を超えていることがほとんどですね。
ただし、ひげひろはそのケースには当てはまりません。
アニメ放送が始まった時点で4巻までのリリースに留まっており、放送中の2021年6月に5巻が発売されたばかりです。
それでも、ここまで刊行が進んでいれば2期の制作には差し障りないのが普通ですが……ひげひろの場合、この刊行状況が2期の大きなネックになっています。
というのも、本作は5巻で完結を迎えたからです。
よって、アニメの消化ペース次第では2期を作るストックが足らないということになります。
そしてアニメ1期は、原作3巻より登場する吉田の元カノ・神田先輩のエピソードを丸々カットするなど、かなり駆け足で進んでいます。
これは恐らく、アニメ化企画の段階で全5巻という原作の構想を受け、1クールで最終回まで映像化するという構成で作られていると思われます。
実際、アニメは7話までで3巻を消費するという、ラノベ原作アニメではあまり見られない消化ペースで、10話の時点で4巻ラストまで進みました。
間違いなく1期で最終回まで映像化されるでしょう。
そうなると、2期の可能性は極めて低くなります。
幾ら人気があっても、原作のラストシーンまでアニメ化されたとなれば、もう1クール作られるとは考え難いでしょう。
OVAの可能性は?
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2期の可能性はほぼなくなったと思われるひげひろですが、アニメ化展開が完全に終わったかと言えば、そうとは限りません。
OVAのリリースという線が残っています。
本作を刊行している角川スニーカー文庫は、『新妹魔王の契約者』などでテレビアニメの後にOVAをリリースしている実績があるので、ひげひろもこのパターンになることは一応あり得ます。
ただし、テレビアニメ後のOVAは通常、円盤の売れた作品のみ制作されるもの。
配信で好調な作品の場合、可能性が高いとまでは言えません。
それでも、原作は完結したもののコミカライズはまだ続いているので、その販促も兼ねてOAD付き特装版が作られるかもしれません。
そこで、もしOVAが制作される場合、どのエピソードが映像化されるかを予想します。
アニメでは様々な場面が削られましたが、まとめてカットされた神田先輩のエピソードは1話分作るには十分なボリュームなので、有力候補となるでしょう。
冒頭にエロい描写のあるお話なので、OVAならではの過激な描写ができる点も魅力です。
また、4巻と5巻の間に発売された『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。Each Stories』も有力候補です。
これは、各キャラの日常を描いた短編集で、吉田以外の人物の一人称で描かれているエピソードも多く、新鮮な内容になっています。
短編集をOVA化するケースは結構あるので、このEach Storiesも候補の1つでしょう。
それ以外だと、オリジナルエピソードという可能性もあります。
例えば完結後のアフターストーリーをしめさば先生の描き下ろしで……となれば、需要はかなり見込めるでしょう。
まとめ
これだけの話題作・人気作になったのに、1期だけで終わらせるのはちょっと勿体ないですよね。
2期は無理でも、なんらかの形で映像化して欲しいです!
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